第一章 「呪われた家」
※以下はフィクションであり、現実の実践行為を奨励するものではありません。
私は、大学で文学を学ぶエミリー・スミス。趣味は古い本を収集することだ。
ある日、古本屋で古い魔術書を手に入れた。本来であれば棚から外してはいけない本だったが、店員が油断した隙に私は、その本を手に入れた。本のタイトルは、「黒魔術の基本」というものだった。
ところが、この本を取り扱ったことで、私の生活は一変した。夜中には、いつも部屋の中で何かがうごめいているような気がして仕方がなかった。転売しても手放せなかったこの本は、私が何をしても死ぬまで離れることができなかった。
それに加え、私が暮らすアパートの周りの人々も変わり始めた。彼らは怖い目をしているように見えた。私はそんな中、何かに憑りつかれたように、魔術に関する本を読みあさっていた。訳のわからない儀式を行い、虚無の存在に呼びかけることすらしていた。
ある日、私たちアパートの住人たちは、一人残らず私の部屋に集まった。顔を合わせて話すこともなかった彼らが、黒魔術の本を手に入れたことをきっかけに、全員が不思議な力に惹かれているようだった。
「これを見ろ!」と、私は忘れていた紙切れを出し、それを見た人々は戦慄した。
「何これ…これって黒い山」
「そうだよ。一度この呪いがかかると、もう元に戻れない。」
私たちはこの呪いから逃れることができず、ついにはアパートの一室を黒魔術のために使うようになった。