89.二度寝出来ない環境
5月10日(土曜日)
寝起き早々視線を感じて目を開けたら月くんと夜くんの顔がドアップ。
そして視界の端には桜井や新風達。
昨夜は練習がてら妖精霊化してそのまま桜井ハウスで寝た。
だから桜井ハウスごと櫻井に抱えられて神様達の所に転移したらしいってことは何となく分かったけど…まだ眠い。
「ゴールデンウィーク明け最初の休日は二度寝する予定だったけど……二度寝しちゃだめ?」
「南雲、さすがにやめとけ。」
ゆるっと起きあがろうとしたらベッドがぼふんっと2回揺れる。
「はやくあそぼー!!」
「あそぼーー!!」
妖精や精霊サイズになった月くんと夜くんが僕の寝ているベッドへダイブ!
2人がそれぞれ僕の片方の手を引っ張ってうんとこしょ!どっこいしょ!…と両手で引き上げられて起こされた。
うーん…休日のお父さんってこんな感じなのかな?
ゆっくり体を起こし2人をよく見れば、先日桜井達と一緒にお洋服屋さんで購入したTシャツと短パン。
今日はちょっと二度寝するつもりではあったけど2人と遊ぶ予定だったからね、僕も2人に声を掛けて用意をする。
「ゆずくん!なにするの!?」
「なにするのー??」
「まずは元のサイズに戻ってからね。」
ニコニコな2人と手を繋いで3人仲良く人間サイズに戻る。
櫻井はいそいそと朝ご飯を神様が用意したらしい机の上に並べていた。
「朝からガッツリだね。」
「新風様から肉がいい!ってリクエストされたからな。収納していた肉料理並べてみた!」
「肉巻きおにぎりとか酢豚とかハンバーグ辺りは一緒に作った覚えあるけど角煮とスタミナ丼作ってたっけ?」
「これは南雲が昨朝中々起きて来なかったからチャチャっと魔法使って作ったやつ。この後は月光様と夜光様と遊ぶんだろ?しっかり肉食っとけ!」
「なら飲み物はアイスティーとか麦茶とかで。せっかくだからいちごミルクとかは後で。月くんや夜くんと一緒に作りたいし。」
「OK!んじゃこれとこれと…」
きっと月くんと夜くん、桜井達に付き合ってはしゃいで体力削れるだろうし、スタミナつけないと…!
並んだ料理はかなりの量だったけど僕やちびっこ神様達もたくさん食べたし、桜井や神様達(大人組)がそれ以上に食べたからあっという間にすっからかん。
料理はどれも好評でまた食べたいって話していたよ。
「ゆずくん、なにするのー?」
「ゆずくん、なにするー?」
僕の後ろを雛鳥みたいについて回る2人が可愛くて早速プレゼントタイム。
プレゼントを一緒にわくわくしながら開けて一緒に
それらで遊ぶつもり。
神界にないおもちゃが多いからね、全部一緒に遊ぶ予定。
「一緒に遊んだ物は持って帰っていいから仲良く遊んでね。桜井が買ってくれたから桜井にお礼言ってね。」
「「はーーい!!さくらくんありがとーー!!」」
「どういたしまして。」
元気なお返事を聞いて僕は月くんと夜くんの遊び相手になる為に桜井からプレゼントセットを受け取った。
ご覧頂きありがとうございます。
次も南雲視点を予定しております。
予定(あくまで予定)ではこの次の話から遊ぶ話を何話か入れる予定です。
キーワードは『百均グッズ』




