プロローグ
現高校二年生の書くgdgd小説です。
読んでいて不愉快だと感じられた方は早急に引き返してください。
それ以外の方は、厨二病のにわか小説ですが、お付き合いよろしくお願いします。
俺は何の為に、この力を与えられたのだろうか。
この力では、失った物を取り戻すことなど出来ないのだろうか。
大切な人達を──守る事さえも出来ないのだろうか。
もしそうなのだとしたら。
「俺は───」
何の因果があって、私は、この運命を与えられたのだろう。
私は一生、この運命を背負って生きていかなければならないのだろうか。
私はずっと、孤独の中に生きることしか出来ないのだろうか。
もしそうなのだとしたら。
「私は───」
──運命を変えてみせる──
これは、運命に抗う、少年達の物語――――
***
視界は一面の白に覆われていた。凄まじい轟音が響き渡り、少年の身体は一層大きく揺らぐ。
「……ッ」
ガクンッ、と、ついに彼は膝をつく。足が震え、息は荒れ、目眩に襲われ──それでも攻撃を凌ぐ右腕だけは、絶対に降ろすことをしなかった。
彼の後ろには、頭から血を流した少女が佇んでいる。何が起こったのかわからないといった顔をして、ただ呆然とその光景を見ていた。
「なに、してんだ──逃げろッ!」
少年は叫ぶ。少女はそれで正気に戻る。
「なん…で?なんで私を──」
「んな事はどうでもいいんだよッ」
少女の言葉を遮り、少年は続ける。
「俺の事はいい…早く、逃げろ…!俺が来た意味が、無くなっ…ちまうだろ!」
必死に言葉を紡ぐ、少年。
少女はその言葉を聞き──走り出した。彼の言うとおり、出口へ。逃げるために。
「待ってて──助けを呼んでくるからっ!!」
少女の足音が遠ざかっていく。少年はそれを確認すると、閃光の向こうにいるのであろう人物を睨みつける。
「出力は最大の筈なのだが…これを受け止めるとは。君は一体何者なんだい?」
そう、楽しげに嗤う。轟音も閃光も止むことは無く…刻々と彼の体力を削っていく。
彼は悟った。きっと自分はここで死ぬのだろう。でもせめて、あの少女には、生き延びて欲しいと──。
そこで、彼の意識は途切れた。