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ブラコン悪役令嬢は、弟の破滅を阻止するためにすべてを物理でねじ伏せる。~王子様は結構です。運命の相手、自分で見つけました~  作者: うり北 うりこ@3/13『好きです。 騎士団長様』発売
第2章 領地編1~新たな出会い~

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さぁ、話し合おうか


 よし、ノアにも分かってもらえたことだし、ノアにやられちゃったレッドプテラとの話し合いを再開したい……んだけどできるの?


「ねぇ、べにちゃん。あの子、話せそうかな?」

『話させます。べににお任せください!』


 なんだろう。すごく良い笑顔が見えた気がする。レッドプテラの表情は私には分からないはずなのに。


『キギャギャキギャ、ギャギャキー!!』

 ギャキ!? ギャギャギャキギャキ!


 どうやら、今度はべにちゃんと言い争っているみたい。さっきノアにやられたというのに、タフな子だ。


「べにちゃん、その子なんて言って……」


 バシーーーンッッ!!!!


 私が声をかけている途中で、べにちゃんは翼で叩いた。そして、止まることなく何度も叩き、くちばしでつついている。


「べにちゃん!? ストップ、ストーップ!! 一体、何があったの?」


 ボロボロになっているレッドプテラにまだ襲いかかろうとしているべにちゃんを止め、事情を聞こうとするが答えてくれない。


「べにちゃん、(だんま)りだと何があったのか、分からないんだけど」

『べには言いたくありません。もう2度と話せないようにしちゃいましょうよ。べには、あいつを許せません』


 プンプン! と音が聞こえそうなほど、べにちゃんは怒っている。このままじゃ、(らち)が明かない。


「べにちゃん、お願いだから教えて。黙らせるのは簡単だし、始末するのだってすぐにできる。それでも、私は話し合いたいの。レッドプテラは強い者に従う種族とは言え、好き嫌いはあるでしょう? 私は力で押さえつけた関係を望まない」


 べにちゃんは少し悩んだ様子だったが、納得してくれたようで通訳をしてくれた。


「えっ! まだ色目使ったとか、元リーダーくんを(たぶら)かしたとか言ってんの!?」

『はい。色恋に狂ってるんです。始末しましょう? べにが埋めてきますから』


 何だか、過激派が増えてしまった。ノアもべにちゃんも、すぐに始末しようとするのはやめて欲しい。


『あっ! そうそう。弟くんのことも言ってましたよ』

「何て?」

『力で何とかしようとするなんて、野蛮で知性の欠片もないって、言ってました!」


 あ゛? 天使のように愛らしくて、天才なノアに野蛮? 知性の欠片もない?


『それと、性格悪い……とも言ってましたよ。確か、戦い方に性格の悪さが(にじ)み出てるとか、卑怯だとか……』

「……べにちゃん。ここからは私が直接話し合うね。ありがとう」

『ひぐぅっっ』


 微笑んだつもりだったのに、べにちゃんは変な声をあげて後ずさっていく。


「さて、直接話せるように眷属(けんぞく)にするからね。眷属にできるってことは、あとで辞めさせることもできなくはないでしょ。あなたには拒否権はないからね?」


 喧嘩を売ってきていたレッドプテラに魔力を流す。すると、べにちゃんと同じく3メートルほどになったレッドプテラ。色は深紅というより朱色である。


「これで直接話せるでしょ? でも、そのまえに拳で話し合おうか?」

『はぁ!?』


 朱色のレッドプテラからは殺気が漂っている。どうやら、あちらも怒っているみたいだ。

 私は、べにちゃんからやられていたレッドプテラの傷を治癒力をあげる魔術をかけて治すと、ノアに声をかけた。


「この子と一対一で戦うから、私たちの周りにシールドお願いしてもいい?」


 うっかりやり過ぎて他のレッドプテラを攻撃してはいけない。腹は立っているけれど冷静だ。ボッコボコにして、2度とノアの悪口を言えないようにしてやる。


「姉さん、いくら相手を強くしたからってやりすぎないようにね。姉さんが本気を出したら、僕のシールド壊しちゃうからね」

「わかってる。瀕死までにしとくから!」


 私の返事にノアは呆れたように笑うと、透明な球状シールドで私と朱色になったレッドプテラを囲ってくれた。


 

 

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