感覚は、あてにならない! 7章 迷子探しです
こんにちは、葉桜 KONです!ここを読んでいる人はいるのでしょうか?
うんきっといないですね…皆さんこのシリーズを読んでいただきありがとうございます。
これからは、忙しくなくなるので投稿頻度は復活できそうです。
なので、皆さん楽しみに待っていてください!!
莉乃探しが始まる。
「莉乃―どこだ?おーい」
莉乃はいつも、迷子になる。小さい頃は、手をつないで歩いていたので迷子になることは少なかったが、最近はやっぱり年も年だしね、手をつなぐなんてさね…
迷子になって莉乃が行きそうなところは…あっ!あそこか
この学校には電波塔がある、そこまで高くはないが一応40mはあるらしいから、きっとそこだ
思い出した
『迷子になったら、受付か迷子センター、もしくは高台に行けよな』
この言葉を
「きっとそこだ」
俺は走って電波塔に向かう、ここは普通に入れる場所だが階段がきつそうだな…
「おいおい、待ってくれよ」
そこにはエレベーターがあった。
「さすが私立金あるな、こんな無駄なタワーにまでエレベーター設置できる金があるのかよ…」
俺は、急いで上のボタンを押した。
「急げ急げ!」
俺は、最速で最上階のボタンを押した。
エレベーターは、かなりの速さで登り始めた。
「うお!すごいなGが」
最上階にはすぐについた
「莉乃ー!いるか?いたら返事してくれ!」
「青山くんここだよ」
莉乃の声が聞こえる方に俺は急いで走る。
「やっとみつけた、俺が言った言葉覚えてたんだな…」
俺は息を切らせ、莉乃を見る。目には少し涙を浮かばせているように見えたが、莉乃はすぐに顔をこすって、俺をまっすぐと見た
「また、助けてくれてありがとう。いつもごめんね私ばっかり迷惑かけて」
俺は思ってしまった。これはチャンスなのでは?高台という最高の場所、そして気が落ちている莉乃。
最高のシチュエーションじゃないか!!
どうする、告白しちまうか?いやでもまて、弱った心に付け入るのは良くないのでは?
うん、良くないな…
「迷惑なんかじゃないよ、俺が莉乃を助けに来たのは、莉乃の悲しむ顔を見たくないからだよ。莉乃には笑っててほしいんだ。ずっと笑ってろとは言わないよ、怒ってもいいし、泣いてもいい。でもね、楽しくて笑っている時間が一番長いと俺は嬉しいな」
なんてキザなことを言ってしまったが。ちょっとキモかったか?
「うん…そうだね、ありがとう。私も、笑って楽しく暮らしたい。だから困ったら助けてくれる?」
うわーこれ少しひかれてるなぁ…困ったら助けるのはもちろんだけど。まぁこんなこと考えても人の心を理解することはできないからな。
「もちろん、困ったことがあったら何でも俺に言ってくれ。さ、行こうかみんなのところに」
エレベーターを下る。下るときもだいぶ早くてマイナスGを感じる。
「おぉ気持ち悪…めっちゃ早くないこのエレベーター」
「たしかに、なんか速すぎてどこか行っちゃいそうだよね」
俺は爆笑した。そんなことあるわけ…
あれっ?なんか下りのエレベーター長くね?…
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