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49体目 オレたちの戦い

スーパーダイジェストェ……

 多数の被害を出しつつも戦いは終わった。

 智恵さんはエルダーファレーナを倒しきることなく時間制限がきた。

 その後リード氏が善戦するも、重傷を負い戦線離脱。

 悪戦苦闘の末オレが開発した必殺技でトドメを刺す。

 結果、オレのレベルアップは大きく上昇。

 しかし事態はそこで終了していなかった。

 使い魔が街から逃れ、世界中に散らばってしまう。

 そこからは毎日にようにゲートが地上へ開く。

 さらには「こちらから魔界に攻め込む!」と宣言した国が、ゲートを開いた事件もあった。

 一瞬の開門にもかかわらず、凶悪な魔物が大量に湧き出て甚大な被害を起こす。


 オレたちは攻めてきている者と接触すべく地下界へと向かう。

 事前に集めた情報もあり見つけ出すのは容易だった。

 侵攻してくる理由を聞いてみるも、最後まで聞く耳持たずで雌雄(しゆう)を決することとなる。


 年を越えしばらくした頃。

 地上では天上界からの威力偵察が始まった。

 カグツチ・ホムラ氏とその仲間の1人が再起不能の傷を負うも、これを撃退。

 天上界の攻撃に備え準備に準備を重ねる日々に入り、3月末までは平和が訪れる。


 その頃オレは、ドーレが天使の主に対して月末の報告をしてるところを盗み聞きしていた。

 その時、4の月になる前に帰還しろという命令が下った。

 ここで行かせてはいけないと思い、通信中に引き止めに入る。

 ドーレの主(あるじ)とは売り言葉に買い言葉となった。


 言い争いの途中でドーレにいますぐ帰還しろという命令が下るも、オレはさらに強く引き止める。

 悩むドーレに対し、預かっている霊核を破壊するという脅しも入る。

 しかし信じて欲しいというオレの言葉によって、帰還を阻止できた。

 当然霊核は破壊される。

 だがオレの進化した能力――≪霊体模写≫の力を駆使すれば、作り治すことが可能だった。

 通常なら魂の具現化をできても、時間が経てば消えてしまう。

 そこは厳しい制約(ルール)を能力に付与することで対応した。

 作られた魂はやがてドーレに馴染み、完全な治癒が完了する。


 ドーレの元(もと)主(あるじ)は激高(げきこう)した。

 受け持っている部隊を総動員して地上へと攻め込んでくる。

 激しい戦いになるも、相手は中隊規模でしかない。

 磨き上げた分身能力によって圧倒する。

 こちらもかなり消耗したが、トドメをさせる余力を残しつつも相手の隊長を見逃した。

 悪人ではないからだ。

 オレも戦闘中は相手を全力で殺しに掛かるが、戦いが終わったなら殺すことはしない。

 ここで見逃せば、後日また襲い掛かってくるだろう。

 だがそれは、善人であるこの人を殺す理由にはならない。

 天使たちの隊長である彼女は、地上に軍隊が攻めてくる日を教えてくれた。

 驚くことに、たったの1週間後だと言う。


 時間が足りない。

 今の戦力では到底、天上界の軍隊を撃退できない。

 そんな絶望的状況下に、天使が舞い降りた。

 クマーとレイナの上司だ。

 彼女はこの時のために準備を進めてきたという。

 その結果清川は、タイムマシーンの作成に成功していた……。

 200年前へと時間を跳び、必要な力を培(つちか)うことになる。


 定員は3人。

 まずオレが行くことになり、のぞみは必須だということで後1人。

 クマーが辞退した結果、レイナが同行することになる。

 滞在していた時間の分だけズレが生じるため、帰還は最長でも、過去での3年以内にと言われた。


 時間跳躍の直後、システムの不具合でオレたちはバラバラに飛ばされた。

 そこで出会ったのは、きこりの≪北村(きたむら) 和樹(かずき)≫。

 伝承に残っていた200年前の勇者だ。


 和樹と旅をすることになったオレは、のぞみとレイナを探す。

 道中≪小月(さつき)≫という刀鍛冶を助けた。

 結果、忠誠を誓われてしまう。

 彼女は窃盗丸にいたく惚れ込み、いずれはこんな刀を作りたいと言う。


 のぞみたちと合流後も旅を続け、魔王≪ドラムバルド≫の討伐を目指す。

 だがドラムという名に聞き覚えがあり、よく考え慎重に行動すべきだと判断した。


 魔王からの刺客には≪ミーファ≫や≪ソラ≫という者が居た。

 種族も合致して、ドーレの父と母だと確信をもつ。


 時間跳躍によって一時的な弱体化をしたオレは、レベル4000のドラムバルドとは互角だった。

 戦いもしたが、最終的には和解。

 未来の戦いのことを話し、戦力を増やすために地下界に国を作ると言ってくれた。

 その国こそ、地上へ訪問してきた2人の出身国だった。


 天地の魔塔の建設準備も整えた。

 亜人たちとの友好国、ウントリカの基盤も作成した。

 なぜかクソボケ天使になつかれもした。

 子供時代のリード氏も、奴隷商からエルフの団体一行と共に救い出した。

 途中で呪いの申し子というべき存在との騒動もあったが、過去でやるべきことは全てやった。

 未来へと戻り、天上界との戦いを始める時だ。





 元の時代に戻ると、戦争は始まっていた。

 尋常ではない被害が出ていたが、まだ開始したばかり。

 本格的な戦闘が始まる前には間に合った。


 戦う者たちにレイナとのぞみが力を分け与え、戦力は拮抗する。

 しかし天使長たちが複数現れ絶望的なまでに押され始めた。

 そんな時、地下界からの救援が到着する。

 さらに双樹も仲間モンスターの大群を率い、異世界からの帰還を果した。

 なんと、天界からの救援まで来た。

 人間を滅ぼすことに反対の者たちが参戦したのだ。

 その中には、以前見逃した天使長の存在も確認できる。


 それでも戦いは劣勢。

 オレは奥の手の、過去から持ち帰ったオーブを5つ取り出した。

 それぞれ、クマー、智恵さん、木崎さんプラスアルファ、レイナへと手渡し、東西南北の戦場へと向かってもらう。

 本格的に参戦した4人プラスアルファによって、戦いを拮抗状態にまで持ち込んだ。

 中心に居るオレを基点に、残す4つのオーブは共鳴を起こす。

 そして15分という時間魔力をため続け、地下界や天上界に続く道にある結界よりも強力な結界を作り出した。


 オレが敵と認識している勢力は結界からはじき出す。

 撤退を余儀なくされた天使は大人しく天上界へと戻った。

 反対派の天子方々と話した結果、天上界はまた長期の議会の後に判決を下すという。

 場合によってはまた戦争になる。

 備えは怠るなと言い残し、彼女らは帰っていった。


 大きな戦いを乗り越えたが、まだ安心はできない。

 オレたちの戦いは、まだまだ続く……。



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