第5話
ルードとルナが話しをしてることから1日さかのぼる。
ルナが王城にて、50代の男性にはなす。
ルナ「父上、その話本当ですか?」本当に驚いた顔で男性に詰め寄る。
ベルヘルム「ここでは、司令官と呼べと言っているでは、ないか。」少し困った顔をする。
ルナ「申し訳ありません。司令官殿」
ベルヘルム「うむ。注意するように。王と宰相と話して、確約した。あれから10年だなぁ〜。やっとだ!」
ルナ「はい。やっとですね。」
ベルヘルム「だが、これからだ。大変なのが」
ルナ「はい。」
ベルヘルム「団長には、悪いのだが団長兼あいつのパートナーになって、世の中を良くしてくれ!」
ルナ「はい。わかりましたわ。ですか〜ルードは、外に出ないと思いますが?」
ベルヘルム「確かに。だが、その問題は、解決する。13年前に事件の実行犯が分かったからだ!」
ルナ「えっ⁉︎本当ですか⁈」
ベルヘルム「ああ。実行犯は、ブラックリストSランクの赤い月だ。赤い月は、十人の少人数だが全員が賞金首ランキングのトップを独占するような最重要危険人物たちだ。」
ルナ「赤い月ですか⁈叔父様叔母様アイリスちゃんを殺したのが!許せませんわ!ですか〜赤い月となるとなかなか尻尾が掴めないですし、戦闘でも勝てる自信がありません。」
ベルヘルム「ああ。だから〜ルードを使う。本来ならば、こういったことは、騎士団で解決するべきだか〜。ルードの今後にも関わってくる。王と宰相との確約条件として、赤い月の壊滅及び、賞金首ランキングに載っている危険人物を殲滅させることにより、ルードの刑を軽くする。」
ルナ「ルードの戦闘能力ならイケるかもしれないですけど、ルードを危険な目に合わせたくありませんわ。それにルードは、10年も鎖で吊るされていて、まともに体を動かしていませんよ。」
ベルヘルム「ああ。それは、分かるが今後あいつが表の世界で生きて行くには、これしかないんだ!あいつのリハビリついても、賞金首ランキング下位でも相手して慣らして行くしかない。体は、ともかく能力だけで、何とか下位くらいなら相手ができるだろう。」
ベルヘルム「悪を狩るには、悪を」
ルナ「ルードは、悪じゃないですよ。」少し怒った表情で言う。
ベルヘルム「ああ。すまない。だが、頼むぞ!名目上お前が、保護観察官だ。手綱は、しっかり持て!」
ルナ「はい。」