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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生救世主編!
35/713

百魂刀~結末~


百魂刀の物語からの~本編!


再び主役は法子が語る!

私は法子


私達は織田信長と果心居士が富士の頂にある本能寺を目指していたの。


その為には六つの門を守る門番を倒さないといけなかったのね?


総本山の守護者である仁王さん、カミシニの力を持つ自称物語の転生者の三人、それに私の弟の勇斗が次々と撃破していったの。


そして最後の門番を前に百魂刀を使う源義経と弁慶の転生者の九郎さんと恵さんが戦っていた。



その少し前に、私は晴明様に聞かされていたの。


果心居士の元には既に総本山からスパイが入りこんでいる事を?


それは誰?


その者からの情報から総本山は果心居士と信長がこの富士に本拠地を作り、何か恐ろしき事を企んでいると逸早く知る事が出来たの。



更にその総本山のスパイの話を戻すと、今件の更に前に別の案件で動いていた。


「晴明殿。私には成さねばならない事があります。この任務を最後に私は総本山から抜けさせていただきます」


その任務とは新たな力のある転生者を総本山に勧誘する事だったの。


彼は源頼朝の転生者であり、自分には転生前にやり残した事があると告げる。


その任務で彼は命を落としたと報告があった。代わりに新たな転生者が二人総本山に入ったの。


しかし!


今件の果心居士の動きに合わせて、死んだと思われていた頼朝さんから総本山に連絡が入ったの?


「生きていたのか?」


でも、


「私に出来る事は限られている。だから、私の全てを託したい…」


それは晴明師匠に送られた色神から頼朝さんの記憶が流れ込み、そこで全てが語られた。


頼朝さんは前世の義経さんの転生者と戦い、崖から落下し命を落とした。


しかし命からがら生き延びて、流れ着いた場所が果心居士の研究所だったの。


そこで頼朝さんは自らの傷付いた肉体を捨て、研究所にあった実験体に魂を移す。


しかし、それは一時的な措置であり、長くカミシニの器にいれば間もなく己の魂が消滅してしまうと。


「ならば私が出来る事は…私の唯一の願いを…叶えるまで」



そこで取った行動とは義経さんとの因縁を自分に向けさせ、戦いながら百魂刀の裏返りを誘導させたの。


そして二人の使う神殺しの刀の魔力を使い、戦いの余波で門と結界を破壊させる事に成功させた。


結界が崩壊し、富士山頂の本能寺への道が開き、私達が最後の結界を抜け出て来る事に成功したの。


そこに、


本能寺の屋根上に果心居士が姿を現した。



「どうやら間者スパイがいたようじゃな?じゃが、そこまでじゃ!うひゃー!」


その時、義経さんの目の前で戦っていた頼朝さんの姿が森蘭丸へと姿を代えて、中にいた頼朝さんの魂が抜け出たの!?


「これは、どういう?兄さん?」


すると頼朝さんは厳しい顔で義経さんに語りかける。


「お前が弁慶を守ってやれ?私の分までな!」


「兄さん…まさか?」


そして恵さんを見て、


「私は…お前を苦しめてばかりだったな?」


恵さんは涙を流していた。


憎んでいただけじゃない。


前世から自分を愛して求めてくれた気持ちが胸を熱くさせたから。


すると頼朝さんの魂は義経さんの持つ新たな百魂刀へと吸収され消えた。


そこに、頼朝さんから解放された森蘭丸が目覚める。


「よくも僕の身体を奪いやがって…この失態はお前達を皆殺しにして信長様に報いる!」


すると蘭丸の身体が私達の目の前で巨大化していく!


「殺してやるぞー!!」


そこに義経さんと恵さんが互いに百魂刀を手に立つ。


「恵?行くぞ?」


「解ってるわ!」


二人は同時に飛び出すと巨大化した蘭丸の身体に斬りかかる。


素早い動きと連携に蘭丸は身体を斬り刻まれていく。


「ウギャアア!痛い痛い痛い痛い痛い!!」


そして二人が着地すると同時に蘭丸は細切れになって、蒸発して消えた。


二人の勝利を見届けた晴明師匠が一部始終を見ていた果心居士に向かって叫ぶ。


「久しぶりだな!果心居士よ?お前を守る門番はもういないぞ!今度こそは私の手で始末してやろう!」


しかし、果心居士は?


「はて?異な事を?儂に以前会ったかのう?覚えておらぬわ!何せ儂の命を狙う者は星の数だけ、いおったからのう?ヒョヒョヒョ」


「ならば、今ここでお前を捕らえ、拘束する!」


「どれ?儂の邪魔をする者には消えて貰いましょうか?」


果心居士は懐から札を抜いて念を籠めると、私達の立っている地面が揺れ始める。


「キャッ?地震?」


すると、見上げる程の山くらい大きい鎧武者が何体も現れて私達を囲む。


「儂のカミシニ武者を倒した事は褒めてやろう?じゃが、もう疲労困憊じゃないか?ヒョッヒョッ~もう終わりじゃ!潰されてしまいなさい~」


鎧武者が一斉に私達に向かって足を振り上げると、影が私達を覆う。


「どうしよう?晴明師匠?このままじゃ、潰されちゃうわ?」


「心配ないです」


答えたのは宮ちゃんだった。宮ちゃんの後ろには剛君と明希君、剣太郎君が刀を構えている。そして飛び出すと、踏み潰さんとする巨大鎧武者を一撃粉砕と破壊したの。


『百魂刀・断』


義経さんの持つ魔力を持った刀を降り下ろすと、背後に鎧武者よりも大きな霊刀が出現して一刀両断、真っ二つにしたの!


更に結界より引き離されていた総本山の者達が次々と現れて、巨大武者達を倒していった。


一人一人がかなり腕が立つわ!


「これが晴明様の百輝夜行よ!」


「百輝夜行?」


百輝夜行とは晴明師匠が世界各地から腕のたつ信頼の持てる者を集めた集団であって、総本山を守護する能力者達で結成されてるの。今件には総本山から30名が出陣しているんだって!


すると百輝夜行の数人が果心居士に向かって斬りかかる!


「ヒョッ?」


そこに本能寺から影が出現して、斬りかかった百輝夜行達が逆に弾き飛ばされたの!?


何が起きたの?


私達が見上げると果心居士を庇うように、一人の影が?


あれは、まさか?



『織田信長!』


織田信長から放たれる迫力は尋常じゃなかった…


その場にいる総本山の強者達が身構える。



「…あれ?確か首取れたはずだけど?」


「あの信長は百体のカミシニの身体の強靭な部位を組み合わせた人造のカミシニ。その器に織田信長の魂を宿した化け物!」


「人造って…フランケンみたいですね…」


「だが、その力は並のカミシニの百倍…否?その魂が信長なら、それをも上回るかもしれない」



信長が本能寺の屋根上にいる果心居士の隣からゆっくりと私達の元へ飛び降りて来た。


地面に直撃する出前で足下から血が伸びてクッションとなって着地する。


警戒しながら信長を囲む総本山の猛者達。


「油断はするな!」


晴明師匠の声に皆もまた身動き取らない…違う?取れずにいたの。


殺気?


信長を中心に殺気が制空権を作り、もし不用意に入り込めば斬られる?そう皆が同時に感じたの。


「ほぉ~?うぬら?むやみにかかって来ぬとは、そこそこ腕が立つようだな?」

すると信長は突然殺気を解いて見せたの?


「このまま立ち惚けていても、つまらん。さぁ?これで少しは遊べるだろ?」


信長が気を許した瞬間、その隙に吸い込まれたかのように剣太郎君と剛君が斬りかかった。


「調子に乗るなよ?信長さん!俺達を甘くみた事を後悔するんだな!」


「そうだぞ!」


二人は同時に斬りかかるが信長は舞うかのように躱す。二人はムキになるけど当たらない?掠りもしない?子供扱い?


「少しは頑張ってみよ?」


余裕を見せた信長に対して二人は…口元に笑みを見せて顔を伏せる?


「今だ!」


剣太郎君の合図と共に気を狙っていた明希君が、


「秘剣・一寸先は闇」


俊足の居合い抜きを放ったの!それは明希君を間合いから隠しつつ、信長を誘い出した二人の間を割って入る一閃だった!


明希君の刀が信長を捉えたと誰しもが思った…


けれど、その刀は信長の出した扇によって止められていたの。


「残念だな?この俺の首を落としに来たか?あはは!動きが直線で解りやすいわ!」


信長が扇を投げるとブーメランのように飛んで、三人の身体を斬りさいた!


「ぐわぁあ!」


三人は血を流しつつ、己のカミシニの力で回復しようとするが、


「あれ?」


傷口が塞がらずに三人は出血で意識が遠退き倒れる。


カミシニの血を持つ三人が瞬殺ですって?


そこに優斗が答える。


「血の上位性のせいだ!」


上位性?


それはカミシニの血が濃い者ほど格が高く、分家等、分けられて劣る血を支配出来るって事らしいの。


信長のカミシニの血は過去の大戦でカミシニの王が残した錬魂の滴。


その濃縮された血の適合率が数億人にいるかどうからしい。


その適合者が信長で、実力はカミシニの中でもハイマスター級??


その血によって斬られれば、同じカミシニの血を持っていようと致命傷ってわけね?でも、斬られたら致命傷てのは当然よ!


私は金の錫杖を手に構えると、隣で宮ちゃんも金の錫杖を手に構える。


「油断…なんか出来ないですわ?」


「解ってるわよ!」


「ば~か?姉貴は引っ込んでろ?こんな奴は俺がぶっ倒してやるよ!」


勇斗が独鈷杵を片手に構えながら私を下がらせる。


「って、馬鹿?あんただって戦ったばかりで駄目でしょ?てか、何であんたがいるのかも、まだ聞いてないわよ?私!」


「あ~うるせ~な?姉貴は?今はそんな小さな事を言ってる場合じゃないだろ?」


「二人とも痴話喧嘩してないで集中しなさい!」


「姉弟喧嘩です!」



しかし、そこに割り込む大男がいたの。


「がっははは!若いなぁ~?歳は取りたくないの~」


えっ?


それは遅れて現れた仁王さんだった。


「信長殿?うぬはこの俺が相手になろう。良いかな?」


「ふふ…誰とて構わん。一人として生かしては置かないからな?先ずはお前が俺がこの新しい身体に慣れるためのウォーミングアップになるだけだ」


「成る程。そうか。うむ。ならば期待を裏切り、本命になれるよう努力せねばな?」


キャッ!告白みたい!


………。


場違いで、すみません。



しかし、今の状況で信長を相手に出来るのは、総本山の守護者である仁王さんしかいなかったの。


えっ?晴明師匠は?


晴明師匠は今、空中戦にて果心居士と術合戦していたの。



てか、人って飛べるのね?


空中浮遊の術?


あれって、どうやるの?



空中を自在に飛び回る果心居士を追いかけながら晴明師匠が九字の印を結ぶと、宙に現れた魔方陣から鬼面が出現して果心居士に向かって飛んで行き噛みかかる。


「うひょ~ハッー!!」


果心居士の投げる術札から大蛙が飛び出して鬼面を飲み込むと、そのまま落下した。


かわいそう…


あ、鈍い音が…


果心居士の式神に同情するわ。



それにしても晴明師匠を相手にする果心居士って本当に何者?


それほどの能力者なの?


「儂には時間がないのじゃ!鬼ごっこは此処までにしようではないかぃ?」


「何?」


すると果心居士が分身して晴明師匠を囲む。そして指から糸を伸ばすと晴明師匠に絡み付き巻き付きながら拘束したの。まるで蛾の繭のような状態で宙吊りになる晴明師匠に、


「晴明さまぁー!」


宮ちゃんが叫ぶ。


すると繭に向かって果心居士がパイプを手にして投げ付けたの!パイプに突き刺さったパイプから血がドクドクと流れ落ちる。


宮ちゃんはそれを見て顔を青ざめさせると、


「よく見て!」


果心居士の頭上から愛刀・鬼神返神の剣を構えて落下して来る晴明師匠?


「何と?では繭の中は?」


すると繭の中から蛙が干からびた状態で姿を現す。


「果心居士!これで終わりだぁー!」


晴明師匠の降り下ろす剣は果心居士を斬り裂いた!


はずだった?


なのに、身体から血を噴き出させて斬られたのは晴明師匠だったの?


「ぐはぁ!」


血を流して落下する晴明師匠に果心居士は見下ろして言った。


「儂の邪魔は何者にもさせんぞぃ!」


すると、同時に仁王さんの叫び声が響く?


仁王さんは胸に無数の斬られ傷があって、同じく血を流しながら倒れる。



嘘?


総本山最強の二人がこんな簡単に?


もしかして、これは夢?



その頃、総本山では?


目覚めた田村磨呂さんと鈴鹿御前さんが傷付いた状態で座主様に駆け寄っていたの。


えっ?えっ?


ちょっと?


どうなるの?これ?



そんなこんな。


次回予告


守護者である坂上田村麻呂と鈴鹿御前でも敵わなかった信長!


その恐ろしき実力とは?



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