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39、部活見学は刺激的(2)






あれから無事、補強工事も終わり解散した時には見学の時間はとっくに過ぎていた。



因みに、先輩が床に突き刺さった下の階の部屋では───。



「キャァアアアア!!!」


「足が!!天井から生えてきたわ(いや違うから)!!」


「待って?!動いているわよ?!」


「怖いわ!!」


「どうしましょう?!!」



かなり大パニック⋯大騒動になっていたそうな。


✵✵✵


「やっと解放されたわね」


「疲れた⋯」


「私も疲れました⋯。何だか⋯凄かったですね今日は」


「そうね⋯⋯ただの部活見学が、こんな大惨事になるなんて思いもしなかったもの」


『貴女が元凶よ』


知らなーい聞こえなーい聞きたくなーい


『聞いてるんじゃないの。都合の悪い事を聞き流そうとしないでくれる?』


子供だと思うでしょう?でもね、好奇心がどーしても!!勝っちゃうの!!仕方ないよね?!皆だって、そうなるよね?!


『だから!毎回、誰に言ってるのよ!!』


ただの独り言よ!!気にしちゃ負けよ!!!とにかく⋯⋯


「ソフィ⋯。頼むから危険なことに首を突っ込むのは⋯やめてくれよ」


「り、リアム⋯⋯気をつけるわ。ごめんね」


「ん、とりあえず⋯気をつけて」


それから3人で食事をとっていたら見知った顔が。


「スザクー!!」


「あ、ソフィ。久しぶりだな、元気にしてたか?」


「何、言っちゃってるんですか〜。数日前にも会ってるじゃない」


「そうだったか⋯?何か、凄く久しぶりに会った気分だった」


「まぁそういう時あるから、分かるわ。今から夕食?」


「いや、これから寮に戻るところなんだ」


「あ、そうなの⋯⋯じゃあまた今度、一緒にご飯食べましょ?」


「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯そうだな、気が向いたらそうするよ。じゃあな」


返答までに、かなりの間があったけれど。嫌なのかしら?まぁ気の所為ね。


「うん!またね〜!」


スザクは、爽やかに去っていった。久しぶりにあった気分なのは私も一緒!!


入学式の前日まで⋯ずーっと訓練を受けに行ってたから、毎日会っていたけれど。その習慣が無くなると、こんなにも会っていない感覚になるのね。


スザクは気軽い友達でもあり、師匠でもある。


本当に良い友人を持ったわ。あの時、抜け出して良かったと心底思う。また、ゆっくり話したいわね。


「ソフィ⋯⋯あんまり関わって欲しくない⋯」


「え?えぇ??!」


ものすごく言いずらそうに言ってくれたリアムですが。え?嫉妬??!嫉妬なの?!こんな貴重な!!きゃあああぁっ!!!


「リアム⋯⋯今、嫉妬してる?」


「そ、そんなことは⋯なか!!(ない!!)


「ふぅん⋯??」


「うっ⋯⋯」


言葉に詰まってる!!可愛いっ!!好きっ!きゃっ!っていかんいかん。顔が、ニヤけてるわ。


周りの人が凄い目で私を見ているわ。気をつけなきゃって無理よねぇ〜だって!!嬉しいから!!


「大丈夫よ。私、リアム以外の人には眼中に無いから。ね?」


「⋯⋯⋯⋯⋯⋯!!!!!」


リアムは誰から見ても分かるくらいに真っ赤になって───俯いた。可愛いです。頂きたいです。


え?食べたらダメって?犯罪者になるから?え?でもね?それぐらい可愛いの。ねぇ、何度も私ね言ってると思うのだけど飽きないの。


ていうか、それしか褒め称える言葉しらないの!!聞かせて、ごめんなさぁぁあいいい!!


『ほんとウザイわね』


ねぇ、ソフィ。それって7歳の発言なの?ねぇ、絶対違うでしょ?って、どこでそんな言葉を覚えてきたのよ。


『リア充爆発しろ』


ギャァアアアアア!!!!!私の記憶からじゃないのおおおぉおお!!!!


『そうに決まってるでしょ?そもそも、この国の人達にウザイなんて言っても分からないわよ。まぁ、貴女の前世の言語は多少、理解されるでしょうけど』


そうよね。なんかそこら辺、あやふやなのよね。でも、汚い言葉⋯⋯を貴族が言ってたりするから。ある程度は知識として存在しているのかもしれないわね。


そんなことを考えていたら目の前にいるリアムが私を急に見てこう言った。


おい()も、ソフィしか目に入らない」





ぐはぁっ?!!




なんだその真っ赤な顔で、一生懸命言い切った!!みたいな顔して。え、クソ可愛いかよ!!


何!?!急に私を殺しにかかってるの?!もう好き!!大好き!!貴方に出会えた私は幸せものです!!ハイっ!!


そうして二人の間には甘酸っぱい雰囲気が流れ───ヒロインであるアイラお姉様は赤面していたとさ。







おしまい。









ではなくって!!!ふぅ危ない危ない。あれから、夕食を食べて就寝時間のため布団の中にいる私。


明日は──実技の授業。


闇魔法は使わない方向で頑張るしかない。私が扱えるのは──風と土と微力の火魔法。そもそも、黒歴史(ストーリー)通り行くなら闇魔法のエキスパートと知っているのは私だけ。


そして、授業でも闇魔法は使うけれど高度な闇魔法は使えない──フリをして学園を過ごすのよね。


だから、使えるのは知られているけど⋯国宝級(チート)とまでは知られていないということ。婚約者であるレン様にすら知られてない設定。


だけど、私は明日⋯絶対に使うつもりはない。切り札は残しておくべきだし⋯⋯知られていいことは無いからね。


とにかく明日は、これ以上目立たないようにしなくちゃ。


『ボクたちにまかせてヨ!』


『そうだゼ!オレらにまかせロ!』








えぇ!!頼んだわよ!!








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