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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王討伐編~真・救世主伝説~
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親子対決!紅孩児の慈愛の炎!!

紅孩児と牛帝覇蛇との親子対決の行方は?


この戦いは、どちらかが死ぬまで終わらないのだろうか?


俺様は孫悟空。

覇王討伐の最初の関門が洗脳された牛角魔王こと牛帝覇蛇との対決だった。

既に紅孩児が戦闘中の交戦攻防が繰り広げていた。

蛇神の血で更に凶悪な蛇神鎧を纏い六本腕の姿となった牛帝覇蛇に対して、紅孩児は金色の魔眼を覚醒させて戦う。


「火尖鎗!」


火炎を撒き散らしながら突き出される槍の威力で大地に無数の穴を開けていく。

対して牛帝覇蛇の六本腕から繰り出される抜刀の切断面で地面が裂けて崩れ落ちる。

どちらも当たれば只では済まない。

それでも躱しては攻撃し、その凄まじさは徐々に激しさを増していった。

その戦いを只一人黙って見ていたのは八怪だった。


直ぐにでも加勢したかった。

しかしその気持ちを抑えて二人の戦いを見守る。

八怪は紅孩児に念押しされていたのだ。

自分と牛角との戦いは任せて欲しいと。

万が一どうしようもなくなったなら手を出すという条件で、今はグッと堪えていた。


しかし二人の戦いは激しさを増すに連れて、飛び出すタイミングも難しくなる。

下手をすれば一瞬でどちらかが命を落としてもおかしくない戦いだったから。


「よくここまで耐え凌いだ!しかしもう終わりにしてやろう!」


牛帝覇蛇が六本の刀を構えた時、一気に覇気が高まっていく。

一撃必殺の奥義を繰り出すつもりなのか?

対して紅孩児は牛帝覇蛇の奥義に対して受けて立つ覚悟でいた。


「嵐気流奥義・六角斬!」

「!!」


奥義が発動した直後、視野が闇に覆われた。

そして見上げた頭上から山よりも巨大な大刀が空を割り落下して来たのだ。

こ、これは??

紅孩児は火尖鎗を盾にで受け止めた直後、

その重圧に圧し潰される。


「ウグググググゥ!」


まるで落下して来る巨大な隕石でも受け止めたような衝撃だった。

隕石なんか受け止めた事はないけど。

そして受け止めて初めて理解したのだ。

これは闘気の塊!!

これほどの凄まじい闘気を繰り出すなんて。

しかも!

その第二弾が振り下ろされていたのだ。


「うがぁあああああ!」


更にのしかかる重圧。

そして同時に理解したのだ。

この攻撃は六度繰り出されると言う事に。


「火尖鎗・火炎大放出ぅーー!」


叫びながら槍からの火炎放射の噴出の力を借りて耐え凌ぐ。

しかし更に頭上に迫る影。


「いつまで堪えられる?」


三刀、四刀が同時に振り下ろされたのだ。


「ツゥヴゴオオオオオオ!」


その衝撃に全身の筋肉が軋む。

血管から血を噴き出し、骨にヒビが入る。

それでもギリギリの状態で耐えきったのだ。

しかし、この奥義は六つの刀!

残る二刀が容赦なく振り下ろされた。


「ま、マジかよ?」


もう力は残ってはいなかった。

振り下ろされた最後の斬撃は紅孩児ごと大地を陥没さえ崩壊させたのだ。


「うわぁああああ!」


脱出不可能だった。

動く力も残ってはいなかった。

跡形もなく大地の形が変わっていた。

牛帝覇蛇は実の子をその手で殺めたにも関わらず無感情に残る八怪を見ると、


「次はオマエだぞ?」


しかし八怪は無言だった。


「今更、臆病風に吹かれたか?」


すると八怪は答えたのだ。


「鳳凰は死なねぇらよ」


その言葉の直後、突然辺りの温度が高熱へと上昇していく。

その現況は上空にあった。


「ウヌぅ?」


見上げた上空は炎に覆われていた。

そして火花が散り、孔雀のような五色の紋の羽根が雪のように降って来る。

その中心に存在するのが炎の如く燃え盛る怪鳥、鳳凰であった。


「俺様は此処だぁーー!!」


その声は間違いなく紅孩児。

その姿は鳳凰の神衣を纏っていた。

そして火尖鎗を手に、左手首から新たな籠手が装着されている。


「赤牛帝の籠手」


その籠手は今まで纏っていた赤牛帝の鎧が凝縮した形。

防御の盾にも、拳の破壊力をも強化させた。


「どうやらお前を過小評価していたようだ。俺の奥義を受けても生き残れたのだからな!」


紅孩児は牛乳帝覇蛇を見下ろして叫ぶ。


「今のオマエを倒せなければ本当の父上には遠く及ばない!だから負けるわけにはいかない!」


金色の魔眼の輝きが増す。

直後、全身から強烈に閃光を放ったのだ。

それはまるで太陽!?

今の紅孩児は太陽神の化身のようでいた。

(俺様が父上を・・・)

その瞳は慈愛に満ちていた。

そして火尖鎗を突き出し、燃え盛り急降下しながら特攻する。


「良かろう。俺も全力を持って相手してやろう!」


牛帝覇蛇の闘気がまるで大地から噴火するかのように上昇しながら解放された。

互いの力が衝突してその爆風の波紋が広がる。

その中、八怪は第三の眼を見開いていた。


「ダメら」


八怪は二人の親子の戦いに、自分と捲簾の戦いを被らせながら見ていた。

愛する者との死闘。

魂が引き裂かれそうになるような痛み。

けれど第三者が割り込む事は許されない。

それでも八怪はこの戦いの結末が分かってしまったのだ。

今の二人の実力は互角。

お互い力を使い果たし共倒れになる。

そして分かってしまったのだ。

紅孩児の慈愛に満ちた瞳の決意が牛角を道連れに持ち込もうとしているのだと。


「そんなんダメらよ!」


牛帝覇蛇の闘気と紅孩児の獄炎。

その中心で互いの武器(火尖鎗と六本の剣)が衝突し、今にも力が暴走しようとしている。


「ナッ!?」

「ヌッ!?」


その中心に漆黒の闘気を纏った八怪が飛び込んだのだ。

そして拳を打撃した。


「ぐわぁ!」


八怪が殴ったのは何を血迷ったのか?

紅孩児の方だった。

そして漆黒の闘気を全開まで解放すると二人の力の勢いを拡散させたのである。

力の余波が熔岩の如く地上に降り注ぎ、大地が割れ、揺るがしたのだ。


「あぁ・・・」


完全に無防備な状態での八怪の拳に紅孩児の力が急激に消耗し魔眼の光が消えて気を失う。

その予想外の八怪の行動に牛帝覇蛇は眉を顰める。


「どう言うつもりだ?」


八怪は紅孩児を抱きかかえながら答える。


「このまま共倒れになっては猿達に合わす顔がないんらよ」

「異なことを?ならお前なら何が出来ると言うのだ?」


すると空から八怪の飛行雲である黒斗雲に紅孩児を乗せると、今度は八怪が牛帝覇蛇に拳を突き出して喧嘩を売ったのだ。


「オラが牛角の旦那を再起不能にしてやるら。そんで連れ帰り元に戻すら!」


根拠は無かった。

けれど八怪は覚悟と決意を持って判断したのだ。


「お前達二人がかりなら俺を倒せたかもしれんのにな。愚かな判断が自滅を呼ぶと後悔するが良い」


しかし八怪は首を振る。


「オラは後悔しないために戦うんら!」


戦いは八怪と牛帝覇蛇の一騎討ちへと変わる。


頼むぜ?八怪!


俺様達の戦いはこれからだぜ!

次回予告


八怪の乱入!


親子対決に水をさしたのは、運命を背負うため。


優しき破壊神の戦いが始まる!

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