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女神様の依頼

どうも、相笠です。

まずは謝罪を。

投稿遅れてしまい申し訳ありません

お詫びとして、

来週は2話投稿します。

とりあえず、今回の分、どうぞ

「…うわぁ…変な幻覚見たぁ…」

「大丈夫ですか?…はい。粗茶ですがどうぞ」

 気が付くと一面が白い空間、天界に居た。正確には天界の女神様の個室というか、それに準ずる場所だ。

「ありがとうございます。」

 多分、今回も女神様が僕を呼んだのだろう。神様が呼び出す対象が承諾した場合、または対象が寝ている時のみ、ここに来れる。それ以外は神託などの一部のスキル、一部の人間しか神様とやり取りすることはできない。

「そちらでの生活はどうですか?」

 何も無い空間に机とクッション、お茶を出すと僕に座るように促して、そう言った。

「なんか、保護者的感覚ですね。なんか神様になった実感もないし。あと、僕が地球に戻れないせいか、どこか壁を作ってる感じです。居心地が悪い訳じゃないんですけどね」

 そんな感じで雑談が始まり、女神様はお茶を飲みながら、時々頷いたりして話を聞いてくれた。なんか母親みたいですね、と言うと女神様は嬉しそうな表情をした。

「それで、今回呼んだのはどう言ったご要件で?」

 雑談も一段落つくと、僕はそう切り出した。僕がここにくるのは十中八九、何らかの頼み事やお詫び、補足説明などだ。つまり、何かしらの目的をもって呼んでいるということだ。

「ふふ、雑談が半分。母親の注意喚起が半分です」

 どこまでがほんとなのか女神様はそう言った。

「注意喚起ってなんですか?」

「うん、聞いてくれる?」

 表情をキリッと正すと、真面目な口調でそう切り出した。

「実は、強化合宿でしたか。そこの途中の渓谷に竜種のモンスターが住み着いたんです。普通の竜種なら良かったのですが、邪神の手下だと判明しました。幸いにも、まだ被害は出ていませんが、何らかの呪いや瘴気があるかも知れません。可及的速やかに討伐をお願いします」

 母親のようなの口調から女神様の口調に戻ったことで、物凄い威厳を感じた。

 …それにしても、邪神の手下の竜種か。渓谷は通る予定だし。明日にでも討伐に向かうか。

 その後は、また母親の口調で雑談をした。帰り間際に私とどこでも会話出来るスキルを追加しといたから宜しくね、と言われた。ウインク付きで。そのウインクに見惚れたのは内緒だ。女神様に「ふふふ。可愛らしい反応ですね」とからかわれたので、「これからは母さん、って呼びますよ。それじゃ、またね母さん」そう言って元の世界へ戻るように意識して、包み込まれるような感覚に身を任せた。そして、女神様は顔を真っ赤にして体をくねらせていた。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ふぁ〜…。眠い。」

 朝日が当たってることに気づいて起きると、リアさんがカーテンを開けているところだった。毎朝カーテンが空いてることを疑問に思っていたが、リアさんがやっていたことが分かった。

「おはようございます」

「おはようございます、ヒナタ様。本日は、どのようなご予定で?」

 寝ぼけながら挨拶をすると、昨日見た幻覚とは真逆の、聖母のような笑顔で挨拶をしてくれた。

「今日は、自主練をしに少し遠くまで行きます。適当にいい場所を見つけてやるつもりです」

 朝食をとりに行くと、何故か周りが騒がしかった。

「遅かったじゃない!待ちくたびれたわ!」

 皆の視線の先には、王族が全員居た。普段は王族のみで食事をとるか、それぞれの私室に運ばせて食事をしているので、皆は驚いているんだろう。そして、相変わらず高飛車な王女が声をかけてきた。ガン無視を決め込んで、いつも通り席につくと、隣にいたリアさんが王女の下へ行き、耳打ちをすると王女があからさまにガッカリした。どうかしたのだろうか。

「なぁー、陽向。あの美少女と知り合いなのか?」

「え?そうなの、陽向くん?」

 両隣の裕治と東條が話しかけてきた。

 昨日会ったこと、出来事を掻い摘んで説明する。

「いいなぁ、美少女に惚れられてみたい」

「…私じゃ不満なのね」

 裕治はまた墓穴を掘った。武原が裕治の隣で「何がいけないのかしら」と言っている。いや、武原も性格キツイよ?クールなのもいいけど、デレもみせなきゃ。

 僕の左隣の東條は悶々としていて、右隣の裕治は武原に耳をつままれて痛がっている。武原はまた同じく悶々としている。そんな僕の周りだけカオスな朝食は過ぎていき…

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ちょ、ちょっと!…アンタ…今日どこか行く予定あるの?」

 朝食が終わり、昨日女神様に頼まれた事を果たしに行こうとすると王女から声がかかった。…暇ですね。

「は?ひ、暇なんかじゃないし!メイドからちょうど休憩時間もらっただけだし」

「そうか、なら貴重な休憩時間を大事にしろよ」

 そう言って王都へ繰り出した。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「よう、ヒナタ。可愛い女の子連れてどこ行くんだ?」

 街を歩いていると、チャドが話かけてきた。

「おう、チャド。クエストの帰りか?あと、美少女なんてどこにいるんだ?教えてくれ」

 美少女は目の保養だ。逃せない。

「いや、それ。そこにいるだろ?」

 すると、チャドは呆れた顔して僕の後ろを指した。振り向くと、王女が居た。

「…なにしんの?…え?マジで何してんの!?」

「テヘッ!ついてきちゃった」

 いやいや、ついてきちゃったじゃないから!一大事だよ?一国の王女が無断外出?護衛なしで?

「護衛はあなたがいるじゃない」

 え…なに、エスパー?…じゃなくて…1度王城に戻るか。これ以上時間使うと討伐と調査が終わるか分からないし。

「チャド、またな。用事ができた」

 空間魔法の転移を行使して、王城の人気のないところに転移した。

「さて…じゃあな」

 ある程度人の多くなった場所まで連れていくと、一言だけ残して猛ダッシュした。クラス対抗リレーのアンカー並の速さで。…訂正。僕の全速力はそんなちゃちなものではありませんでした。なんか、もう平原まで来てるんですが…。時間はまだあるしラノバ渓谷までは少し速度を落とすか。そう思って渓谷までの道とも言えない道を走り出した。


どこかで、設定などの資料集作ります

あと、最近は閑話に興味を持ち始めたので、

機会、リクエストがあれば投稿します。

では、また次回、相笠でした!

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