第42話
林で女の子が何人も倒れている中、ルードが爆笑しているのは、流石のルードもやばいと思い彼女達にすぐに秘孔を押して復活させる。
ルード「よしっ復活したな!帰れるか!」
ミィーシャ「監視官代理なのでお供します。」
ルード「おっ!すっかり忘れた!前も普通に一人で帰ってしまったから忘れていたぜ!ルナと違って、ミィーシャは、しっかり者だな」
ミィーシャ「いぇいぇ。剣姫様に比べたら、私何か・・」苦笑いしながら言う。
ルード「ミィーシャは、持って自信持ってやった方がいいぞ。」
ミィーシャ「はぃ。」
ルード「まあ〜。いいや!帰るぞ!」
ミィーシャ「承知しました。」
寮に帰って、玄関でミィーシャと別れる。
ルードが部屋に入るとルナが帰っていた。
ルード「おすっ!」手を上げて挨拶する。
ルナ「おかえり〜」ニコニコする。
ルード「どうだった?」ソファーに座りながらアーカス商会の内容を聞く。
ルナ「予定通り日程は、6日後よ!馬車は、二台で移動する。護衛の件を伝えたら、5人分馬車のスペースを空けてくれたわ。あとルートも教えてくれた。」
ルード「おっ!結構良心的だな。」
ルナ「ええ。アーカス商会も何回やられて、困っているみたいだから是非とも捕らえて欲しいみたいよ。」
ルード「あと気になる点は、アーカス商会に怪しいやつは、いないか?日程やルートがばれていることから、内部のやつが情報出していそうなんだが?」
ルナ「会頭が言うには、いないとのことだけど、取引しているところとかもう一度調べてみるらしいわ。」
ルード「ふ〜ん。そうか。あとは、本番でやるしかないか。」
ルナ「うん。あと馬車の人員とか街の配置とか考えないとね。」
ルード「その辺は、お前が団長だから、任せた。」
ルナ「分かったわ。」
ルナは、その日彼女達を食堂に集めて任務のことを伝えた。
次の日訓練場に行くと不安そうな彼女達がいた。
ルード「お前ら怖じ気ずいてんじゃね!」檄を飛ばす。
彼女達は、びくっとしながら、ルードの方をみる。
ルード「お前らさ〜市民を守るんじゃねぇのかよ?お前らが助けて下さいって顔するな!さっさと気合い入れ直して、走ってこい!馬鹿たれが!」
彼女達は、自分の頬を叩きそれから走り込みを開始した。
走り終えて、ルードが近くに来る。
ルード「街の外に出て、20キロ先に山がある。そこで一人一匹ずつ獣を狩ってこい!今日中に一匹も狩ってこれなけば、5日後の任務から外れてもらう。」ルードの真剣な表情から冗談でないと彼女達は、分かった。
ルード「獣でも生きている。生きている物を殺すことが出来ないやつがいる。
強盗団でも殺す覚悟ないやつが入れば、そいつは、必ず足を引っ張っることになる。
躊躇いは、捨てろ!情けは、かけるな!分かったら行ってこい。」
皆複雑な表情で訓練場を出て行った。




