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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生蛇神討伐編~黄金の瞳編~
312/713

因縁?再炎!最後の鍵の行方?

油断している所を蛇神要塞上空から攻撃を仕掛けようとしていた大蛇王がいた。


そこに現れたのは遅れて現れた金禅子の新たな手下だった。


私は法子。

蛇神城の屋上の屋根に最後の大蛇王がいた。

天蛇王ダダは空高くに蛇気の槍を作り出し、要塞の中で戦っている金禅子一行だけでなく地下のナタクや兄弟達目掛けて撃ち落とそうとしていたの。

しかしそこに現れたのが金善子の手下?

翼のある紅色の鎧を纏った妖怪。

しかし顔を隠したその妖怪の正体は不明だった。

九霊元聖と同じく何処からか裏技で連れて来たのかしら?

金禅子の前で黄眉大王はソワソワする。

「あの〜?本当に大丈夫なのでしょうか?私、あの者の正体を知らぬのですが?一体、何者なのでしょうか?」

そこに百眼魔王が戻って来たの。

「俺も興味ある。奴は何者だ?俺の百の眼を持ってしても正体が掴めぬ」

既に金禅子の前には黄眉大王と黄牙白象。

それに追い付いた霊感大王、九頭駙馬、混世魔王が集まっていたの。

「アイツは俺が育てた中では一つグンを抜いて成長した。そもそも才はあったようだがな」

他の手下には辛口な金禅子が認める実力なの?


蛇神城要塞の上空では天蛇王ダダが妖気の槍を星のように出現させて待機させている。

「このまま跡形もなく串刺しにしてやろう」

ダダは翼を羽ばたかせると、無数の蛇気の槍が紅色の鎧の戦士の身体を貫き、さらに止むことのない雨のように跡形もなく粉々にしたの。

鎧の戦士は粉々になりながら落下する。

「肉片残らず消え去ったようだな。他愛もない」

天蛇王ダダが勝利を確信したその時、突如背中に重みと衝撃を受けてそのまま要塞城の屋根へと落下し衝突したの。ダダは起き上がろうにも動けない?

「な、何がぁ?おま!?」

すると人影が背にのしかかり、強い力で押さえつけられていた。

「や、やめろぉー!」

天蛇王ダダが叫ぶと同時に背中の翼が何者かにもぎ取られた。敵の血飛沫を浴びた者は指先をダダの眼前に向け躊躇なく突き出し潰したの。それは紅色の鎧の戦士の中身?正体だった。

「うぎゃあああ!」

ダダの、もう片方の頭が伸びて背中の者の首に向かって噛み付こうとするが、その者は難なく受け止め、そして初めて口を開いたの。

「燃え尽きろ」

するとダダの顔面を掴んだ掌から業火が高熱とともに天蛇王ダダを発火させる。

その炎は消す事も出来ない灼熱の炎。

まるで存在を消すように絡み付く。

その実力は大蛇王を瞬殺。

まさに最強の切り札とも言えたの。


天蛇王ダダを倒し立ち上がろうとしたその時、

その目の前には勝利したばかりの戦士に向かって新たに殺気を向ける者がいた。


「お前が生きているとは思わなかった。まさか灯台下暗しとは笑える。僕はお前に復讐する」


それは黄風魔王?

その手に猛毒の障気を籠めながら構えをとる。

って、まさかの仲間割れ?

それに黄風魔王が恨むこの相手は何者なの?

そして黄風魔王が飛びかかる。


「父の仇!鵬魔王ぉーー!」


ほ、鵬魔王?

そう言えば孫悟空に聞いた事がある。


鵬魔王。

孫悟空が転生する前に美猴王と名乗っていた昔、この地上界を支配し天上界にまで進撃した歴史があるの。その時の仲間が義兄弟の契りを交わした六大妖魔王達だったの。その中には阿修羅の他に蛟魔王さん、百獣王さん、牛角魔王さん。

そして鵬魔王がいた。


その時代、地上界で戦った魔王が黄風魔王さんの父親。

つまり先代の黄風魔王。

先代黄風魔王は美猴王と戦い呪毒で瀕死状態にした。呪毒を解くためには先代黄風魔王を倒さないといけなかったの。そして討ち取ったのが鵬魔王だった。崩壊する城の中で先代の側近だった虎先鋒に連れられ脱出した幼少の黄風魔王は父親が目の前で首を落とされた現場を見てしまったの。

それから地上権制覇を成し遂げ地上界から天界へと戦場を移したの。


その後、天界大戦で美猴王と阿修羅が戦死した。


けれど三百年経った後、孫悟空として甦ったとか。

それから私の先代の三蔵法師様と旅を続ける中で八戒と沙悟浄が加わったの。

その後も色々あった。

数々の妖怪に狙われ襲われ戦う日々。

仲間として、師弟として認め合う旅。

その旅の最後の相手がかつて孫悟空と義兄弟だった鵬魔王だったの。

それはもう激しい戦い。

そこで三蔵法師さんは命を落とし、激情した孫悟空は阿修羅の力も借りて鵬魔王を討ち取った。


はずだった。


「やはり素顔を見せたのは不味かったな。あの二人を両方手に入れるつもりだったが、チッ!」


金禅子は二人が仇同士だと知っていた。

それでも自分の目的のために二人を手に入れたの。

そのための変装で素性隠していたつもりだけど、鵬魔王の正体がバレてしまったからにはそう簡単にはいかないわよね?

それにしても沙悟浄から聞いた話によると間違いなく鵬魔王は孫悟空と戦い敗れ死んだはず?

どういう事なの?

孫悟空と鵬魔王の戦いの後、その戦場に金禅子は足を踏み入れていたの。

そして残留思念から一連の全てを知ると、その地を歩きながら見つける。

それは鵬魔王の翼より落ちた羽根。

戦い敗れた鵬魔王の魂は一枚の羽根に宿っていた。そして残留していた魂に向かって念仏を唱えたの。

消えかけていた魂の灯火が微かに甦ると金禅子は巻物の中に封じて持ち帰る。

それから旅の中で探し求めていた西の遺跡の中で蘇生装置を見つけると、その羽根を入れたの。

時間はかかった。

その間、遺跡を放置して旅に出た金禅子は別の手下探しに地上を旅して回る。

その間に百眼魔王に遺跡を奪われていたりして、いろいろと面倒だったけど、最終的には百眼魔王と白象を手下にしてしまう一石二鳥ぶり。

しかし同時に鵬魔王の他に遺跡で再生していた蚩尤と妲己が人間の僧侶に奪われ消えてしまったの。

この僧侶がフォンさんだと私は知らない話なのだけど。

その日は酒に良い潰れ、手下の妖怪達への八つ当たりが酷かったらしいのは、これまた私の知らない話なので裏話ね。

そんなこんなで鵬魔王は目覚め復活したの。


目覚めた後も当然暴れたのだけど、それは金禅子の口車と強引な圧力で手下にしたとか。

けれど、黄風魔王と鵬魔王の因縁を考えると話は簡単じゃ済みそうにないわよね?

「僕がお前を殺す!」

毒手で構える黄風魔王に対して、

「父親の仇討ちだと?ふふふ。お前にこの不死の王!鵬魔王を殺せるなら殺してみるがよい」

炎を両手に噴き出させる鵬魔王。

って、どうなるの?

てか、私は鵬魔王の強さ知らないけど、私達が戦ったあの黄風魔王とどっちが強いの?

同時に問題が発生していたの。


「上空にいた蛇を倒したにも関わらず扉が開かないってどういう事なのでしょうね?金禅子様?」

「・・・」


金禅子は舌打ちをして呟く。

「やはり予想通りか。クソッタレ!」

えっ?どう言う事なの?


戦う戦場は変わる事、地下通路。

崩れ落ちる瓦礫や天井を擦り抜けて駆けているのはナタク、金吒、恵岸行者さんだった。

そこで知らされたのは絶望的話だったの。

それは捕らわれていた恵岸行者さんの口から語られたの。

「扉の鍵となる大蛇王は全部で十三体いる」

それは扉の鍵穴で金禅子達も知っている情報。

けれど、その最後の一体の居場所が厄介だったの。

そいつの名は木蛇王ハイタク。

大蛇王より優れ、海蛇王や天蛇王、九蛇王と同じく経験を積んだ優秀種。

その為、側近として真蛇王マダムの傍らにいつも付き従っていたの。

って、つまり?

ソイツがいる場所って?


「扉の中にいるんだ」


扉の中に鍵あるって反則じゃない?

鍵を車の中に入れたままロックしちゃうような?

金庫の鍵なくしたとか番号分からなくなったとか?

ホテルの自動ロックで部屋に入れないとか?

家の鍵忘れて帰宅後に待ちぼうけ?

これって鍵の専門業者さん呼ばないといけない案件よね?

番号は何処?場所は?

その前に携帯は?公衆電話とか?

あるわけ無いじゃん!

この時代に!

もう~落ち着いてよね?

そもそも鍵の専門業者来て、この扉を開けたらシュール過ぎるわよ!

ギャグ漫画よ!私達の努力無駄よ!


・・・現状、私は一切何もしていませんが。


けれど今、一番の衝撃を受けていたのは、唯一マダムの部屋の中に侵入していた竜吉公主さんだったの。

「う、嘘?どうりで誰も助け来ないわけだ」

竜吉公主さんの前に、マダムを庇うように現れていたの。

最後の大蛇王。

木蛇王ハイタクが!


そんなこんな。

次回予告


扉を開けるために必要な鍵は扉の中にあった。


このままでは助けに行かれない。


そこに現れたのは鍵の業者さん・・・ではなかった。



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