表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/75

18、奇跡の治療

ぼちぼち投稿していきます。





「どれくらい時間が経ったかしら⋯」


『そんなに時間は経ってないヨ』


『そうだゾ』


「という事は──1時間?」


私からすると、かなり濃厚な時間を過ごしていた気がしたのだけれど⋯(そりゃそうだろう)。なんて、ソイとウィンと話していたら⋯


「戻ってきたか⋯!!!」


「えっ!?」


森を抜けた先に、グレンさんが待ち構えていた。


「グレンさん!?なんで、此処にいるんです?」


「その前にだ。失礼」


体のあちこちを触られる。これは触診だな。


「大丈夫ですよ?」


「不思議なほど⋯大丈夫だな」


「もっ、ちろんですわよ!」


『まぁ⋯精霊様に気に入られてるしネ』


『だナ。じゃないとシンデル』


おーい!やめれい。死んでるとか言わないで!?

本当でも!!


「どうした?眉間に皺を寄せて」


「なんでもありません。あ、これ⋯例の花です」


「ほ、本当に持ち帰ったんだな⋯。無傷で⋯」


「えぇ!!アインちゃんと約束しましたもの。グレンさん、お薬を作って頂けますか?」


「勿論だ」


そうして、グレンさんは私が持って帰った花を

すり潰し、煎じ薬を作ってくれた。私は、と言うと⋯⋯⋯疲れていたのか、アインちゃんに寄り添うように眠った。


『ソイ、ボクたちも寝ようヨ』


『そうだナ』


ソイとウィンも私の頭の上を寝床にして

寝たそうな。



****



チュンチュン⋯⋯


「ふわぁぁ⋯⋯」


「⋯⋯ソフィ、お姉ちゃん⋯⋯?」


「⋯⋯おはよう。お花、持って帰ってきたわよ。って、あ!!」


「2人とも、よく眠っていたな。薬は完成した。持って帰れ」


「先生!!」


「まさか先生と言われるとは。まぁいい、そうだ。ソフィ。君に、客が来ているぞ」


「え?」


そうして入ってきたのは────


「ソフィ!!無事だったとね?!」





きゃぁぁぁああああ!!!!私の王子様!!




なんちゃって!!!凄い心配してくれているのが伝わる顔だった。そうして、ズカズカという言い方が正しい。


私に近づいてきたと思ったら─────





ぎゅうっと抱きしめられた。






「!?!?」







「凄い心配した。おいは⋯⋯ソフィに何かあったら──ソフィ?!」



私は⋯⋯というと。崩れ落ちた。



え?何でって?私、前世で男性と付き合ったことも皆無。付き合う前に、死んだが正しい。前世のほとんどを妄想で、生きてやり過ごしてきた。


私の1番の王子様(推し)に抱きしめられているこの状況に崩れない訳がなかった。



免疫、無さすぎだわ⋯⋯。




「ソフィ大丈夫たい?!」


「大丈夫⋯⋯⋯抱きしめてもらえるのは、嬉しいから⋯⋯」


多分⋯顔は真っ赤だろう。

それぐらい、熱い。いや、暑い。

心臓がドクドクと早まる。






あ、鼻血でそう──────






「!?!?!ごめんたい⋯!!!おい()、思わず⋯!」


今度は、リアムが真っ赤になった。

あぁ⋯。麗しいです⋯!!グッジョブありがとう!!照れリアムを拝めたわ!!!


「大丈夫です⋯⋯。私に、免疫が、ないだけだから──」


「免疫がない⋯⋯⋯おいが(俺が)初めてたい⋯?」


「え?抱きしめられたのは、うん⋯」


「ソフィの初めて⋯。嬉しか(嬉しい)⋯」


「へ⋯⋯?」


今、なんて?


「ゴホン。仲睦まじいのは結構だが、そろそろ本題に入ってくれるか?」


「───!!申し訳ない⋯⋯!!アインという女の子を探していたんだけど、この子が?」


「あぁ⋯」


「良かった⋯!お父さんが心配してるよ。その薬も一緒に持って帰ろう。あ、傷口は⋯」


「大丈夫だ。人間だったら、全治数週間はかかるだろうが。無理しなければ、動いても平気だ。向こうにも医者は、いるだろう」


「うん⋯!お医者さまいるよ!私、おとうさんのところに帰る!お姉ちゃんが、もってきてくれたこの⋯お薬、おかあさんに届けるの⋯!」


「それじゃあ⋯」


「とりあえず⋯待て。リム。君も、朝飯は、まだだろう?」


「え⋯。あ⋯うん」


「よし、飯を食べて行ってから村に戻れ。少し距離が、あるからな」


「ありがとう」


そうして私達は、四人で食事をとった。


「美味しかったわ」


「うん!!」


ニッコリと可愛い笑みを浮かべるアインちゃん。



あ、そういえば──ウィンとソイは⋯?


『おはヨ』


『起きてるゾ』


あら⋯!私の頭の上に居たの?!


『何だかんだで寝心地よかったからネ』


『だナ』


食事は?


『精霊のボクたちは、食事をとる必要は、ないんだヨ』


『まぁ⋯⋯取れなくもないけどナ』


プロテイン飲むって言ってたものね。そんなこんなで、2人とも話してるうちに食事は終わり⋯⋯



「グレンお兄ちゃん⋯!わたしを診てくれてありがとう。お母さん、たすけにかえるね!」


「ん。気をつけてな。まぁ2人も護衛がいるんだ。大丈夫だろうが」


「責任をもって俺が、ご両親に会わせますから」


「頼んだぞ。リム」


「はい⋯!」


「では、グレン先生⋯大変お世話になりました。また、会いましょうね」


「そうだな。お前なら、みんな歓迎する。気をつけて」


「はい!ありがとうございます!でも、私にはリムがいるので大丈夫ですわ!!」


えぇ!!なんせ尊い推しがいるんですもの!ズッキュンドッキュン!!!もう、それはそれは、愛しまくってますわよ!!



おっーほっほっほっ!!



そうして村を離れ────


「お父さん⋯!!」


「────!!!アイン⋯!!!あぁ、どこに行っていたんだ!!俺はっ⋯アインに何かあったら俺はっ⋯!!」


「お父さん⋯!!泣くのは、まだはやいの!!お母さんに会いにいく⋯!」


アインちゃんは、そう言うと、お父さんの腕からすり抜けて、母親の元へ。そこで、あの薬を飲ませた。


「お母さん、これをのんでね⋯」


何とか、飲みきったアインちゃんのお母さん。




飲みきった直後─────



アインちゃんのお母さんの体が⋯


「「「「眩し⋯!!」」」」


眩く光った。そして、眩しさが消えた頃には──


「⋯⋯アイン⋯に、貴方?」


「ああ⋯ぁ──!!奇跡だッ⋯!!マーゼル!!」


「お母さん⋯!!」


リアムから聞いた話、アインちゃんのお父様、コーネルさんが言うにはマーゼルさんは急に倒れたらしく医者に診て貰ったそうだけど、治る見込みがないと言われていたんだって。



そんな矢先、娘のアインちゃんが行方不明。



そんな時に私を探しに来てくれたリアムが出くわして⋯⋯。後は村を回ってたみたい。



リアム───かっこいい⋯!!



わざわざ私の為に探してくれるとか王子様かよ!!って王子様(ノリツッコミ)だったわ。(激しいな?!)


私は、ますます、リアムに惚れてしまったのでした。


「ほんとに良かった⋯⋯⋯」


「お姉ちゃん、ありがとう!!お姉ちゃんのお陰で、お母さん元気になったよ!!」


「全然⋯!私のお陰じゃなくて、アインちゃんが勇気をだして森へ向かったから⋯助けられたのよ。自分に誇りを持って。もし、アインちゃんが行動を起こした日以外に、動いていたら結果は違うかったかもしれないんだから。だから、お母さんを助けたのは、アインちゃん。貴女よ」


「えへへ⋯⋯!うん、お姉ちゃん!ありがとう!!!でもね、お姉ちゃんが居てくれなかったら⋯お母さん、今みたいに元気になれなかったとおもうの。だから⋯本当に、ありがとう!!」


「ふふ⋯。感謝の気持ち、受け取るわね」


「うん!!」


アインちゃんは、とてもいい子だ。このまま育てば⋯とても頭の良い思いやりある子に育つだろう。将来が既に楽しみである。




そうして、私達は村を離れた。






Q、スザクさん、スザクさん!好きな食べ物は何ですか!


スザク:何度も呼ぶな…聞こえてる。えっと……手料理……。

??:誰の?

スザク:わ、分かってるだろ?!言わせようとするな!


答えは、お分かりでしょうかw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ