覇王討伐の戦士達!
蛇神との覇王との戦いの最終章!
今、託された戦士達が戦う。
もう、待ったなしだ!
俺様は孫悟空だ!
俺様、八怪、沙悟浄は再び法子のもとに集った。
法子の活躍で覇王は今、手負いだと言う。
なら後は俺様達が覇王を倒すため法子を残して最終決戦に挑むのだ!
気合い入れるぜ!
先を急ぐ俺様達の前方に人影が見えた。
人影は七人。
「待たせたな?」
その者達は俺様達の強い味方だった。
「ここから先は正念場だよ」
龍神族最後の長、蛟魔王。
そしてその隣の龍神の戦士が挨拶して来た。
「あんたが孫悟空か?初めましてだな?俺は浦島・・・いや?万聖龍王と名乗った方が良いか?」
「どっちでも構わん。味方なんだろ?」
万聖龍王は頷く。
そして、父親である牛角魔王が蛇神の手に堕ちて敵側になったにも関わらず駆け付けてくれたのは、
「孫悟空!俺様が父上を元に戻す!そして必ず覇王もぶっ倒すからな!」
「あぁ!牛角を頼むぜ?紅孩児!」
俺様と紅孩児は互いに拳を突き合わせた。
そして先に向かったナタクと鉄扇が蛟魔王に呼び止められその場に留まっていたのだ。
ナタクは両腕を失いつつも、まだ戦うつもりのようだ。
だが見て分かる。
完全に余力が残ってはいないのだと。
このナタクがここまでされたのだから、覇王討伐は困難であると意識する。
「鉄扇ちゃん!大丈夫ですか?」
「まぁね」
沙悟浄は鉄扇に駆け寄り術札を使って治癒と体力回復を施す。それでも鉄扇の奴もボロボロだった。
そこに蛟魔王が指示を与える。
「私らはこのメンバーで蛇神軍を殲滅させる。良いか?この戦いは私ら地上に生きる全ての生存がかかった戦いだ!決して負けられないよ!」
俺様含め頷く。
「ナタク!アンタは私と万聖龍王と一緒に自軍へと戻り、立て直す。今のアンタでは残る蛇神の大将相手にするんは無理だろう?」
「ふざけるな!たとえこの命尽きても俺は退かん」
「足手まといと言うわけではない。今の戦況でオマエが戻り自軍の防衛の指揮する事が一番この戦いに都合よいと言う事。オマエが戻らなければ私が戻るしかあるまい。我々が戻った後に誰も残っていなければ勝利とは言えまい。どうする?」
「くっ!」
ナタクも両腕を失い、戦う事は出来ない事は十分理解していた。
しかし叶うなら我が身を投げ出し再び一矢報いるつもりでいた。
それを理解して蛟魔王はナタクに頼んだのだ。
「例え戦えぬともお前の軍師としての知恵を使い自軍を導いて欲しい。お前ならそれが可能だ」
「分かった」
ナタクは仕方なく戻る事を選択した。
ナタクも今の自分が足手まといだと自覚していたのだ。
蛟魔王は万聖龍王を見て、
「私と万聖龍王は八怪と沙悟浄がやり損ねた仕事をして、戦場に戻る」
それは蛇神を製造する塔らしき場所が此処より離れた場所に有る事。先に八怪と沙悟浄が破壊しに向かったけれど、牛帝覇蛇と白蛇の巫女に阻まれた上、法子の危機を優先して戻って来たのだ。
「すまねぇらよ」
「お願いしても良いでしょうか?」
八怪と沙悟浄に蛟魔王と万聖龍王は任せておけと拳を前に出して答える。
そして同時に蛇神城突入で必ず逃げては通れない戦いが待ち構えている事を理解していた。
牛帝覇蛇と白蛇の巫女の存在。
「そうだねぇ。私の見立てでは牛角の奴と白蛇の巫女と言う覇王の側近は覇王に次ぐ力を持っているだろう。恐らくお前達が倒して来た覇蛇をも上回ると覚悟しておけ」
蛟魔王は俺様達を三手に分けさせた。
白蛇の巫女を相手にするのは?
「沙悟浄と鉄扇、鉄扇まだ行けるかい?」
「大丈夫よ!大分、休ませて貰ったから」
鉄扇は覇王との戦いで消耗していたが、まだ戦えると蛟魔王に志願していた。
「なら、これを持って行きな?」
蛟魔王が放り投げたのは小瓶だった。
「これは?」
「私の分のアムリタだよ」
アムリタ??
アムリタとは身体の体力を回復させる天界の霊薬。
「と、言っても私が調合した霊薬だから副作用は半端ないよ?」
「エッ?副作用?」
蛟魔王のアムリタの効果は一時。
だから使うタイミングが必要なのだ。
白蛇の巫女の相手は沙悟浄が相手するが、白蛇の巫女は呪術だけでなく剣技にも長けている。
そうなった時に沙悟浄は不利なのだ。
だからこそ鉄扇の存在は大きいのだと。
「副作用は関係ないわ!私は河童ちゃんの為に戦うんだ!」
「私も鉄扇ちゃんに無理をさせないように頑張ります!」
次に牛帝覇蛇の相手だが、
「誰が何と言おうと俺様がいくぞ!」
紅孩児が名乗りを上げる。
「そうだね。私の義兄弟の息子なら任せられるよ!頼んだよ?」
「おばちゃん!任せろ!」
「あ、おい!」
俺様が止めるのが遅すぎた。
紅孩児は蛟魔王に拳骨で頭を殴られた紅孩児だった。
「それから本来なら一緒に孫悟空に行って貰いたいのだが、孫悟空には覇王対策がある。そこで」
「分かってるらよ!オラに任せるら!」
紅孩児のサポートとして八怪がつく。
八怪と紅孩児がタッグ。
この二人は龍神界で一度力を合わせて青龍王に挑んだ事があるからチームワークは何とかなるだろう。
そして八怪の見違えるほどの変化に蛟魔王も驚いていた。
「何か特別な力を秘めているとは思ってはいたが、予想以上だ」
そして最後に覇王の相手をするのは?
「覇王は俺様がぶん殴る!」
が、正直心許なかった。
「心配ないよ?お前にはアイツを付けるからな」
「あ、忘れてた」
すると万聖龍王が腰の瓢箪を手に取り擦ると、中から大柄の妖怪が飛び出して来たのだ。
「ん??俺俺を起こしたのは誰だ?喧嘩する奴はどいつだ?」
「何を寝惚けてやがる!お前の大好きな、しかも上等過ぎる相手が待ってるぜ?獅駝王」
「おう?そうか!しかし俺俺の名は百獣王だぞ?」
「分かった!分かった!」
覇王を相手にするのは俺様と百獣王だ!
これだけの布陣が揃い踏みしてるんだ、負ける気がしねぇーぜ!
後は・・・
阿修羅、お前の事も待ってるからな!
そして俺様達は飛行雲に飛び乗り、各々戦いの地に向かって飛び立ったのだ。
これから先は俺様達の戦いだ!
次回予告
覇王討伐の前に蛇神の塔を破壊しなければ蛇神兵の進軍は止まらない。
蛟魔王と万聖龍王が塔破壊に向かう。




