Ⅰ 計画と女の子
初めての投稿です。
まだまだ下手くそで面白くないかもしれませんが
頑張って書きますのでよろしくお願いします。
俺は父親の顔も母親の顔も知らない。
生まれてすぐに両親はどこかへ行ってしまったらしく残されたのは魔王としての力だけだった。
すくすくと成長した俺は、魔王となった。あっという間に年をとり、18歳になった頃、ある噂を耳にする。
「この前、洞窟周辺で前の魔王様らしき方が居てね~」
とかなんとか。それを聞いた俺は猛烈にここを出て父親の顔が見てみたいと思った。
この洞窟は魔王の城になっていて父親が赤ん坊の俺を守るために難易度も高くしていて、冒険者もなかなか到達できない。
男の冒険者は来るが女の子の冒険者来ないのだ。俺はとてつもなく女の子に会いたい。
「年は21ほどで、かわいくて良い匂いがして、おっとりしてて、胸は~なくていい!」
なんてことを一人でぶつぶつ話なら夜が来るのを待つだけの日々。そろそろ女の子来てもよくない?
そう、なんて言ったって俺は、大の女の子好きなのだ。
自慢ではないが女の子というのは本でしか見たことがないのだ。ここに居るのはモンスターだけで色気も可愛さもない。しかもこいつらは”ふたなり”ってやつだ。
冒険者も来なければ女の子も来ない。
「どうなってんだよ。この世界。」
暇で暇ですることがなくなった俺はある計画を思いついた。
これなら誰にもばれることなく洞窟を出ることができる。この計画なら必ず村にいける自信があった。
俺の今のこの姿は魔王としての姿なのだ。本当の姿は誰にも見せたことがなかった。
早速、俺は洞窟を出る準備をしていたその時だった。
奥のほうから足音が聞こえた。
「トコン、トコン。」
その足音はどんどん俺に近づいている。その足音ゆっくりとは正体を現してゆく。
それは創造をはるかに超える可愛さで、胸もなく、雪のように白い肌、まるで宝石のように美しく、透き通った赤い瞳をしていて、真っ白で癖のないストレートな髪。背は低くまるで子供のようなのにも拘らず、太い木すら軽がると切ってしまいそうなごっつい剣。
って言うか、子供じゃね?どうみても子供だよね。
年齢は予想だが14歳くらいだと思う。女の子に会うのが初めてだったせいか。
――好きになってしまった。
俺はこの子と村へ行きたいと思うのだった。
読んでくれた方、ありがとうございます。
まだ、学生なので投稿頻度は遅いかもしれませんが
頑張りますのでよろしくお願いします。
次回は突然現れた女の子についてです。