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帰還

どうも、相笠です。

余ってたので投稿しました。

さて、今回の後書きですが、

私の雑談なので飛ばしてくれて結構です。

なので、挨拶はここで、

また次回、相笠でした!

『ご主人様、前、前です』

「…前?」

 村を出てから2時間程が経っただろうか。狼に跨りながらまどろみかけていると、突然そんな事を言われた。

「…いや、僕は君のご主人様になるつもりなんてないか…ら……何アレ」

 もう日が暮れているにも関わらず、空には点々と光があった。

「お、おぉ!ヒナタ殿だ!」

「やっとだ!見つけだぞ!伝令、でんれーい!」

 よく見ると、それは王国の竜騎士だった。

『ご主人様、あれは、敵ですか?』

「いや?あれはお世話になってるところの騎士さんだよ?」

「何故疑問形なんです?」

 狼から下りると、狼は少女に変わった。

 さて、恩返しとか何とか言ってたが、ここまで送ってくれたし、それも充分だろう。

「今までありがとう、助かったよ。じゃあな、もう怪我すんなよ」

 そう言って、騎士の元へ…

「おい、やめ」

 両手で僕の服の袖を引っ張って必死に引き留めようとする。そして、いつの間にか狼になり、僕の足に噛みつき始めた。

「まじで足にくい込んでるって…」

『離しません。私はご主人様と一緒にいるんですからね』

「なんでそんなに固執するんだよ…」

『種族上、1度心に決めた方以外と生を共にすることは出来ませんので。それに!私はご主人様のことを好いています!大好きです』

 器用に噛みつきながらもそう話してくれた。

「…なぁ、今のはほんとなんだよな。ならさ、寿命はどれぐらいなんだ?」

 きっと、僕は魔王と魔神を倒した後、神として生き、1人になるだろう。その時に少しでも一緒にいられる仲間がいるなら…そんな願いだった。

『私達フェンリルには寿命はありません。元々、神に仕える存在でしたので…今となっては小さな森の長程度ですが』

「…そっか」

『…それに、ご主人様が何か大きな物を抱えている事は分かります。また戦いになるかもしれません。その時に少しでも力になれたら…ほら、1人より2人の方が戦い易いって言いますし』

「…うん、そうだね」

『…じゃ、じゃあ!』

 迷った挙句、僕はこの娘と共に歩む事を選択した。

「でも、僕なんかでいいの?それに、普段はその狼のままでいることになるよ?」

 王城で飼うなら、大きな狼や獣人の少女よりも、子犬のような狼の方が飼いやすい。だから、彼女はペットという体で僕と一緒にいることになる。

『大丈夫ですよ。元々こっちが本当の姿ですから』

「…そう、じゃあよろしくね」

『はい!』

 そう言うと、彼女は腕に抱えられるぐらいの大きさになった。

「あ…少し待ってて、ちょっと連絡入れてくる」

『はい!』

 そう断ってから、複合スキル『天使』の信頼の絆を使用した。これは、天界の相手との会話を可能にするスキルだ。そして、もちろん相手は女神様だ。

『…ヒナタくん?』

「はい、ヒナタです。依頼、達成しましたよ、母さん」

『……あ、あのですねッ!い、いきなり『母さん』なんて言われると……こっちも準備が必要なんですッ!』

「あー、すみません」

 なんだこの生物。めっちゃ可愛い…。

「あ、ところでドラゴンが3体いたのですが…」

『さ、3体も!?え?大丈夫だったの?怪我してないよね?』

「えぇ、大丈夫でしたよ。なので今ちゃんと達成した事を報告してます」

『…そう。良かった。ところで、ちゃんと栄養バランスに気をつけて生活してる?いざと言う時に力を発揮できないわよ』

「えぇ、大丈夫ですよ。王城で出されるご飯はちゃんとシェフがメニューを作ってくれているので」

『なら安心ね。じゃあ、また何かあったら…なくても時々でいいから連絡してね』

「はい、分かりました」

「ヒナタ殿!4日間もどちらへ行かれていたのですか」

「ささ、帰りましょう!明日の朝には出発ですからね」

 通話を終えて、狼を腕に抱くと、騎士達がちょうど僕らの元へ辿り着いた。って騎士達は走って来てたから、さっきは500メートル以上離れてたってこと?それなのに声が聞こえるとか…ナニモンだよ。

「えぇ、分かりました。迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」

「して、その仔犬は?」

「…あぁ、僕が訓練していた場所の近くで怪我をしていたので付きっきりで世話をしていました」

「なるほど、だからこんなに帰りが遅くなったのですね?」

 適当な言い訳をしたら案外筋が通っていたようでびっくりした。そんな感じで、帰りは竜の背中に乗せてもらって王城へと帰った。そして、この後、王城に帰った僕らがクラスメイト達によってもみくちゃにされ、夜明けまでどんちゃん騒ぎした事は言うまでもないだろう。

さて、こっからは雑談です

興味のない方はお引取りを…なんちゃって



コホン!

いやー、先程テレビを見ていましてね

甲子園の地方大会のまとめ的なものが入ってたんです

自分はなんというか、感受性の強い人間なのでね

高校生…まぁ、人が一生懸命に頑張っている所だったり勝って喜ぶ姿、負けて悔しむ姿を見ると、自然と涙が出てきてしまうんですよ。

まぁ、他にも、最近の人は見ないかも知れませんが、戦争の実録や体験談なんかでも、こう…言葉にできない感情が浮かんできてね、涙が…

とまぁ、ここで言いたいのは、感情は隠さないで、豊かにした方がいいですよ、ってことです。

豊かな感情は時になにかの妨げになるかもしれません。でも、その感情の豊かさは人生に彩りを添えてくれます。なので色んなことに挑戦して、色んな角度で物事を見て下さい。それらを見て抱く感想が感情を豊かにしてくれます。そして、暖かい人にもなれるんです。

…とまぁ、1個人の戯れ言でした。

私の考えに過ぎないので、どう受け取って貰っても構いません

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