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アラン、村役場で一晩を過ごす。(1)
男が倒された後も、村人たちが、騒ぎを聞いて、次々と家から外に出てきた。しかし、村長は村人たち全員に朝になるまで外に出ないで、家の中で過ごすように指示をした。
しかし、アランだけは、自分の家ではなく、村役場に行って、朝になるのを待つことにした。
村長室にいくと、2階、村長が待っていた。彼だけではなく、男が一人もいた。昨日、村役場で一人いた男である。
「来てくれてありがとうな。」村長は言った。
村長に指示されたわけでもないが、アランはあった椅子に腰を掛けることにした。朝までずっと立っている気にもなれない。
朝になるまでの正確な時間はわからなかった。しかし、おそらく、4時間ほどだろう。それまではそれまで、何もせずに、座って待つことにした。
「それにしても、何が起こったのか、自分でもさっぱりわかりません。爆音に目を覚まして、外に出たころには、騒ぎは終わってしまっていたので。」アランは言った。
「わたしもだよ。」村長が答えた。「だが、いまはどうすることもできない。」
「夜が明けるまでは何もできませんね。」アランは言った。
「その通りだ。待つしかない。」村長が答えた。




