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隔世異伝・転生記~神を導きし救世主~  作者: 河童王子
女子高生覇王蛇神編!
231/713

まさかこんな唐突に全面戦争勃発??

蛇神に対抗するべく法子一行は多数の妖怪達と手を組む事にした。


しかし、そんな法子一行に迫る危機が?


私は法子

私達は今、とてつもない危機的状況にいたの。

私達は影一族、月兎一族、青鬼一族の同盟で結束された城塞を守りながら戦争中なの。

私達が相手をしているのは城塞を囲む数千数万の蛇神の軍隊だったの。

「も〜う!何でこんな目になってんのよ〜」

それは突然の揺れから始まり、見張りの兵が慌てて私達に報告にしに来たの。

「大変でございます!」

「何がどうしたと言うの?」

そこには既にカナルさんと白兎さんに黄袍怪夫婦が集合していたの。

「大変なのです!じゃっ!蛇神の大軍がこの城塞を囲んでいるのです!」

「何ですって〜??」

私達は慌てて外を見回す。


まだ遠くて見えないけれど確かに空を覆い隠すほどの障気が立ち込め、間違いなく蛇神の気を無数感じ取ったの。蛇神を倒すために作り上げた城塞の場所がばれたの?

そして視界に蛇神兵の姿が見え始める。

「十メートル級の大蛇、いや、二十メートル級の大蛇が先方に見えます!」 

蛇神には人型と化け物級の大蛇の姿をしたのがいるの。中でも二十メートル級はかなり厄介。他の目撃談では更に巨大のもいるって話だけど。

「まさか蛇神の方から私達に戦争ふっかけて来るなんて思ってもみなかったわよ!」

私の傍には孫悟空と阿修羅、八戒に沙悟浄と玉龍君が集まっていたの。

このまま戦争が始まるのかしら?

「お待ちください」

白兎さんが私達を止める。

「私達も今日まで貴方達と共に戦うために準備をしてきたのです」

それは対蛇神と戦うための秘密兵器。月兎一族に伝わる遺跡の中にあったらしいの。そもそも月兎一族は遥か昔に月から来た妖怪らしく他にはない術や薬、武器まで所持していて本来なら門外不出なのだけど蛇神討伐に禁を破り使用を許可してくれたの。

それは移動式の大筒。

月兎一族の戦士達が配置につくと石のようなモノを大筒に嵌め込む。すると強い力を感じて蛇神達に向かって砲撃されたの。

弾丸は凄まじい勢いで飛んでいき二十メートル級の大蛇をも貫通する。

倒れる大蛇で蛇神軍は動きが止まり始める。

「あれは月光石を放つ砲撃。私達の切り札です」

白兎さんが指示して次々と砲撃される。

「先制攻撃は成功よ!」

更に蛇神軍の方から爆発が起きる。

「我々の張った罠が起動したようですね」

カナルさん率いる影一族は暗器使いの他に罠を張るプロフェッショナルなの。あの罠も蛇神の気のみ感知して爆発するように仕掛けられていたの。

すると今度はこちらの城塞が揺れ始める?

「何が起きたの!?」

それは地下からの襲撃だった。

「城内に侵入された模様です!」

「嘘っ!?」

そこに黄袍怪さん率いる青鬼一族が先に向かっていたの。青鬼一族もまた月兎一族や影一族と同じく三大暗殺集団で名高い事もあり手際よく城内に侵入した蛇神達を葬っていく。

「地下も危険よ?結界を張り直してくれる?」

「直ちに!」

カナルさん率いる影一族が城塞全土地下にまで新たな結界を張り巡らせる。

この城塞には他にも多彩な力のある妖怪達が守っている。

下級の蛇神相手なら三人か五人組で強力し合えば倒せなくはないの。

「そろそろね?」

私の目配せに気付いた孫悟空が待ってましたと前に出ると私に言ったの。

「いつもみたいに殺さずは無理かもしれねぇぜ?」

そう。普段私は孫悟空達に旅の道中襲ってくる妖怪に対して極力殺さないように指示していたの。

けれど、今回ばかりはそうも言ってられない。

「暴れるのを許可するわ!その代わり絶対に」

「あぁ!絶対に負けねぇよ!」

そこに阿修羅も加わる。

「僕も行くよ」

「頼むわね、阿修羅!」

「うん。法子」

孫悟空と阿修羅がいれば蛇神なんて恐くなんてないわ!孫悟空は筋斗雲を呼び阿修羅は自らの力で浮遊すると蛇神軍に向かって飛び立つ。



私達は月兎の砲弾を使って遠方から援護するの。

それも孫悟空と阿修羅が向かった先からとてつもなく大きい蛇神の気を感じて私達では足手まといになるのは百も承知だったから。

「うぉりゃあ!」

孫悟空は蛇神軍の中央に降り立つと、如意棒を振り回しながら蛇神兵に叩きつける。その動きは疾風の如き、足元に蹴りを当て倒した所を如意棒を突き刺しながら伸縮させる。長くなった如意棒を回転させて円を作るように蛇神達を薙ぎ倒す。

阿修羅もまた掌に黒い炎を灯して襲いかかる蛇神の攻撃を躱して手刀で切り裂くと、直ぐに引き戻して蛇神の集まっている場所に地獄の火炎を放射する。


二人の奇襲は完全に成功したの。

けれど蛇神の軍は全然減ったようには見えないわ。

圧倒的な数に対して私達は援護射撃で怯ます。

孫悟空と阿修羅は蛇神軍の本隊へと攻め込んで行く。

けれど数は脅威よ!

流石に私達だって二人だけで蛇神軍を負かせられるなんて思ってもみないわ。

二人に頼んだのは蛇神軍を率いている頭を潰す事。頭さえ倒してしまえば、後は何とかなると思うの。

すると孫悟空の前に強力な力を持つ蛇神が前に出て来たの。

孫悟空もソイツ達が他と違う事に気付く。

「妖怪風情が蛇神様に調子に乗りやがって」

「将軍級の我々が出る必要あるのか?」

「蛇神の恐ろしさをその身に味合わせ恐怖を擦り込んでやるのだ!」

それは軍を率いる将軍級と呼ばれる蛇神。

「ようやく手応えある奴が現れたようだな?」

孫悟空は正直、かなりレベルアップしていたの。

それは龍神界での青龍王さんや地上界では虎先鋒に黄風魔王、そして鈎蛇王や玄天上帝との戦いの連戦。

戦いを通して強くならなければ生き残れなかった。

そして今、孫悟空は強くなって此処にいるの。


「さぁ〜て!俺様の前に跪けぇ!」


孫悟空から発する覇気が下級の蛇神連中を圧力で押し潰す。その中から三体の蛇神だけが強烈な殺意の波動を向けて平然と立っていたの。

「取り敢えず名前くらいは聞いてやるぜ?」

しかし蛇神達は、

「今から消える雑魚に名乗る必要あるまい?」

薄ら笑いする蛇神に孫悟空の青筋がピクピクする。

「俺様をナメてると怪我するぜ!」

瞬間、孫悟空の姿が消えて蛇神達の間合いに入って蹴りを食らわす。が、三人とも難無く躱したのだ。

「暴れるなよ?直ぐに内臓ぶちまけてやるよ」

蛇神の一体が孫悟空の足を掴み上げると地面に向けて叩きつける。

「!!」

が、蛇神の腕は肘から切断されていた。

「うぎゃあああ!」

突然の状況に悲鳴をあげる蛇神の前には、

「大丈夫かい?孫悟空」

「別に助けてくれなくても大丈夫だったんだからね?だぜ!阿修羅」

「ハイハイ。強がってないで集中しなよ」

「もう油断はしねぇよ!」

寸前で阿修羅が助けに来たの。

その時、蛇神達は本能的に全身が震える。

目の前の阿修羅は別格だと。

しかし孫悟空は阿修羅を下がらせて一人で相手すると言い放つ。

「もう俺様、怒っちまったからな?覚悟しろよ」

すると孫悟空の妖気が高まっていく。


「聖獣変化唯我独尊・白虎」


白虎の鎧を纏った孫悟空から凄まじい妖気が発せられると、蛇神達は孫悟空に一瞬怯む。

直後、孫悟空は蛇神達の背後に立っていたの。

蛇神の身体が鋭利な刃物で裂かれたように崩れ落ちていく。それは白虎特有のスピードと雷の爪によって躱す事も出来ずに斬られたの。

「ば、馬鹿な!?こんな妖怪がまだ残っていたなんて聞いてねぇよ!」

「はっ?」

先程、阿修羅に腕を切断された蛇神は怖気づきながら後退りしたその時、その蛇神の頭が何者かに捻らねて地面に転がる。

「蛇神が下等種に脅える事は許さん」

そこに立つ新たな蛇神の出現に孫悟空だけでなく阿修羅までが本能的に警戒する。

「何だ?こいつ達の圧力は?」

「どうやら鈎蛇王と同格かそれ以上かもね」

「かもな?」

鈎蛇王と同様の強さを持つ蛇神?

しかも孫悟空と阿修羅の前には桁違いの蛇神が他に五人も現れていたの。

「下等種にも手応えがありそうな奴がいるのだな?面白い。そうそう、良い事を教えてやる。さっきの連中には名前なんてないぜ?名を与えられるのは覇王様に認められた者への称号なのだからな」

「ペラペラお喋りな蛇神だな?つまりお前には名前があるって事かよ?」

「もし俺に触れる事が出来たら教えてやろう」

「そっかぁ?なら直ぐに四百字詰めの挨拶文考えておいた方が良いぜ?お喋り野郎!」 

孫悟空は白虎のスピードで攻撃を仕掛ける。

その速度に蛇神は合わせるかのように素速い動きで躱す。

「口先だけのようだな?やはり本命は後ろにいる褐色の男の方か」

阿修羅と引き合いにされた瞬間、孫悟空の目がギラリと光る。

それはムカつき度の限界の目だった。

その拳が蛇神の頬を捉えて殴り飛ばしたの。

「うぐっ!」

頬を押さえて着地した蛇神の目の色も変わる。


「面白え〜!お前も殺しがいが有りそうだ。教えてやろう、俺の名は覇王様より蛇蝕六尾の称号を頂きし牙流六尾だ!」

「なら俺様も教えてやるぜ?俺様は聖天大聖・孫悟空様よ!」


すると孫悟空と牙流六尾との一騎打ちが始まったの。

しかしこの状況にも関わらず他の蛇蝕六蛇の五人は見ているだけ?

一斉に仕掛けられたら間違いなくヤバい状況なのだけど、私達からみたら好都合なの。

だけど不気味よね。

孫悟空と牙流六尾のバトルは互角だった。

繰り出される連続の拳からの蹴り。

互いの磨き上げた拳闘がぶつかり合う。

「てめぇ〜しぶてぇぞ!」

「驚いた!驚いたぞ?お前のような奴が残っていたなんて、俺も楽しくなって来たぞ!」

「別にお前なんか楽しませてやんねぇよ」

孫悟空は牙流六尾の拳を顔面スレスレで躱し、そのまま前進して頭突きを食らわす。

「ぐはぁ!」

鼻から血を流しつつも牙流六尾は振り上げるアッパーが孫悟空の顎をとらえたの。

共に後退しつつ相手を睨む。

「マジ、痛え〜な!こらぁ!」

孫悟空を見て牙流六尾は呟く。

「お前を見ていると、昔に俺とやり合った人間の事を思い出すぜ」

「人間だと?」

「あぁ、戦いの途中で浮気しやがってな?俺は奴を仕留める事を楽しみにしていたんだ」

「てめぇとやり合える人間なんているのか?」

「あぁ、本当に人間かは疑わしいが高僧の姿をしたとんでもない奴だった」

「高僧の人間だと?そんな奴は・・・」

蛇神とやり合える人間なんてそう多くはない。

むしろ限られているの。

それは孫悟空が知る唯一の存在が浮かぶ。

「そうかぁ、だったら俺様は絶対に負けられねぇな・・・俺様は三蔵を超える猿だからな!」

「三蔵?そうだ!奴は三蔵と言ってたぞ!そうか?お前は三蔵の関係者か?」


三蔵法師

その名は孫悟空が唯一慕った師匠だったの。



牙流六尾もまた歓喜する。

もしかしたら、この戦いは運命だったのかも。

互いに負けられない意地がぶつかり合う。

先よりも鋭く、激しく、手数が増える。

その一騎打ちを征したのは?

「うぉおおおおお!」

孫悟空の突き出した拳が牙流六尾の胸元に直撃して吹っ飛ぶ。

孫悟空が牙流六尾を凌駕したの。

「俺様は負けねぇー!」

それは孫悟空の強い思いの勝利だったの。

「グッ、ぐふぅ!」

牙流六尾は吐血しながらも立ち上がる。

「この俺に傷を負わせたな?覇王様より称号を与えられた俺に恥をかかせやがったなぁ!!」

牙流六尾は誇りを汚され怒りが沸点に達する。

同時に凄まじい蛇気が孫悟空を震わせた。

「どうやら本気のようだな?」

孫悟空も呼応するかのように妖気を高めると同時に二人は視界から消える。二人は私達の動体視力を上回る動きで戦っていた。その動きを目で追えるのはどれくらいいるの?孫悟空は全身から血を流しながらも、その目は強く光る。

「俺様は三蔵と誓ったんだ!俺様は絶対に」

その時、孫悟空の動きが更に速くなったの。

「逆鱗!」

白虎の力は龍の血に反応し活性化していく。

そして牙流六尾の動きを上回る。

牙流六尾を中心に孫悟空は竜巻の如き動きで雷爪で斬り裂いていく。

牙流六尾は次第に受け身が出来ずに弾き飛ばされたの。

「がぁあああ」

牙流六尾は落下と同時に動かなくなる。

「へへへ。一匹倒したぜ?次は誰が・・・」

しかし孫悟空もまた極限の中で疲労が溜まり膝をついてしまう。

「牙流六尾よ?無様だな!覇王様より称号を頂いておいて、何だ?そのザマは!」


それは牙流六尾の他の蛇蝕六尾達。

氷蛇六尾、雷蛇六尾、炎灼六尾、

嵐蛇六尾、修蛇六尾。

この五人がまだ残っていたのよね〜

「お、俺は、負けちゃいねぇー!」

しかし牙流六尾もまだ立ち上がって来たの。

「しぶてぇ〜な!おぃ!」

孫悟空にも次第に焦りが見える。


牙流六尾は技やスピード、力よりも厄介なのは想像以上に頑丈なの。

それは蛇神特有の体質なのだけど牙流六尾の再生力は桁違いなの。

それに比べて孫悟空の消耗は危機的状況だわ。

「孫悟空、少し休んで?」

「なっ?阿修羅!俺様はまだ」

「直ぐに出番はあるから」

「そ、そうか?」

孫悟空は阿修羅に従い交代する。

「次は僕が相手になる。けど、怪我している上に一人で良いのかい?」

「なぁ?なんだとぉー!!」

牙流六尾は阿修羅の挑発に頭に来て攻撃を仕掛けて来た。その動きは閃光の如く、鋭い爪が阿修羅の喉元に迫ったその時!

「!!」

その場にいた全員が凍りついたの。

阿修羅は牙流六尾の手首を掴み止めると握力で握り潰し、更に逆の拳の連打を繰り出したの。

全ての攻撃が急所を捉えていた。

「あぁあ・・・」

既に意識が消えかけている牙流六尾に対して、

「君は見かけより頑丈なんだったよね」

阿修羅は容赦なく次の攻撃を仕掛けようとした時、牙流六尾は手刀で掴まれた自らの腕を切断して逃れたの。

「はぁ、はぁ・・・」

牙流六尾は阿修羅があまりにも大きい存在にみえていたの。

底知れない怪物に!

「そうか、次は君達か。どうやら僕も本気でやれるみたいだから、覚悟しなよ?」

阿修羅を囲むように氷蛇六尾、雷蛇六尾、炎灼六尾、嵐蛇六尾、修蛇六尾が立っていた。

五人もまた目の前の阿修羅を脅威だと察して、今ここで始末せねばと気付いたの。



しかしそこに彼等を止める者が現れる。

「そんな馬鹿な!どうして!?」

すると蛇蝕六蛇は全員その場に膝をつき頭を下げる。その視線の先には蛇蝕六尾以上の力を感じる八人の蛇神が立っている。

「覇蛇の八蛇王」

しかし蛇蝕六蛇が敬意を見せていたのは彼等ではなかったの。その先にはもっと計り知れない何者かが離れた場所にいる私達にも分かるくらいに恐ろしい力を発していたから。


私達は本能的に気付いた。

「まさか、あれが覇、覇王なの?」

私は足の震えが止まらなかった。

その場にいたカナルさんは頷いた後に過去のトラウマが蘇るかのように震え上がる。

アレが私の・・・私達が倒すべき敵だと言うの?

まるで自然を、世界を相手にするような感覚。

私達は本当に勝てると言うの?

「あっ!!」

けれど唯一その状況で立っている者がいたの。


「どうやらお前を倒したら法子の肩の荷がおりるようだ」


それは阿修羅。

阿修羅は覇王を前にして怯まずに足を進める。

なんて肝っ玉なの?

そこに覇王を守るように覇蛇の八蛇王達が道を塞ごうとするけど覇王は制止させた。

「構うな、俺の獲物だ」

覇王の正面に阿修羅が対峙する。

息をするのも躊躇う緊張感。

覇王から発する重圧はとてつもないと思う。

その中で阿修羅は飛び出したの!


決着は一瞬だった。

阿修羅の胸に覇王の指先が貫く。

血を噴き出しながら阿修羅は覇王の足下に倒れたの。

そんな馬鹿な?阿修羅が一撃で?

そして阿修羅の頭を踏み潰すように覇王は足を上げる。

このままでは阿修羅が殺される!?

「やはり他愛もないか、この俺を胸踊らせる猛者はこの地上にはいないのだな」

覇王の足が阿修羅の頭目掛けて踏み下ろされた。

「!!」

けれど、覇王の足は止められていたの。

その足下には、

「させねぇー!」

「させないわー!」

如意棒と錫杖が交差し、

孫悟空と、この私が止めたの。

その光景に城塞でカナルさんが目を丸くしていたの。今の今まで隣にいたはずの私が消えて、遠く離れた戦場の真っ只中に現れたもんだから。

そして覇王もまた足下に現れた私達に興味を示す。

「この俺に抗う者がまだいたのか?だが力無き者はそれが精一杯のようだ。共に潰れよ!」

覇王の踏み込む足に力が入る直後、黒い影が飛び出して来て覇王の頬を殴ったの!

「阿修羅ぁー!ナイスよ!」

頬を殴られた覇王は頭に来るわけでもなく、


「アハハハ!」


突然、笑い上げる。

しかし周りの蛇神達の発する殺意が私達にのしかかる。戦場真っ只中に飛び出したのは良いけれど、この状況で私達に勝ち目は?てか無事に生きて帰れるのかしら?私?頬から冷たい汗が落ちる。

「何があってもノリコ様達だけは救い出すのだー!」

カナルさんと千兎さんが軍を率いて出陣させる。


まさかこんな唐突に全面戦争勃発??


けれど、そんな私達に思いがけない救いが起きる。

それは空から閃光が柱のように落ちて来て、私達を覆ったの。

逃さないように襲いかかる蛇神達の攻撃が迫った時、三人の人影が飛び出して蛇神達を払い除けたの!

えっ?えっ?えっ?あれ、誰?何者?

更にその一人が掌の上に乗せた貝殻に気を送ると貝殻を中心に閃光が広がっていき、この場にいた全ての者が一瞬にして消え去ってしまった。


何がどうなっちゃったの?

私達はどうなるの?

突然現れたのは敵?味方?


全然、わかんないわ〜!

そんなこんな。

次回予告


法子一行を救った者達は敵か味方か?


かつての物語に登場した彼らが本編参戦!


参考物語 「唯我蓮華~破壊神と呼ばれた少年~」

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