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ブラコン悪役令嬢は、弟の破滅を阻止するためにすべてを物理でねじ伏せる。~王子様は結構です。運命の相手、自分で見つけました~  作者: うり北 うりこ@3/13『好きです。 騎士団長様』発売
第2章 領地編1~新たな出会い~

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新リーダー


 あのあと、レッドプテラを支配下……じゃなくて、新リーダーに無事になった。

 そして、サブリーダーというレッドプテラ内での新しいポジションにべにちゃんを指名した。


『お姉様のために、べに、がんばります!』

と言うべにちゃん。気合い十分らしい。


 怪我をしたレッドプテラ達の自然治癒力を爆発的に上げて治癒した後、私は元リーダーに仲間を全員集合するようにお願いという名の命令をした。私が新しいリーダーになったことを周知させるためだ。


 集まったレッドプテラは70~80匹程。私はべにちゃんの背中に乗って、その群れよりも少しだけ上空に立った。


「私が新しいリーダーのアリアよ! みんなには、これから大事な役目を担ってもらいたいの」


 べにちゃんに通訳してもらいながら、運搬をして欲しい旨を伝えた。

 私を手伝うことでレッドプテラ達がお腹を空かせたりしないよう、労働してくれたら食料という報酬を支払うことも。


 反発を予想していたが、特にはなかった。ノアのアドバイス通り、わざと体から魔力を垂れ流していたのが良かったのかもしれない。

 加減が難しくて、調整が済むまでに何体かのレッドプテラが気を失ったのはご愛嬌ってことで。


 うん。レッドプテラは基本的に強い者に従うという習性は、やっぱり間違ってなかった。

 朱色になったレッドプテラが特殊なだけ。彼女は愛に生きるタイプなんだろう。多分。



 そして、一緒にスコルピウス領へと来るグループと残って領地を守るグループに別け、私たちはスコルピウス領へと向かった。

 私は、早速べにちゃんの背中に乗せてもらってルンルンだ。


「べにちゃん、乗せてくれてありがとね」

『いえ! お姉様を乗せられるなんて、光栄です!!』


 私にはべにちゃんの上は快適だけど、もしかしたら他の人は違うかもしれないなぁ……。

 レッドプテラは捕まれるところが頭のトサカのような部分しかない。筋力強化してない人は乗りづらそうだ。

 これは、固定できる座席か、運んでもらう用の大きな(かご)か何かが必要かもしれない。


「ねぇ、ノア! 座席だと思う? 籠だと思う?」

「姉さん、何の話か分かんないよ。ちゃんと説明して……」


 朱色のレッドプテラ、しゅいちゃんに乗っているノアが困った顔をしている。

 ノアを乗せたしゅいちゃんは、さっきまでとは別人のように大人しい。というか、怯えている気がする。これは、時間が解決してくれる他はないだろう。


 私はノアと一緒に、レッドプテラに人が乗る方法を考えながら空の旅を楽しんだ。

 空から見るスコルピウス領は、自然豊かな場所も、栄えている街の景色も、おもちゃのように小さくて可愛い。


 領民が30匹ほどのレッドプテラの群れに気が付いたようで、バタバタと慌てたように走り出したのが見えた。何で見えたかって? 双眼鏡みたいに視力強化したからですよ。魔術って本当にすごい。


 って、のんきなことを言ってる場合じゃなかった。私はべにちゃんに頼んで今よりも低く飛んでもらう。

 新しい仲間を紹介するのだ。


「みんなー! 新しい仲間のレッドプテラたちだよ!! これから先、運搬とかを手伝ってもらうんだ。あ、私が群れのリーダーになったんだよー」


 私は領民たちに大きく手を振りながら叫ぶ。すると、風がふわりとみんなの元へ声を届けてくれた。


「ノア、ありがとう!」

「どういたしまして」


 ノアの魔術はそれだけではなく、領内の各地に今の状況を空に映してくれた。

 今も目の前にある。それはまるで、巨大なスクリーンのようだ。


 私はみんなの反応を見た。腰を抜かしてる人や、楽しそうに私に手を振っている人、爆笑している人、苦笑いを浮かべている人……。反応はそれぞれだけど、受け入れてくれた人も多いみたい。


 私とべにちゃんは、みんなにサービスするかのように大空を大きく旋回した。



 この日から、スコルピウス領では魔物との共存が本格的にスタートしたのだった。


 あ、オロチは元神様だから、魔物との共存って意味では除外だよ。



 

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