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コミュニケーションという名の探り合い  作者: 志に異議アリ


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6/7

番外編 宮本 茂樹


宮本は、感情を仕事に持ち込まない。

それが自分の強みだと思っている。

朝、スケジュールを確認し、

やるべきことを順に処理する。

無駄な会話は、極力削る。

それだけで、仕事は回る。


三浦透が来たときも、

宮本は画面から目を離さなかった。

「進捗の報告を」

声は落ち着いている。

結論から話すのは、悪くない。

遅れる理由。

代替案。

どれも筋が通っていた。

「了解。次は遅れる前に言って」

それ以上は、必要ない。


宮本は知っている。

自分が冷たいと思われていることを。

でも、

優しく言えば伝わるわけじゃないし、

厳しく言えば動くとも限らない。

だったら、

事実だけを渡す。


それが一番、再現性が高い。

午後、少しだけ気になった。


三浦透は、他の上司の前では

明らかに様子が違う。


声が小さくなる。

動きが慎重になる。

(環境で変わるタイプか)

それは欠点じゃない。


ただの特性だ。

定時前、宮本は一つだけチャットを送った。

《次の件、前倒しで相談くれると助かる》

余計な言葉は足さない。

既読がつき、

少しして「了解しました」と返る。

(十分だ)

宮本は思う。

感情を共有しなくても、

信頼は成立する。

部下に好かれなくていい。

でも、

迷わせない上司ではありたい。

それだけだ。



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