話に"ニンニク"出したなら
私は創作活動として、お話を書いている。
内容は、妄想だけでなく、体験したことを交えながら書く。
ちょっぴりの本当を混ぜると、物語の世界がリアルに息づくからだ。
だもんで、最近グルメなお話を書き、作中にニンニクを出したときは、当然食べた。
お話に出したように塩漬けニンニク……、のつもりだったが、店頭になかったので黒酢ニンニクの漬物。(自作せんのかーい、とは言わないで(笑))
パリポリと美味しい。
ニンニクにハマった。
私は、染まりやすいタイプなのだ。
それに、"食べたいもの"ということは、現在身体が欲している栄養だと解釈している。
ニンニクの効果。
免疫力アップ、がん予防、滋養強壮、疲労回復、血液サラサラ。
あ゛、疲労。
最近疲れが抜けにくい。
最近というか、以前からだけど、毎日多大な疲労を感じる。
これか──?
これがニンニクを欲する理由なのか?
さて、ニンニクにハマると、ニンニクがよく目につくようになる。
有名チェーンの牛丼屋さんが、近所に出来た。
早速偵察に行くと、メニューに輝く"フライドにんにく牛皿定食"!!
なに、それ!(歓喜)
お値段は、ややお高い。
でもご飯をミニにしたら少し値引きしてくれるから……。
今度はこれを、注文するぞ!!
というわけで、その日は普通に牛丼ランチで済ませて、後日、五月のあるレジャー日和。
私は移動先のす〇家で、ニンニクが乗っている牛皿定食を探した。
だが。
メニュー表に見当たらない。
まさか期間限定メニューだった?
それともご当地メニュー的なもの?
どきどきしながらお店のタブレットを検索し、それっぽいものを見つけた途端、詳しく読まずに注文した。
これ。
?
なぜにキムチがあるのか。
なんだか私が思った"フライドにんにく牛皿定食"と違う……ような?
ご飯も多い。ミニにするの忘れた。
そういえば、食べたい気持ちが先だって、注文時に減らすの忘れたわ。
まあいいや。
いただきまーす。
もぐもぐもぐ、ほむほむほむ。
……フライドされたニンニクは、柔らかくぽふっとした食感で、あとニオイも強まっていた。
黒酢の漬物ほうが、歯ごたえがあって好きかも。
それにニンニクは生で食べるほうが、ビタミンB1壊れないっていうしな。
そんなことを思いながらも、目をつけていたメニュー(ちょっと違うが)を食べた満足感が勝り、気分はゴキゲンになる。
美味しかった!! ごちそう様。
結局、私が頼んだメニューは何だったのだろう。
些末な謎が残ったが、「まあ、いいか」と流す。
で、だ。
私、お話で"ベーコン"も出したんだよね。
今度は高級ベーコン食べたいな。
お店のベーコン・コーナーでいろいろと見回しつつ、どれが美味しいだろうと選ぶ楽しみ。
自分の書いたお話で、ここまで遊べるんだから、創作とは良いものだ。
でも次は……。
私が太らず、お財布が痩せない、そんなお話を書こう。
そう思いながら、蜜蝋の香りを確かめるため、通販で蜜蝋キャンドルをポチるのだった。
凝り性にとって小説に出すアイテムって、大事ね?