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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生蛇神討伐編~黄金の瞳編~
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金禅子と真蛇王エキドナ!

金禅子と真蛇王エキドナとの対決


その戦いの火蓋が今開かれる。


私は法子

今、真蛇王エキドナの前に金色に光り輝く魔眼を持った金禅子が対峙しているの。


金禅子。

天界討伐対象最高重要神物

天界の最高神だった自分の師であった釈迦如来を暗殺して地上界に逃亡。

かつて孫悟空達一行を襲い、還付なきまで金禅子敗北を与えた張本人。

そして孫悟空達が倒した妖怪達を集めて手下にしている謎の行動を取っているの。


その目的は世界を壊すとか言っているけれど?

危ない人だとは思うけれど本当に謎ばかりだわ。

けれど桁外れのエキドナ相手に勝てるの?


「やはりそうよ!お前、あの時の人間の男と同じ瞳をしているわ!そうなのね?妾が世界を手中に収めるのを邪魔しに来たと言うのね?」

「ハァ〜?誰だソイツは?誰と勘違いしているか知らないが、俺は俺のいない間に根城を奪われた事に腹を立てている」


実はこのエキドナの要塞城は本来金禅子達の隠れ家だった遺跡を、留守の間に奪われていたの。


「そしてお前らのような俺の知る世界と予期ない連中が現れた事で、俺の計画を台無しにされたくないのでな?つまり、なんだ?邪魔だから消す!それだけだ」


何て横暴な理由なの?

対してエキドナも目の前に現れた金禅子に対して本能が危機感を感じさせていたの。


そしてそれが蛇神の古の伝説と繋がる。

蛇神の始祖であり起源である旧神エデン。

エデンは世界を産み出し、自らを最初の蛇とした。

その始祖蛇をオピーオーンと呼ぶ者もいる。

世界創造の蛇神であり、蛇神達の始祖。

しかしそのエデンと拮抗する存在。


メシア!


それが救世主伝説の始まり。

メシアと呼ばれる天敵の存在は蛇神の本能に、血が遺伝子レベルで告げる。

蛇神が世界を取り戻す時、必ず現れ敵対するメシアの存在。

「生かしていては駄目じゃ!」

エキドナが飛び出すとその手に杖のような槍が出現して突き刺して来る。

「八宝光輪」

金禅子の周りに光り輝く八つの光輪が回転して完全防御でエキドナの槍を防ぎ、さらに飛び回りながら攻撃を繰り出す。

「俺の手足のように光輪はお前を裂く!」

回転して飛んで来る光輪は不規則に移動し速度を変えてエキドナを襲う。

「クッ!」

素速い動きで光輪を全て躱しつつエキドナは蛇気を凝縮させて破壊波として放つ。

受け止める光輪が砕け散ると、新たな光輪が盾となって防御し金禅子を守る。

「そう容易くないいかないようだな!」

更に砕けた光輪が消えると同時に金禅子は飛び込んで手にした数珠に念を籠めて放つ。

「数珠閃光弾!」

飛び散る光の珠が四方八方からエキドナに向かって光速の速さで突き刺すように飛んで来る。

「毒防」

エキドナの足下から猛毒の液体が噴き出してドーム状になってエキドナの姿を覆い隠し光の弾丸を全て熔かして消し去ったの。

その戦いを見ていたナタクは割り込むタイミングを完全に逃していた。

「完全に取り残されたようだな。この俺が」

誇りが傷付くけれど、この現実を認めるしかなかったの。

そして両者の激闘から自らの経験として学習していた。

「ジッとしていなさいよ!」

ナタクの体力を回復させている霊感大王は底無しのナタクに息を切らしていたの。

そして他の八妖達も自らの主人である金禅子の戦いを目の当たりにして驚愕していたの。

「やはりとんでもない、金禅子の旦那は!」

「驚くばかりだ」

九頭駙馬と混世魔王は青褪め、

「寝首かくつもりだったが、そう簡単にはいきそうもないようだ」

百眼魔王もまた完敗だと首を振っていた。

そして九霊元聖と黄牙白象は興奮して見ていたの。

「やはり俺の主として認めざるしかあるまいな」

「ふぉ〜!」

金禅子はもしかしたら自らの戦いを手下達に見せつけて、逃げたり謀反起こさないようにする目的があっり?絆を深めるために戦っているのかもしれないわね。

恐らく多分、きっと。


「跪けぇーー!!」


金禅子の掌に光が集約すると神気剣が出現して振り下ろしたの。

寸前で躱したエキドナだったけれど肩を斬られて傷を負いながら後退する。

「くぅ?嫌ぅううわぁあ!?」

傷口に強烈な痛みと高熱が気泡を作り出して蛇神の血液が反撥するかのように沸騰して噴き出す。

「妾の身体が再生しないじゃと??」

咄嗟に自ら腕の根元からもぎ取り放り捨てると、新たな腕を再生させたの。


エデンとメシアは相反する拮抗する力。

互いに猛毒のような関係。


「ふふふ。どうした?格下の相手しか相手していなかったせいで、恐れを抱いたか?」

「何を馬鹿な戯言を。良いわ?それなら妾も本気を出してお前を狩り喰らうわ」


同時に動くと、衝突する衝撃が要塞城を揺らし、亀裂を作り出していく。

そしてその戦いを見ているしか出来ない者達は唾を飲み込む。

動きが速いだけではない。

近寄れない重圧。

巻き込まれればそれだけで命取り。

目の前で起きてる桁違いの戦いにただ圧倒されるだけだったの。

けれど金禅子は叱咤した。


「お前らそろそろ気付け!」


へっ?気付けって何を?

この状況で何か気付く事なんかあるの?

すると金禅子は皆に聞こえるようにエキドナの力の種明かしを説明し始めたの。


「では、種明かしと行こうか?」


えっ?どう言う事?

種明かしって何かあるの?


それは真蛇の能力の秘密。

その力が明かされる。


そんなこんな。

次回予告


金禅子が真蛇王エキドナとの戦いに決着をつけ・・・

られるのか?



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