90.弁当箱詰め詰め♪
「はじまるよ はじまるよ
はじまるよったら はじまるよ♪」
僕は手遊びを交え、手はお膝で座ってもらった神様方にプレゼントを開ける前の注意事項を話す。
内容としては喧嘩せずに仲良く遊ぶとか人に向かって投げないとかジオ達の決めた時間だけ遊ぶとか。
あと、危険が無いように遊ぶ際は大人が誰かいる時だけといったルールを付けた。
「お子様神様、月くんと夜くん以外にもいるって聞いたから多めに用意したよ。その時遊ばないおもちゃは他の神様に貸してあげてね。」
「「はーーい!」」
「まずは遊んだ事あるこれから開けよっか。」
「おりがみー?」
「おりがみー…?」
「正解!あとこれとこれとこれも開けちゃおう!」
折り紙とシールブック、塗り絵にクレヨン、スケッチブックに色画用紙、あとは毛糸等を並べる。
「そうだ、折り紙の本も渡しておくね。」
キラキラお目目の2人に新風とジオが寄り添って見守り体制に入ったので子ども用ハサミやテープのギザギザ部分は危ないから新風とジオが手伝ってあげてねと伝えておく。
暫くは遊ぶ2人と見守る2人を眺めていたんだけど暇だったから僕も参戦。
「僕も何か作ろうかな。」
「ゆずくん、なにつくるのー?」
「ゆずくんもおりがみー?」
「じゃあ折り紙と毛糸、テープ…あとマジックペンにしようかな。」
僕も少しだけ遊ぶ。
作ったのは折り紙でおにぎりと卵焼き。
「ゆずくんのおにぎり!!」
「ゆずくんのたまごやきぃ!」
「あとはね〜オレンジの毛糸に緑と黄色の折り紙を千切っておかずカップに入れたら…」
「おっ…スパゲッティか。」
「なんで桜井が答えるのさ…まあいいや、こうやっても遊べるよ。」
せっかくだから空のお弁当箱に作ったおにぎりと卵焼き、スパゲッティを詰めて見せる。
「…作ってみる?」
「「うん!!」」
次はおままごとセットにしようかなと思っていたのでおままごとセットの中から食べ物系の物だけ取り出して追加。
「これでお弁当がさらに豪華になるね。あ、使わないおもちゃは一旦このおもちゃ箱に仕舞ってね。」
「「はーい!!」」
最近はおままごと用の流し台やコンロ、おろし器にピーラーといったものも百均にあったからびっくり!
おままごとの食べ物の種類も増えているみたいだし、遊び方の幅も広がりそう。
…といったことを考えつつ僕はスパゲッティで使って余った毛糸の先に結び目をつけ、ドレッシングボトルやキャップディスペンサーに入れて穴から通す。
「ドレッシング代わりか。」
「スライムとかビーズも考えたけどこっちの方が今の2人には良いかなって。」
「じゃあ粘土やスライムは今日は辞めておくか?」
「ん〜おやつ後なら…いや、おやつ後は粘土とか以外にしようかな。」
ちらっと見れば夜くんはジオにおままごと用のお好み焼きを食べたフリをして貰いご機嫌だけど、その横で月くんが新風の口におままごと用のホールケーキを突っ込んで怒られていたからね。
粘土は食べるフリを月くんが覚えた頃にした方が良さそうだ。
「粘土もおままごとオムライスとエビフライセットといった型と色付き粘土のセットや使い捨て容器を桜井に買ってもらったからこっちでも弁当作れるな〜って思ってたんだけどね。」
「遊び方を他の神様に教えておいたら良いんじゃないか?」
「それもそうだね。それならもう少し年齢低めの方が楽しめそうなおもちゃについても伝えておこうかな。」
「あとはあれだ、パズルとかも分かりやすいし簡単に説明して渡したら良いと思う。」
「そうだね。じゃあパズルとタワーボール落としと紐通しとスノーブロックとソフトプッシュ、あとは?」
「そのくらいで良いよ。また来週には来るし、生活たまに覗き見してても実際扱ったことないおもちゃだからたくさんは覚えれないだろ。」
「じゃ、花ちゃんに説明してくるね!」
桜井が渡したファッション雑誌に夢中な花ちゃんにおもちゃを説明するべく僕はおもちゃの箱や袋を抱えて離れている長机の方へと向かった。
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次も南雲視点を予定しています。
キーワードは『クッキング』




