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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王討伐編~真・救世主伝説~
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死魂の魔眼!恐るべき夜刀ノ神!

蛇神兵を無尽蔵に作り出している塔の破壊。


この塔を破壊せねば戦いは終わらない。


俺様は孫悟空。

天界軍がようやく重い腰上げて地上へと救援に来てくれた。

マジに遅いっつうの!


ナタクの救援に現れた天界の武神はその剛力で山ほどある巨大な大蛇を振り回し投げ飛ばした。

巨霊神。

天界最高の剛力の武神将。

また単独を好むナタク直属の右上であり、側近。


「ナタク様の分も、この我が蛇神共を一匹残さず根絶やしにしてやろうぞ!」


天界の武神達の参戦は不利であった地上軍を活気させた。

同時に本拠地の地上軍も新たに出兵を始めたのだ。

今は何より数が必要だから。

地上天界合わせても一千五百万。

この大軍にも関わらず蛇神軍はその倍はいると思われる。

しかしそれでも勝機が無いわけでもない。

蛇神兵の供給源を叩く!

蛇神兵を作り出す塔の破壊。

それが今、最優先されていた。


本来、塔は四箇所に存在していた。

その一つである塔は真蛇王エキドナの本拠地であった為に、ナタクや天界の反逆神である金禅子一行によって破壊されていた。

そして別の塔は既に何者かに破壊されたと聞き、太公望は天界軍の救援に後を任せて塔を破壊した者がいる場所へと向かっていた。

「さて儂はあ奴を説得せんとな」

太公望は塔を破壊した者に心当たりがあり、仲間に引き入れようとしていたのだ。


その者とは?

分かっている事は塔は凍てつく氷によって粉々になっていたらしい。



そして今、蛇神の塔を破壊する為に蛟魔王と万聖龍王が戦っていたのだ。

しかし数だけでも圧倒する蛇神兵に加えて七体の白蛇法師なる輩に邪魔され、流石の蛟魔王も手に負えないでいたのである。

そこに二郎真君率いる天界の救援が到着したのだ。


「即座に攻撃を仕掛けろ!」


飛行雲に乗った天界の武神達が蛇神兵に攻撃を仕掛ける。

その中でも二郎真君直属の武神達は一際腕が立つのだ。

奴らは二郎真君の義兄弟である康・張・姚・李・郭申・直健の梅山六兄弟。


「聖獣変化唯我独尊・犬槍」


梅山六兄弟は二郎真君と同じく犬の聖獣と融合して変化すると、天界の部神兵を引き連れ突撃し数十万程の蛇神兵の中心に突入して突破口を開く。

そしてその先に蛇神を無限に作り出す蛇神の塔が見えたのだ!


「駆け抜けろぉー!」


まるで海を割るように蛇神兵達を近付けさせないように陣形を作ると、その先頭に二郎真君がいた。

「俺の中に宿る力よ!」

二郎真君は捲簾と楊善の魂を胸に感じていた。

そしてその思いが力を解放させる。


「開眼!」


二郎真君の額が割れて第三の瞳が開き、さらに!

見開く両目は金色に光り輝いていた。


「金色の魔眼」


それは託された力だった。

手にした三尖両刃刀に金色の力が宿り、蛇神の塔目掛けて渾身の一撃を突き出した。

金色の閃光が一瞬で蛇神の塔を消滅させていく。


「塔は破壊した!全軍、この地の残兵蛇神共を殲滅せよ!」


その勇敢かつ力の象徴に天界軍、地上軍の指揮は高まり、数で上回る蛇神兵を蹴散らしていく。

これが英雄神・顕聖二郎真君なのだ!


「ひぇえええ!そんな馬鹿な!?」


白蛇法師達は蛇神の塔を破壊された事で狼狽えていた。

しかし、この戦場にはもう一人油断出来ない奴がいたのだ。


「お前ら、私を忘れたとは言わせないよ」


拳を鳴らして見下ろす蛟魔王だった。


「龍神変化唯我独尊・応龍!」


それは蛟魔王の父親であった応龍より引き継がれた力だった。

応龍の残した血筋にて龍神族最強を誇る乙姫(蛟魔王)が現・龍神族の長である力の証明。

その振り下ろされた拳は龍の爪と化して白蛇法師の一体を切り裂いたのだ。


「残るは六体だったか?」


すると白蛇法師達は宙に上昇していく。

「お待ち!逃さないよ!」

追う蛟魔王だったが、白蛇法師達は逃げたのではなかった。


「塔を守りきれなかった以上、無様な我々に戻る場所はない。ならばこの命をかけて、せめて奴らをなき者にしてやろうぞ!」


すると懐から小瓶を取り出していた。

それは覇王の血より作り出された進化薬。

そのリーダー格の者が小瓶の中身を飲み干すと、

白蛇法師達は手を取り合う。

すると取り込むように他の仲間達の身体と融合していき巨大な六本首の大蛇と化したのだ。

その障気は凄まじく、地上で戦っていた天界地上軍の動きを止める。

しかも白蛇法師達には薬の影響で自我は失われ、目に見える全てを破壊する化け物と化していた。


「クッ!どうやらあの化け物を仕留めなければ終わらないようだな」

「已む無いね。共闘してくれるかい?」

「あぁ!同じ敵を前に争う必要はない」


二郎真君と蛟魔王の共闘なら心配なさそうだな?


頼むぜ!



しかしもう一つの蛇神の塔での戦場は危機的状況になっていたのだ。

単独で戦っていた万聖龍王。

既に道を塞いでいた夜刀四衆を圧倒的強さで撃破したはず?

にも関わらず万聖龍王は圧倒的な力の差を持つ敵を前にして膝を付いていた。


「ヤベェ〜な。こりゃ〜」


全身に傷を負い、鎧は粉々になっていた。

万聖龍王が戦っているのは、夜刀の一族を統べる黒き王であった。


「その程度か?龍神の男?」

「どうだかな?もっと凄い奥の手持ってるかもしんねぇ〜ぞ?油断してたらおっぬからな?」

「なら面白い!」

すると夜刀ノ神の眼が紅く輝く。

「うぐぅ!!」

その眼に魅入られた者は心臓を掴まれたようになる。

普通なら夜刀ノ神を前にした者はその眼を見た途端に発狂して死ぬか石化して塵となる魔眼だった。


「俺を前にして存在を維持出来ている事は褒めてやろう。しかし動けぬなら時間の問題だぞ?」

「そうですかい!」


万聖龍王は手にした大槍を突き付ける。

しかし夜刀ノ神は手にした漆黒の剣で弾くと、万聖龍王の顔面に向けて斬りつけたのだ。

「再生付加!」

直後、万聖龍王から白い閃光が放たれて、目が眩む夜刀ノ神の剣を寸前で躱したのだ。


「お前のその有り余る不死力が俺の死魂の魔眼を拒んでいるようだな?」


死魂の魔眼とは夜刀ノ神の持つ魔眼。

見た者の魂を蝕み喰らう能力。


「それに何だ?お前、俺と以前に戦った事があったか?まるで俺の魔眼を知った戦い方を知っているような動きをする。しかし俺は今まで殺し損ねた事はないはずだったが?奇妙な奴だ」

「そりゃ〜慣れかもな」


万聖龍王は過去に似た能力の者を知っていた。

だからその対処法を知っていたのだ。

かつて龍神界での師から。

同じく見た者を殺す魔眼を持った龍王がいたのだ。


「そう言えばお師匠さんには恩を仇で返したままだったな。噂では生きてるか分かんないらしいが」


と、余計な事を考えている場合ではなかった。

夜刀ノ神の漆黒の剣が万聖龍王に迫る。

全て紙一重で躱しながら万聖龍王は攻撃のタイミングを見計らっていた。

しかし見られているだけで体力を奪う夜刀ノ神の魔眼を前にして長期戦は出来ない。


「なら、肉を斬らして骨を断つさ!」


その覚悟は動きを変えた。

特攻とも思える動きで一直線に向かって行く。


「特攻とは愚かだな?俺は簡単には殺れんぞ!」


夜刀ノ神もまた剣技に長けていた。

剣を鞘におさめ、抜刀の構えを取る。


蛇黒流動閃じゃこくりゅうどうせん!」


抜刀から黒き鞭のようにうねって向かって来る。

剣の軌道が曲がる攻撃??

万聖龍王も同時に大槍を突き出す。


「龍牙特攻槍!」


白い閃光の突きが黒く鞭のようにうねる鋼の刃と衝突しながら互いの敵を狙い打つ。

剣技は互角だった。

しかし夜刀ノ神には奥の手があった。


「俺の魔眼を前にいつまで持ち堪えられるか?」


万聖龍王は突然、胸に痛みを感じて力が抜ける。


「チッ、卑怯なんだよ〜!」


直後、力負けした万聖龍王は夜刀ノ神の漆黒の刃を前に吹き飛び転げるように倒れる。

そこに追撃の一撃が振り下ろされたのだ!


「!!」


完全に斬られたかに思えた。


しかし、痛くない?

斬られてない?


すると寸前で万聖龍王を庇い、夜刀ノ神の剣を受け止め弾き返した者がいたのだ。


「やはりお前の気だったか。久しく感じていなかった気配を感じて来てみれば、どうしようもない馬鹿弟子が転がっているとはな」


「あ、あんたは!?」


万聖龍王を救い、夜刀ノ神の剣を受け止めた者は何者なのか?


どうやら俺様達の戦い激しくなるばかりだぜ!

次回予告


万聖龍王を救った者とは?


万聖龍王は知った様子だが一体、何者なのか?

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