第54話
殺気の訓練が終わると彼女達は、精神的に疲れが出て皆座り込む。
ルード「まあ〜今日は、こんななもんかな。」
その言葉を聞き皆安堵する。
ルード「寮にいる間は、気配察知の訓練をしろよ!」
13番隊「はい」
皆にそう言うと帰る準備してルードとルナは、寮に帰る
寮に戻ると玄関に一人の女性が立っていた。
40代くらいで茶髪で後ろに髪をしばっている。
薄っすら化粧をして美魔女の雰囲気を出している。
格好は、ロングスカートにシャツ上には、エプロンを着ていた。
ルナ「あれ?スーザンさんどうしたの?」
スーザン「ルナちゃんおかえり〜
今、アーカス商会の方が見えているのよ。
談話室に待っているからルナちゃんに伝えるのに玄関で待っていたの。
ルナちゃん行ってあげて〜
よろしく〜」
何だかふわふわした感じでルナに伝える。
ルナ「そっそうなの?
何も連絡なかったから。
ルードくる?」
ルード「いや。俺は、部屋でくつろいでいる。」
ルナ「分かった。行ってくる。」
ルナは、ルードとスーザンを残して小走りで玄関に入っていった。
スーザン「あらあら〜
ルナちゃんは、女性なんだから〜そんな走ったらメ〜なのにね〜?」
ルナがとうに居ないのに間の抜けた感じで、ルードに向かって言う。
ルード「・・・」
ルードは、この女性が誰か分からずでどう接していいか分からないので無言でいた。
スーザン「あらあら〜
そういえば初対面だったかしら〜?
私は、スーザンって言うの〜ここの寮の管理と食堂を任せられているの〜よろしくね〜」
年配でしっかりしてそんな印象なのに語尾を伸ばしながら喋るのでルードは、調子が狂う。
ルード「ルード・バンガードです。
知っていると思いますがこの寮に住んでいます。」
年配者なので一応は、敬語を使う。
スーザン「あらあら〜
ルードちゃんね〜よろしく〜」
ルード「ぐっ!・・・私は、これでも27歳なので、ちゃん付けは、止めて頂きたいのですが。」
スーザン「あらあら〜照れて可愛いわね〜。
私から見たらルードちゃんは、子供だからいいのよ。
それよりルードちゃんお腹空いた?」
ルードを子供をあやすように言うので、さらに調子が狂う。
ルード「いえ。今は、いいです。
私は、部屋に行くので失礼します。」
ルードは、早く逃げたいと思い断る。
ルードは、スーザンに一礼してそそくさと行く。
スーザンは、ニコニコしながら、あらあら〜またね〜と言いながら手を振っていた。
ルードは、少しイライラしていた。
ルード「クソっ!」
廊下で聞こえない程度に声を出した。
ルードが何故イライラしているのかは、スーザンさんが原因だった。
ルードは、ある人に似てると思ってしまったからだ。
ある人とは、ルードの母親だ。
見た目は、違うのだが雰囲気が似てる。
スーザンさんと話していると幸せだった時の母親との時間を思い出してしまい悲痛な思いになった。
もう一回クソっと言いながら部屋に行くのでた。




