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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王討伐編~真・救世主伝説~
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沙悟浄と鉄扇!愛と絆の魔眼!

沙悟浄と鉄扇


その絆で白蛇王を止められるのか?


俺様は孫悟空。

沙悟浄と鉄扇は覇王側近の白蛇の巫女と戦っていた。

真の力を見せた白蛇の巫女は白銀の鎧を纏った弁罪覇蛇・白蛇王として戦う。

蛇神族最高の呪術使いで有り、剣士としても一級の力を持つ白蛇王に対して恐らく最高仙術を得た沙悟浄と、女妖怪のボスであり闘技に長けた鉄扇の二人は本当にこれ以上ない組み合わせだった。


「構いません。二人がかりでかかって来なさい!オマエ達等、相手にはなりませんわ!」


白蛇王の構えた剣を振り払うと、白蛇のオーラが向かって来る。


「相殺打破!」


沙悟浄は両手を前に防御壁を張り攻撃を打ち消すと、その隙に飛び込んだ鉄扇が芭蕉扇に神気を込めて叩き付ける。


「私の事をナメないでちょうだいよね!」


激しく衝突する女と女の戦い。

鉄扇もまた俺様達と初めて出会った時から比べても驚異的な成長をしている。

俺様とガチのバトルを繰り広げた事もあり、確かに素質は高かったが、義姉の羅刹女、親友だった蝎子精の死を乗り越えて今の奴がある。


義姉を殺した者達への復讐の為に力を求めていた鉄扇。

しかしその心の闇を沙悟浄が拭った事で、愛の為に戦う事を知った。

その目覚めが魔神の血を覚醒させて戦う羅刹の力を得て、肉体を奪われた沙悟浄を取り戻すため、白骨乙女の死が金色の魔眼をも覚醒させたのだ。

その力は覇王と渡り合えたくらいに!


「ツォおおおおお!」


鉄扇の芭蕉扇を巧みに操り、風術と雷術を組み合わせた攻撃を仕掛ける。

軽やかに舞いのように見えるも、その破壊力は嵐を呼ぶ程であった。

けれど鉄扇の戦える時間は限られていた。

アムリタの効果は飲まれてから身体を廻り気化されるまで。

カップラーメンが出来るくらいらしい。

ちなみにカップラーメンとは何なのか俺様は知らんがな?


時間をかけずに短期決戦を仕掛ける鉄扇が最初から全力を出している事に白蛇王も気付く。


「お前は確か覇王様と戦い消耗していたのだったな?」

「それが何よ?」

「無理はしているのが見え見えよ!」


鉄扇の動きを先読みして躱すのは白蛇王の巫女の能力だった。


「私の動きを読んでいるの?けど構わないわ!お前が反応出来ない速さでしとめてやる!」


鉄扇の動きは更に加速し、躱す白蛇王を追い詰めていく。


「オマエ達には覇王様には決して近付けさせない!あの方の覇道は私が支えて切り開くのです!」


白蛇王の振り払う剣からの斬撃は白銀の刃となって襲いかかる。

鉄扇は躱し、弾きながら叫ぶ。


「うっざぁ〜!!」


鉄扇は嫌な顔をして答える。


「何それ?あんた覇王に惚れてるわけ?」

「なっ!?」


その言葉に白蛇王の動きが止まった。


「わ、私が、覇王様を?何を滑稽な事を!」

「何、あんた自覚なかったわけ?」

「愚かな事を吐かすな!」


鉄扇は強い口調の白蛇王に冷静に答える。


「顔真っ赤だし!顔が女になってるし?」

「!!!」


白蛇王は自分の顔を隠して仰け反る。

抗っても偽っても、身体は正直だった。


「煩い!黙りなさい!」


逆上する白蛇王が突っ込んで来ると、鉄扇は拳に力を込めて芭蕉扇を扇いだ。


「羅刹の扇風!」


凄まじい突風と真空の刃が向かって来た白蛇王を吹き飛ばした。

冷静さを欠いた白蛇王は脆に攻撃をくらい、そのまま大地に叩きつけられる。

そこに沙悟浄が鉄扇に近付き、


「凄いです!鉄扇ちゃん!」

「ふふふ。このくらい序の口よ」


けれど力の消耗は激しく鉄扇を襲っていた。

息が荒く、大量の汗が流れている。


「あぁ・・・」

「危ない!」


眩暈で落下しそうになる鉄扇の身体を沙悟浄が腰に手を回して支える。


「少し休んでいてください」

「そうは言ってられないかも」

「それでも!」


しかし二人は直ぐに警戒する。

大地が揺れ動き、噴火するような膨大な蛇気が噴き出して来たからだ。

その中心に白蛇王はいた。


「言葉巧みに私を謀り、隙を付いたつもりのようだが、この程度で私を倒せると思わないことね!」


白蛇王の身体が巨大化しながら下半身は白大蛇の尾と化していた。

凄まじい蛇気を発するその姿こそ、白蛇王の真の姿であった。

余りにも巨大な姿に驚愕する鉄扇。


「えっ?河童ちゃん?」


すると沙悟浄が鉄扇の手を握り締める。


「鉄扇ちゃん。心配しないでください。鉄扇ちゃんはこの私の命にかけても守りますから」


その瞳は強く優しい眼差しだった。


「あぁ!」


すると沙悟浄と鉄扇の瞳の色が金色に光り輝き、同時に救世の魔眼が神々しく光り輝く。

その光を浴びた白蛇王は身を震わす。


「忌まわしきは古の伝説の魔眼。我ら蛇神を脅かす天敵。けれど私が今日、この時をもってその眼を持つ者全てを根絶やしてやるわ!!」


強烈な障気が大地を溶かし、空間をも歪ませる。

この近辺に存在を許さない猛毒焦土。

しかし沙悟浄と鉄扇は手を繋ぎながら、


「!!」


三人を飲み込む程の凄まじい勢いで消滅の閃光が天にまで昇った。

次回予告


沙悟浄と鉄扇の安否は?


そして白蛇王は?



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