阿修羅とアータル!倒せアジダハーカ!
光と闇との戦いは始まった。
そして阿修羅は今・・・
僕は阿修羅
僕は悪神アジダハーカに追い詰められていた善神アータルを救う。
「お、オマエ!?」
現れた僕にアータルは倒れたまま驚いていた。
「何故オマエを信じていなかった私を助ける?私はオマエが味方とは信じていないぞ!」
「それでも君を守りたいと思った。君を助けるのに理由はない。僕がそうしたいから」
「!!」
そして邪魔をされたアジダ・ハーカは僕に向かって迫ると、
「小僧?何だぁ?オマエは?邪魔したからには殺されても仕方ないよな?そうでなくても殺すがな!」
舐めるように僕を見た後、両肩の蛇頭が伸びて来て僕に噛み付いて来た。
「!!」
僕は紙一重で蛇を躱して裏拳で殴ると、直行して駆け出しアジダ・ハーカの顎先を蹴り飛ばす。
その破壊力はアジダ・ハーカを転げさせた。
「うぐぅおおおお!?」
顎を押さえて起き上がるアジダ・ハーカは驚愕していた。
光の中級神であるヤザタでもなく、まして七大天使でもない僕に攻撃を受けた事に。
「オマエは何者だ?よくも私を傷付けたな?もう手加減はしない。殺してやるぞぉー!」
闇が迫ると僕は掌に籠めた漆黒の炎を握り拳を振り払う。
その力はアジダ・ハーカの闇と衝突して互いに衝撃が走る。
「異な?その力は闇の力か?我らの同族か?しかしオマエからは光の力も感じるぞ?何なんだ?正体をあらわせぇー!」
僕はただ静かに答える。
「僕は阿修羅。僕が何なのか?そんな事は僕も分からない。僕は僕。法子を守るために存在する」
その回答は確かに意味不明だった。
そして逆に怒りに火を点けてしまった。
「オマエが何者かはもうどうでも良い。私はリングを手に入れ真の支配者となるのだからな!」
アジダ・ハーカの両肩の蛇が口を広げると左から氷結の吹雪が吐き出される。
一瞬で凍てつく氷は僕の足下を凍結させた。
「身動き取れまい?次はコレだ!」
もう片方の肩の蛇が口を開くと灼熱の怪光線が身動き取れない僕に向けられ放たれた。
「!?」
その時、僕を拘束していた氷が突然溶けて解放されると同時に飛び上がり怪光線を躱せた。
そして僕を救ったのは、
「これで貸し借り無しだ。そして今から私は自分の正義に従い、お、オマエを、し、信じてやる!少しだけな!」
素直じゃないアータルに、僕は彼の隣に着地すると拳を開き差し出す。
するとアータルは僕の行動が分からないでいた。
「孫悟空が言っていた。力を合わせて戦える信じられる者は友だと。そしてその契りは手を合わせるって言ってた」
「だから!私はまだ完全にお前を!」
と言いながらアータルは僕の差し出した手に自分の手を一度重ね、直ぐに離した。
「べ、別にオマエを信じたわけじゃないんだからな!ほんの少しだけだからな!」
「分かった」
そして僕とアータルは打倒アジダ・ハーカを相手に手を組み戦う。
「阿修羅!私に同調しろ!」
「えっ?あ、うん!」
僕とアータルは互いの力を同調させてお互いの炎の威力を高めて一気に炎の波動を放つ。
その衝撃は油断していたアジダ・ハーカを弾き飛ばし、そして飛び出し追撃仕掛ける。
アータルは横目で僕を見て思っていた。
「不思議だ?阿修羅との同調が不思議なくらい違和感なかった?やはり光の種族なのか?」
僕とアータルは神炎を纏い、倒れているアジダ・ハーカに炎の拳をくらわせた。
「うぬぅおおおおお!」
プライドを傷つけられ怒り狂い雄叫びをあげるアジダ・ハーカ。
場所は変わる。
僕達の戦いが繰り広げている中で、単独で神殿に入り込んでいたアナーヒターは目の前に存在する扉の前で立ち止まっていた。
「この中から不思議な力を感じるわ?何かしら?」
アナーヒターは迷っていた。
「ここにリングがあるのかしら?阿修羅とアータルを待つ?それとも先を急ぐ?」
アナーヒターは悩んだ末、一人で扉を開けた。
今は闇の者との奪い合い。
ほんの僅かな時間の差でリングを奪われ自分達の存在を無かった事にされてしまう。
アナーヒターは謎の力を感じる扉に両手を付けて開く。
「えっ?」
閃光がアナーヒターを覆い隠して姿が消えた。
アナーヒターの身に何が起きたのか?
そしてこの扉には何があったのか?
この聖戦は始まったばかり。
僕の戦いは終わらない。
次回予告
ズルワーンの神殿の戦い。
阿修羅とアータルは?
アナーヒターは?




