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第4話 意外な力


…俺は放心していた


箒に乗れない、、どうすればいいのかわからない


そう悩んでいると試験管が近づいて来た。


眼鏡をかけていていかにも真面目そうな女性試験管だ。


「試験番号092番さん、どうしましたか?このままだとあなたは脱落になってしまいますが。」


「いや、どうしてみんなこんなに上手に乗れるのかな…って」


箒に乗れないなんてことも言えず、少しあやふやになりながらも俺はそんなことを返した。


「まぁ、そうですね。ここにいる方のほとんどは貴族ですのでほうきに乗ることなどはできる様に特訓なさっているのではないですか?」


確かにここにいるヤツらはほとんどが高貴なお嬢ちゃんお坊ちゃんだ。


なぜ貴族に魔法を操れる人が多いのかというと魔法を操れる奴らはこの国を発展させることが出来るからである。魔力を持ったやつは人の上に立つ。だからおのずと貴族に多くなるのだ。


その貴族の子供は必ずではないが魔法を持っている割合が平民よりも高くなる。だからこうして試験には貴族が多くなるのだ。


「確かにそうですね、納得です」


俺はそう返してこのまま落ちてしまうというならとりあえず乗ってみた方がマシかな。なんて思っていた。


できなくとも仕方がない。まぁ、出来なかったらできなかったで困るのだが明日の事は明日の自分に任せようと思う。


そうして俺はもらったほうきにまたがった。


やりかたはそうだな、足を泳ぐ時みたいにすればできるかな…


そして俺は足に力を入れて大きく足を振った。





そしたらなんと足がふわっと中に浮き、俺は飛ぶことが出来たのだ。まだ安定しない俺に受験生は目をつけ、そんなひとりが俺に迫ってきた。


俺はそんな奴に蹴りを入れて突き落とした。力もさほど入れていないのに落ちてしまった。なんだコイツと思っているとほうきにポイントが追加された。


+100ポイント


これは、俺の試験合格につながっているのか?と思っていると次は3人が同時に襲いかかってきた。


おいおいまだ俺はほうき乗り立てだぞ、ちょっとは手加減してくれよ。俺は足をバタバタさせもっと高く飛ぼうとしたらその風圧で3人が同時に、いや、半径100mにいる奴らが全員ふっ飛ばされてしまった。


ほうきに一気にポイントが入ってゆく。+1200ポイント おぉ、一気に稼げたみたいだ。


喜んでいたら俺にみんなが距離を取り始めた。今いるのはざっと15人くらいか…


気付けば下には大勢のヤツらが下で応急処置を受けている。


距離を取ったと言ったが距離を取りすぎてほとんどのヤツらがひとかたまりになっている。これはただの的というべきかなんというか。


俺は箒の扱いにもなれてきて、左右を操作できるようにもなっていた。どうやら筋肉密度と筋肉増量の威力は凄まじいようだ。


俺はひとかたまりになっている敵の元へ一気に距離を詰め足をバタバタさせながらこう言い放つ。


「くらえ!!必殺筋力パーンチ!!!」



そうノリで言い放つと俺は思いっきり右手を振り上げパンチした。


豪風が巻き起こり束になっていたヤツらが一瞬で箒から落ちていく。俺は思っていたより恐ろしい力にびっくりしながらも、箒に加算されたポイントにも驚いていた。


合計3600ポイント


これは、、俺に出された合計に驚愕しながらも、思った以上の実力が出せて満足したのであった。









試験が終わった。俺は無事に試験が終わったことにほっとし、B会場から外に出ていた。


喉が渇いて自動販売機を探していると、6人の集団がこちらに向かってきている。


「いやー!流石ですね蓮さん!風の試験で合計3100ポイントってまじっすか?!ほとんど1人で片付けちまってるじゃないっすか!!」


「そんなことはないさ。みんなは確かに強かった。きっと長い間練習してたのだろうね。風の魔法者をあんなに敵に回すと流石に疲れてしまうよ。」


「またまたそんなこと!その中でも蓮さんはずば抜けてすごいっすよ!絶対学年一位で首席入学間違いなしっすね!!」


「はは、そうだといいね」


そう言いながら歩いてくるグループのリーダーらしき男の頭上には「風」とゆう文字が浮かんでいた。


なるほどな、才能が風で魔法も風ならそれは強いわけだな


そう思ってその集団をぼーっと眺めていると一瞬リーダー格のやつと目が合った気がした。けれど直ぐにそらされてしまった。気のせいか、と俺は自動販売機を探しにまた歩き出した。





最後に蓮という人が出てきましたね。あの人は新たとどうゆう中に発展してくのか、書いてくのが楽しくなっていきそうです。

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