突かれた餅は腹の中に消えてゆく
月の海が溶け出した
黒い黒いきらきら星
堕ちる、堕ちる、堕ちる
ふわり、どさっ、しんしん
地に触れる
暗い夜、夜の森、森の雪、動いてる
違う、あれはウサギ、二羽のウサギがはしゃいでる
2羽はそれを見て不思議だと思った
見つけた物は泥みたい、黒い泥
だけどもきらきら光ってる
水溜りに星空が映ってるみたい
不思議に思った1羽は
それを、家に持ち帰ったとさ
一日目
「今日はあの子に名前をつけた、きらりって言うんだ
それで、一緒にお父さんのお墓参りに行ったんだ
きらりは僕が悲しんでると思ったのかな、慰めてくれた帰ったら晩御飯にシチューを食べたんだ
それにしても、きらりはとっても優しかったな
晩御飯の時いなかったけど、どこにいたんだろう」
この子の名前はニーニー、お父さんがヒトに銃で撃たれて死んでしまった、悲しいね、
二日目
「今日はプーカと追いかけっこしたんだ、楽しかった
それでね、プーカは僕を心配していたんだ、きらりと一緒にいるのはダメだって、きらりはそんな子じゃない、だって凄く優しいんだもん、あとね、今日はお父さんとチェスをしたんだ、楽しかった、少しとお話をして、僕は寝た、そういえばラプウに見られかけた、もう少し慎重に隠さないと」
プーカはの親友、あの時黒い泥を見たもう1羽、ニーニーとずっと一緒にいる、ずっとニーニーの事を思ってる
そして勘が強い、ずっと嫌な予感がしてならない
ラプウはの弟、とっても可愛い弟、とっても仲良し
いたずらっ子で、好奇心いっぱい
可愛い可愛い弟
三日目
「今日も僕はプーカと遊ぶ、やっぱりの言葉は変わらないままだ、帰ったらお母さんのお手伝いをするんだ、お父さんがいないのだから、僕がしっかりしなくちゃ、ラプウは今日はあまりいたずらしてなかった、何か具合が悪くなってたらと思って心配になる」
おかしい、おかしい、おかしい
三日目
「今日もお母さんは大変だ、掃除洗濯僕のご飯まで、だからいつも手伝ってあげてるんだ、たまにプーカが僕の家に遊びに来るけど、プーカもお母さんを手伝ってくれるんだ、けれども今日は来ていない、何もなければいいけど」
今日の夜、プーカがをから引き剥がそうと家に入った
今、親友が危険に晒されている、助けなきゃ
お母さんも心配だ、大切な一人息子が居なくなってしまうかもしれない
助けなきゃ、みんな助けなきゃ
四日目
「今日はプーカはいつものことを言わない、どうしたのかな、でもいいや、きらりが馬鹿にされるの嫌だったもん
一人は寂しかったけど、もう大丈夫、だって友達がいる」
は一人、お母さんはいない
は一人、お父さんはいない
は一人、兄弟もいない
生まれてからずっと一人
いつから?
五日目
「もっと、もっと、食べたい
たくさん、たくさん、食べたい
もっともっと、もっともっともっと
食べたい、食べたい、食べたい」
暗い夜、夜の森、森の雪、動いてる
違う、あれは子供、白いコートを着た子供
暖かそうだ
子供は目の前のウサギを見て不思議だと思った
そしてそれを、村へ持ち帰ったとさ




