謝辞、参考文献の紹介
[あとがき]
反省点も多々あるものの、今ある自分の力をすべて出し切ることのできた拙作であり、原稿を完結できたのはひとえにここまで見守ってくださった読者の皆様方のおかげです。深く感謝の意を示したく、本当にありがとうございました。
最後に、本作を書くにあたり参照した書籍、本文中で取り扱った文献を紹介いたします。
・参考文献
[冷凍イカの瞳、あるいはイカ萌えの原典]
『侵略!イカ娘』安部 真弘(秋田書店/少年チャンピオン・コミックス)
『森田さんは無口』佐野 妙(竹書房/バンブーコミックス)
[イカという生き物に対する興味を深めてくれる書]
『イカはしゃべるし、空も飛ぶ―面白いイカ学入門』奥谷 喬司(講談社/ブルーバックス)
『イカの心を探る―知の世界に生きる海の霊長類』池田 譲(NHK出版)
[バブル・バベルの着想の元となった書]
『日本人はどこまで減るか―人口減少社会のパラダイム・シフト』古田 隆彦(幻冬舎新書)
『女性のいない世界 性比不均衡がもたらす恐怖のシナリオ』マーラ・ヴィステンドール、大田 直子 訳(講談社)
[作中で触れた書籍、または引用した書籍]
《第一章 冷凍篇》
1.ユキハ
"妹モノのライトノベルを読み漁っておいて良かったぜ"
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』伏見 つかさ(KADOKAWA/電撃文庫)
2.ミユウ、6.シシャノメ
"ミユが指差したのは、棚の上段でホコリを被っている経済学大辞典だった。"
"ユキは容赦なく経済学大辞典を投擲した"
『経済学大辞典』実在の書籍を指すものではありません。
4.ブレヱキ
"当時ヨーロッパで大ブームを引き起こし、ウェルテルを真似た若者の自殺が社会現象となるほどだったとか"
『若きウェルテルの悩み』ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
7.バブル・バベル
"最大多数の最大幸福"
『道徳および立法の諸原理序説』ジェレミ・ベンサム
"見えざる手"
『国富論』アダム・スミス
"万国の労働者よ、団結せよ"
『共産党宣言』、カール・マルクス
"人口は制限されなければ幾何級数的に増加するが生活資源は算術級数的にしか増加しない"
『人口論』トマス・ロバート・マルサス
《第二章 解凍篇》
1.兄
『山月記』中島敦
『変身』フランツ・カフカ
『人魚姫』ハンス・クリスチャン・アンデルセン
"すべてこの世は舞台、男も女もみな役者にすぎない"
『お気に召すまま』ウィリアム・シェイクスピア
※第七場、森、ジェイクイズの台詞。
『八百比丘尼』日本古来より語り継がれる伝承
3.死
『死に至る病』セーレン・キェルケゴール
"これって原因、ガイアだよね"
『地球生命圏 ガイアの科学』ジェームズ・ラブロック
4.彼
"生存戦略"
『輪るピングドラム』(イクニチャウダー/TVアニメ原作)
5.時
"Zeit ist Leben"
『モモ』ミヒャエル・エンデ
《最終章 解体篇》
1.Decadence
『ソフィーの世界』ヨースタイン・ゴルデル
2.Nihilismus
"君が長く深淵を覗き込むならば、深淵もまた君を覗き込む"
『善悪の彼岸』フリードリヒ・ニーチェ
"世界=内=存在""エルアイクニス"
『存在と時間』マルティン・ハイデッガー
『存在の耐え難い軽さ』ミラン・クンデラ
Ereignis(我々が存在する理由)Final episode.A
"ともかく、まずは望むことのできる人間になりたまえ! そして、君が望むことをやれ!!"
『ツァラトゥストラはかく語りき』フリードリヒ・ニーチェ
Ich liebe......(生の絶対肯定)Final episode.B
"われはかく望むがゆえに、かく命ずる"
『実践理性批判』イマヌエル・カント
[その他の参考書籍]
『ハイデガー=存在神秘の哲学』古東 哲明(講談社現代新書)
『スリープ』乾くるみ(ハルキ文庫)
【妹の左目は冷凍イカの瞳――完――】




