Break Arts プリン好きのツンデレバーサーカーに狙われながら反動でほぼ乙る最終奥義を扱いたい
時は2030年、地球では生まれてから死ぬまでに能力を発現するものが10人に1人の割合でいた。様々な進歩を遂げるが能力者を武器とした戦争にかまけるばかりでその分機械や医療においては自分たちで革新していくことを忘れ結局のところ人々は能力に依存していた。ある日大罪人が輸送中の車から逃亡し、逃げ切れないと悟るやいなや逃亡犯は憎き世界に手向ける花とばかりに自分の能力を盛大に使い息絶えた…。逃亡犯の能力は地球全体に広がり、世界の空にいくつもの穴を開けた。その穴から本来この世と結びつかないはずの世界線の住人たちが侵入してきて町を滅ぼし人は無残にも殲滅され能力者たちの抵抗もむなしく地球は間もなく火の海へと変貌した。世界は一度終わりを迎えたかに思えたが残った人々により人間たちの絶滅は食い止められた。そうしてギリギリの戦いから世界は学び今まで能力者同士で戦争を行ってきたのを、世界に侵入してきた異世界人の殲滅に方向性を変え若き能力者を地球に跋扈するそれらに反旗を翻す能力者育成機関の学園を創設した。時代はそこから100年後の2129年、学園に通う生徒たちの物語である。とある事情により1カ月遅れで入学した影城黒無(かげしろくろむ)は生徒の実力によって待遇の変わる実力主義の学園に戸惑いながらも己の才覚を発揮しツンデレバーサーカーにシスコンに歩く波動砲、濃いキャラにやれやれしながら成長していく異能力バトル学園もの。