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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生蛇神討伐編~黄金の瞳編~
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イレギュラー参戦?戦場を変える鍵!?


阿修羅とアータルがアジダハーカと戦っている時、光と闇の聖戦。

その力は均衡していた。


僕は阿修羅。


僕達がズルワーンの神殿で戦いを繰り広げている最中、

光と闇の聖戦。

その力は均衡していた。


善神アフラ・マズラ含む七大天使と、悪神アンラ・マンユ率いる六大悪魔。

この戦いは数千年繰り返す中で決着が付かないでいた。

しかしその均衡に投石が投げ込まれた。


「あの阿修羅にこの戦いの行方がかかっている」


そう思うのは善神アフラ・マズラだった。

僕はこの世界のイレギュラー。

聖戦の結末の鍵となると。


同時に悪神アンラ・マンユも僕の存在に気付き、この永きにおける聖戦に変化が起きる事を予感していた。既に僕の存在がこの戦いに波紋を広げている事に気付いていた。


創造神ズルワーン神殿が光と闇の中心に出現したのは、この僕がこの世界に現れたのと同時だったのだ。それは両最高神が互いの殲滅戦ではなく、ズルワーンの秘宝であるリングの争奪戦へと変更した理由であった。この戦いが光と闇の戦いに終幕がおとずれると。


しかしこの善悪均衡の世界の強制力が働こうとしているとは最高神にすら読めないでいでいた。

創造神ズルワーンの「時の神殿」に侵入した波紋の鍵である僕とアータルはアジダ・ハーカと戦いを繰り広げている最中、同時に侵入したアナーヒターが何者かに襲われたのだ。

しかも相手は神殿の扉から出現した。



場所は変わる事、激しい戦いを繰り広げていた七大天使正義のアシャ・ワヒシュタと六大悪魔虚偽のドゥルジは光の炎と闇の蝿が衝突し合っていた。

この最高神レベルの戦いに割って入れる者は何者も存在はしない。

巻き添えはお互いの陣営にまで膨れ上がり、両者共に疲弊していた。

その時、新たな光の戦士が二人の中心に降りて来たのだ。

その者は間違いなく光側の戦士だった。

光のヤザタであり勝利の聖神。


「ウルスラグナ」


ウルスラグナは手にした剣を振り上げると、その斬撃は雷撃となって二人の最高神の放つ衝撃波の均衡を崩し、その衝撃はドゥルジにのしかかる。

「そ、そんな馬鹿な!?たかがヤザタ如きがこの私にそんな馬鹿なぁあああ!!」

三人分の力は全てドゥルジにのしかかったまま飲み込み消滅させたのだ。

悪神である最高神であるドゥルジが消えた事で光と闇の戦いの均衡は完全に崩れ落ちた。

ウルスラグナの天高く掲げた剣は勝利を意味していた。

まさかの展開に光の最高神であるアシャ・ワヒシュタは驚きつつウルスラグナに近寄る。

「オマエこそ光の勝利をもたらした英雄だ!しかし私とドゥルジと同等の力をどうした?」

驚くのも当然だった。

ウルスラグナやヤザタの中級神は最高神に比べれば半分くらいの実力。

しかし今見せた力は同等に等しい力だったのだから。

しかし無言のウルスラグナに対してアシャ・ワヒシュタは気にはなるけれど、善神の軍に対して士気を高めるために声をあげる。


「今、光のウルスラグナにより善神が勝利をもたらした。我ら正義の使徒に勝利は目前だ!」


光の軍の歓声が響き渡るその直後、衝撃的な出来事が起きたのだ。

「な、・・・何を?」

アシャ・ワヒシュタが背後から剣を突き刺されたのだ。

しかもその相手は?


「ウルスラグナァーー!血迷ったかぁ!?」


ウルスラグナは剣を抜くと、

「陰と陽、光と影。確かにボクが勝利をもたらそう。しかしそれはボク自身の勝利だよ!」

その口調はアシャ・ワヒシュタの知るウルスラグナとは似ても似つかなかった。

「オマエは何も・・・の?」

アシャ・ワヒシュタは光となって消滅した。


残されたウルスラグナは再び剣を翳すと、その剣先に雷が膨れ上がっていく。

「光も闇も掌握する!」

その雷撃は光の軍も闇の軍も一撃で消し去った。


ウルスラグナに何が起きたのか?

そもそも本当にウルスラグナ本人なのか?

謎は深まる中、この聖戦の均衡が崩れた異変に気付き、ついに動き出す。


「この波紋はもう修正出来ない。何が起きたかは分からないが、私が動かねばならないようだ」


それは光の最高神アフラ・マズラ。

そして闇の中より声が響く。


「光とも闇とも違う勢力が動き出したか・・・。このワタシに逆らいし愚か者よ。我が闇に沈め消し去ってやろう」


それは闇の最高神アンラ・マンユだった。


第三の勢力と最高神の頂上決戦。

光と闇の戦いに急展開が起こっていた。


この数千年の戦いの中で、一度足りとも戦場に動く事がなかった光と闇の陣営の主神である光のアフラ・マズラと闇のアンラ・マンユが聖戦に姿を現したのだ。

この聖戦は繰り返される中で、光と闇の使徒が戦い消耗し、失われた魂の数だけ甦らせる。

それが可能なのは主神であるこのニ神だけ。

共に絶滅を逃れていたのはこの連鎖があったからだった。

しかしニ神が動いたと言う事はつまり?

この聖戦の結末が近い事を意味していた。


しかもその勝敗が突如出現したズルワーンの神殿に隠されているリングの争奪で決まる。

しかし新たに現れたイレギュラーの存在が光と闇の戦いだけではで終わらせない予感を与えた。

最悪、光も闇も消えて無に帰す。

それだけは両最高神共々望んではいなかった。

だからこそ重い腰を上げて戦場に降り立ったのだ。



その動きは他の七大天使も六大悪魔も察知こそすれ、お互いの力が均衡している為に身動きする事は出来ない。その中で動けるのは最高神の後に生命を得た光のヤザタと、狂暴のアエーシュマだった。


「アジダ・ハーカの野郎!オレを差し置いて先に行きやがって!リングはオレが手に入れる!」


アエーシュマはその場の戦闘を放棄してズルワーンの神殿に向かって行く。

「クッ!行かすかぁー!」

戦っていたスラオシャとミスラは後を追おうとしたが、横入りが入り邪魔される。

「行かせないわ〜!」

「光の連中は私達が食べちゃうんだからさ〜」

「うふふふ」

それは闇の三大バリガーのドゥルズーヤー、ワナンサティー、ムーシュだった。

「ミスラ!オマエは先に行け!奴等はオレが食い止める」

「し、しかし!」

例えスラオシャでも三体のバリガーを相手には分が悪い。

しかしアエーシュマを先に行かせる事は自軍の敗北をうむ。

「ミスラ!私が加わるわ!貴方は行って!」

そこにヤザタの水神アープとミスラの従神のラシュヌが間に合いスラオシャと共にバリガーの相手を引き受ける。

「助かる。頼むぞ!」

ミスラもまたズルワーンの神殿へと突入したのだ。


「役者が揃ったようだな。急かすために戦場をかき乱し尻を叩いてやった甲斐がある。後は自分が降りるだけさ」


それは虚偽のヤザタと成り果てたウルスラグナ。

ウルスラグナがズルワーンの神殿に向かおうとすると、目の前に突如強い力が道を塞いだ。

周りには光と闇の最高神達が集い囲んでいたのだ。


「ここから先はオマエを通させん!」


その状況にウルスラグナは溜息をついた。

「やれやれ、僕が身の程を教えてあげないといけないな」

不敵に笑むウルスラグナ。



ズルワーンの神殿には今、アジダ・ハーカと戦闘中の僕(阿修羅)とアータル。

生死不明のアナーヒター。

そして最高神のアフラ・マズラとアンラ・マンユ。

遅れて侵入した凶暴のアエーシュマに、追うミスラ。


数千億年続いた光と闇の戦いは、このズルワーンの神殿にいる者達によって決まろうとしていた。


僕の戦いは終わらない。

次回予告


アジダハーカと戦う阿修羅とアータル。


その戦いは?


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