邪神の手下②
どうも、相笠です。
2本目です。
戦闘描写は苦手。
それだけは今回でわかりました。
絶望的状態。このまま、連携を崩す事が出来なかったら、僕…俺は死ぬだろう。
「…ッ!…耐え凌ぐしか、ないよな」
その間も、3体から絶え間ない攻撃が続く。
このままではジリ貧だ。相手の魔力切れを待つのも手だが、その前にこちらが魔力切れを起こすだろう。なら、攻勢に出るか?…狐月刀なら一撃で息の根を止めることが出来るだろう。だが、その間残りの2体から集中攻撃をくらうだろう。
そんな事を考えながら、弾く、往なす、避ける、また弾く、往なす、避ける。1つのミスが命取りになる。その合間に、少しずつ傷をつけていく。ダメージは微々たるものだが、これが後々活きる。これは体験談だから間違いないはずだ。…まぁ、再生能力がない態だけど。
「…グルゥ」
「グガァ!」
…今だ!3体の連携が崩れた。ほんの一瞬の隙、ただ、それだけ。でも、ヴェルからもらった、無駄に高いステータスにとっては、それは充分過ぎた。
「…グァゴォ…」
1体目にとどめを刺す。そして、その巨体を盾にし、2体が、死体の左右をそれぞれ1体ずつが監視し始めた。こいつらは左右どちらかから出てくると予測しているらしいが、それは間違いだ。
巨体を空間魔法で亜空間に入れると、そのまま中央突破を敢行した。
「…グッ」
予想以上に反応が速かった1体からの攻撃が掠る。ただ掠っただけなのにも関わらず、攻撃を受けた右腕は、物理耐性MAXの装備を貫通し、肉まで抉れた。
「…嘘だろ…ありえない」
事前に魔力障壁を張ったにも関わらず、それをもろともせずに肉まで抉ってきた。
1度引くと、また、集中攻撃が来る。それを耐えながら、治癒及び、残りの魔力、体力を確認する。
「体力、魔力共に半分か…」
回復魔法を使用してるおかげで、体力は回復しているが、魔力はみるみる減っていく。
「体力自動回復とかそういうスキルないかな…」
実際には半永久機関がそれに値するのだが、痛みで集中が途切れ、頭も朦朧としてるため思い出せず、さらに使用してる魔法も霧散する。すると、障壁も解ける訳で…
「…グハッ!?」
案の定、ドラゴンから攻撃を受ける。受けた場所が悪かったのか、骨が何本か持っていかれた気がする。
「…カハッ…負けるかよ」
必ず相打ちまでは持って行ってやる。そう覚悟を決めて、使えるスキルを全て使う。痛みはある程度行くとそこで感覚が無くなる。とある小説ではこう書いてあった。
意識とは、会議のようなものだ、と。
つまり、痛みに関する情報が、他の情報に負けた時、人は痛みを感じない。その例が、集中してる時だ。物事に集中してる時、たとえ紙で手を切っても、足を怪我していても、目の前の情報以外の情報は、全て意識されない。シャットダウンされるのだ。
「俺は、お前らを殺すことに集中する。だから…覚悟しろよ?」
一言だけ言うと、俺は全力で攻撃を躱し、相手の懐へ潜り込んだ。
…
……
………
…どれだけの時が過ぎただろう。目の前には、力なく倒れていくドラゴン。
結局、俺は3体の討伐に成功した。…が、
「…終わった…のか。魔王よりも…厄介だった。…もう…」
ダメだ、そういう前に、俺…僕は意識を失った。
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ーもふもふ
…ん?
ーモフモフ
…あれ?
「ひゃん!?」
「…ッ!」
目を覚ますと、目の前に尻尾があった。そして、僕はそれを握っていた。慌てて離すと、その尻尾の主がこちらに向き直った。
「お目覚めになられましたか?ご主人様」
そこには、美少女がいた、銀髪で犬耳、尻尾をつけた。
「…誰?」
とっさに、後ろへ下がり、狐月刀に手を当てる。
「ちょ、私です!この前森で治療していただいた者です」
治療?森?……あぁ。
「あのアーディーヴォルフか」
思わず口からそうこぼすと、少女は露骨に嫌そうな顔をした。
「誰がアーディーヴォルフですか!?…失礼な。私はフェンリルです!」
…フェンリル?
「ごめん。助けてくれてありがとう。じゃ」
そう言って洞窟を後にしようとすると、
「何が、「じゃ」ですか!私、頑張って恩を返しにきたんですよ?放置ですか?新手の何かですか?」
テンション高いな。この娘。それが、死にかけの人間に対する態度か?まぁ、いいんだけど。
「恩返しとか、そういうのいらないから。それに、僕はやく戻らないと行けないし」
「いや、私の気が済まないんです!何かないですか?」
そんな事言われても…空間魔法で転移すれば…って魔力が底ついてるんだけど。…自動回復どうした。
「あぁ、そんじゃ、アルガディア王国まで乗せてくれない?」
「アルガディア?」
「知らない?…なら、メルダ王国って分かる?」
そう言うと、犬耳をピンと立てて、大きく頷くと、人2人程乗せる事ができるぐらいの大きさの狼…フェンリルになった。
そして、僕らはアルガディアまで夕日の中を駆けて行った。
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「…こちらMarkIV」
「…どうした?」
「手下の雑魚3体が消滅。特異点と見られる人間はアルガディアへ移動中の模様」
誰も居なくなった洞窟に1人の少女が現れた。そして、少女は魔道具を介して、上官とやり取りを終えると、新たな命を授かり、その命を果たす為、特異点、ヒナタを追いかけていった。
次回は、
資料出すかどうか未定なので、
月曜日、もしくは来週になります
では、相笠でした!




