86.保存食…(´・ω・`)←桜井
桜井の転移で家に着いた僕達は変化魔法を解いてもらい、僕は中学のジャージに着替える。
「あ〜…ようやくいつもの顔だぁ〜…」
「ア◯パ◯マンみたいに顔交換できるみたいな言い方だな…」
「アンパン◯◯よりサラツヤお嬢様だったけどな〜…」
お店毎に買った物を並べて僕達の分とマシュさんの分に分ける作業に入る。
さすがマシュさん、レシート見ただけで計算パッとして一括支払いした桜井に購入分のお金を渡しているようだ。
「…そういえば神様達ってまだ会ったことない人もいるよね?用意した方が良かったかな?」
「俺、把握してないぞ?神様は増えたり減ったりしてるし、地域によって担当する神様も違うから会ったことある神様分だけで良いと思う。」
「じゃあ足りるかな。」
「足りなかったら買い足せば良い。次に会えたとしても早くて10日だろ?」
「メイド服とかは勘弁だけどさ、月くんと夜くんと遊んだの、楽しかったからつい…」
あれもこれもと選んだプレゼントを丁寧にラッピング。
途中からマシュさんもラッピング手伝ってくれて思ったよりも早く作業が終わりそうだ。
「マシュさん、お手伝いありがとうございました。ラッピングの仕方勉強になりました!」
「い、一応本職商人ですからね。プレゼント用に独学で学んできたのが役に立って良かったです。」
「少し遅くなりましたが夜ご飯にしましょう!非常食も良いと思いますが良ければたくさん食べてくださいね。」
「あ、ありがとうございます!」
「桜井、作り置きのおすすめは?」
「そうだなぁ…チーズグラタンとミネストローネ、ベーコンポテトにリンゴジュース。」
「いいね、カリカリベーコンとホクホクのじゃがいもとか最高…!早く食べよう!!」
桜井は料理を次から次に並べてマシュさんに非常食を出すように促す。
なんでも僕と出会う前は食事といえば蜂蜜で、僕と出会ってからは色々食べているけど非常食と呼ばれるものは口にしていないから気になるらしい。
僕はイメージとしてカロリメートとか地震の時の非常食を思い浮かべる。
「こ、これは一粒で満腹中枢を刺激してくれるサプリでこっちが漁師の方に人気のビタミンが摂取出来るゼリー…あとは肉味のガムと…」
「栄養問題はともかく食べた気がしなさそうだな!やっぱり要らないから仕舞ってくれ!!」
興味を無くした桜井はマシュさんの所に追加で骨付き肉とサーモンの幽庵焼き、唐揚げ、たらこスパゲッティとパエリア、味噌汁を鍋ごと押し付ける。
「とりあえずそれ食っとけ。余ったら持って帰って良いから。」
「え、え?…さくら、ありがとう。」
「ちなみになんでこのメニュー?」
「今食べる気分じゃ無いやつを適当に。味噌汁はたくさんあるからついでに。」
「…そ、そんなにだめだったかな?保存食。」
「俺は婆さん達や南雲から食べ応えがあって美味しい物をたくさん教えてもらったからな。保存食に魅力を感じなかったよ。…蜂蜜って賞味期限無いって聞いたことあったから珍しい蜂蜜の保存食があるかもって期待したのに(´・ω・`)」
「か、勝手に期待するからでしょ…」
そう言いつつ、(´・ω・`)な桜井が可哀想になったのかマシュさんがソッと小さな小瓶に入った蜂蜜を差し出していたのにはちょっと笑ってしまった。
ご覧頂きありがとうございます。
きっと桜井は蜂蜜大喜びで舐めてお泊まり会は楽しんだと思います笑
次は桜井視点を予定しています。
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