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特に特徴なき旅路  作者: シッダールタ
第1章アルメラ編
7/7

7.媒介の器(前編)

「これは....古代文字が書かれていやすし装飾からしておそらく古代の遺物だと思いやすね」


「ダンジョンとかで拾ったんでやすか?」


「それが....

________________________


時計を拾った経緯、時間が戻ったことについて話した。


________________________


「なるほど......ちょっと奥に来てもらえやすか?」


「ああ、わかった」


ホルがについて行き店の奥に入った。

店の奥には骨董品や古本が棚に並べてある。


骨董品類は端に寄せられていて中央は少しスペースがあった。


「それじゃあ兄さん、その時計を腕につけてくだい」


俺は言われるまま腕時計をつけた。


「そのまま手に力を入れてみてくれやすか?」


手のひらを上にして少し力を入れてみる。

「.......っ!」


手に力を入れた途端、手のひらの上に微光を放つ時計の形をした紋章が現れた。

「........これは?」


「やはり.......これはどうやら兄さんの媒介の器(ばいかいのうつわ)のようでやすね」


「媒介の器?」

この世界に来て初めて聞く言葉だ。


「ん? あ、そういや兄さんこの世界の人じゃなかったでやしたね」


「そうだね」


「簡単に説明すると魔術や固有の技を使えるようになるものでやす」

「冒険者の兄さんだったらかなり役に立つ代物だと思いやすよ」


「しかし今の紋章は.........いえ、なんでもないです、あっしは商人なんで詳しいことはルアさんやエミリーさんに聞いた方がわかりやすいと思いやすよ」


「そうか.......ありがとう、聞いてみるよ」


時計を返してもらい店を出た。


魔術や技......これで俺も使えるようになったってことか。



あ.....やべっ、そういや今日まだノルマ達成しきってない。

さっさと狩ってしまわなくては...


__________

・『メルノ草原』


俺は草原に着くや否やハイスピードでモンスターを狩っていった。



ノルマを達成した後俺はルアに媒介の器について聞いた。


「........媒介の器は魔術や技を使うために必要な物です、形は人によって違い

冒険者の人はほとんどが持ってます。当然持ってなくても冒険者にはなれますが戦闘はかなり面倒です」


他にも媒介の器について聞いたが要は俺が異世界に来てしたかったことの大半ができるようになる物らしい。


しかし実際に使って見なくてはわからない。


手始めにまず.....スライムから。

技自体使ったことがないからどう使うのかわからないし、そもそも自分がどんな技を持ってるか知らないから

とにかく試す必要がある。


早速スライムを見つけたので技を試してみる。


時計をつけた状態で少し力を入れる。

スライムに時計の紋章が浮かび上がると同時にスライムの動きが止まった。


なるほど、見た感じ敵の動きを封じる系の技かな?


もう少し使って見たいとこだが今日はもう時間がない。

明日、他も試してみるか.....


媒介の器を超雑に説明


この世界にて技や魔術を使うには媒介の器が必要である。

媒介の器は人によって違い無機物だけとは限らない。

媒介の器を使うとき(使ったとき)に現れる紋章は媒介の紋と言い紋章または紋と略して言われる。

媒介の器は器と略して言われている。

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