第51話
お読み頂きありがとうございます。
何とか50話越えれました。
これからもよろしくお願いします。
ルナは、ルードに対してモヤモヤしていた。
ルードが賞金首ランニング上位と何らかの関係がある発言をしたからだ。
ルナ「(う〜ん。ルードのこと信用しているんだけど、上位者と仲良かったらどうしよう。
闘うみたいなこと言ったけど。
私がルードを罰しないといけないよね。
私に出来るかしら?
私は、今でもルードのこと好き。
でもルードを犯罪の道に行ってもらいたくない。
その時になったら・・・)」
ルードは、そんな不安そうな顔をしたルナをみた。
ルード「おいおい。そんな顔するな!
俺は、元々悪だぜ?
賞金首に載ってないが処刑される側の人間だ。
別に同情とかしなくていいし、俺を疑っていいぞ。
なんならここで今すぐ処刑してもいいぞ?
お前なら抵抗無しに受けてやる。」
ルナ「何でそんなこと言うのよ!
寂しいじゃない!」
ルナが泣きそうになりながら訴えた。
ルード「すまんすまん。
泣くな。
ちょっと間がさした。
さっき言ったことは、なかったことにしてくれ。
さっきも言ったがあいつとは、ちゃんとけりをつける。」
ルナ「本当に大丈夫?」
ルード「ああ。」
ちょうど昼休憩が終わろうとしていたので逃げるように立ち上がる。
ルードが皆の前に立つ。
ルード「オメェら足技の縮地と廻天がまだまだだが柔の技を教える。
今からやるからよく見とけよ!」
そう言うとルードは、三、四人分身したように見えた。
13番隊「⁈」
ルード「この足技は、柳と呼ばれる技だ。
高速で緩急をつけて相手を惑わす。
言っておくが幻覚の能力とかじゃないぜ?
純粋な足技のみだ。
縮地が縦の足技に対して、こいつが横技だ。
縮地より難しいがこれを覚えると攻撃の幅が広がるぜ!
足技は、奥が深いだろ?
柳を極めるとこんな技も出来る!」
彼女達を囲むようにルードの残像が見えた。
ルードが10人どころでは、なく30人くらいに見えた。
13番隊「⁈‼︎」
ルード「この技は、残影と呼ばれる技だ!
足技の高等技術だ。」
ルナ「こういう足技技術は、そのニンジャも使えるの?」
ルード「らしいぜ」
ルードも師匠から伝授されただけでこの大陸で柔の使い手は、ルードと師匠の二人しかおらずルードは、知らないのだ。
ルナ「じゃ〜これも人間技なのね?」
ルード「おいおい!俺が人間じゃないみたいな言い方だぞ。
ちゃんと人間が使える技だっつうの!」
ルードがやれやれという感じで言う。
ルナ「いゃ!ルードは、人間をやめているから確認の為聞いているの!」
13番隊皆うんうんと頷く。
ルード「失礼な奴らだな!
とりあえず、柳の技をマスターしろ!
さっきも言ったが高速で緩急を付けろよ!」
13番隊「はい。」
そして柳の技に入るのだが縮地より難しい技術なので彼女達も苦戦する。
ルード「単調なリズムになるなよ!
この技のもっとも恐れることは、相手にテンポを盗まれてそこに合わせることだ!
ちゃんと緩急付けろよ!」
ルードは、簡単に言うが簡単な技ではない。
彼女達は、器用で天才的であるがなかなか難しいのだ。
しかも肉体疲労が半端ない。
彼女達は、すぐにバテ始める。
ルード「またペナルティいるか?」
13番隊「げっ!」皆ぞっとする。
ルード「何だよ⁉︎げっって?やっぱりペナだなペナ!」ニタニタしながら言う。
皆仲良くペナルティをくらうのでした。




