第37話
朝起きるとルナが既にいなかった。
テーブルに書き置きとしてあり、【お墓は、ルードのお家をあるわよ。】と書いてあった。
ルードは、ここに居ても暇だと思い寮を出る準備をする。
準備が終わると同時にドアにノックする音が聞こえる。
ルードは、杖を突きながらドアに向かいドアは開ける。
立っていたのは、ホルン副団長だった。
ホルン副団長「おはようございます。」
ルード「ああ。おはよう。」
ホルン副団長「本日は、団長の代わりでルード特別補佐官の監察官を任されました。一人で行かせることが出来ず申し訳ないです。」
ルード「ああ。そっか!一応罪人だからな。分かったよ。ついてきていいぞ。」
ホルン副団長「ありがとうございます。」
ルード「今日は、元あった家のところに行きたいんだ!」
ホルン副団長「はい。承知しました。」
ルード「じゃ〜行こうか。」
ホルン副団長「はい」
二人は、寮を出て街を方に歩いていく。
ルード「ホルン副団長の私服姿初めて見たがやっぱり真面目だな?」
ホルン副団長は、白いシャツに黒いパンツでシャツは、インしており、シャツをボタンは、全てしていた。とてもおしゃれとは、言えなかった。
ホルン副団長「そうでしょうか?あっ・・お願いがあるのだが私のことは、ミィーシャと呼んで下さい。」照れながら言った。
ルード「うん?分かったよ。ミィーシャさ〜ちょっと堅いぜ?疲れないか?」
ミィーシャ「えっ?堅いですか?」
ルード「ああ!ちょっと真面目過ぎる。」
ミィーシャ「良く言われます。」
ルード「まあ〜長所でもあるから別に悪くは、ないんだが」
ミィーシャ「長所ですか?」
ルード「手かしてみろ!」
ミィーシャ「えっ?ええええ〜」ルードに手を握らる。(キャー初めて、異性と手を繋いだわ。・・ゴク・・これは、何?何か胸がドキドキしてきたわ!)
ルードは、ミィーシャに手の平を広げる。
ルード「ふっ。ミィーシャは、普段から剣を欠かさず振っているだろう?証拠が残っている。こんなに豆だらけになって」
ミィーシャ「・・ゴク・。いぇ、当たり前のことなので・・」
ミィーシャは、この手が嫌いだったゴツゴツして女の子の手と呼べる手じゃないからだ。
だが、ルードに触れて、今は嬉しい気持ちになっていた。
ミィーシャ「ルード特別補佐官(ルード様)の手は、ちょっと柔らかいですね。」(キャー!ルード様の手をさわさわしてる。)
ルード「ああ!10年間振ってなかったからな!」
ミィーシャ「ああ、あ、あのちょっとだけこのままで、いいですか?」
ルード「うん?ああ。別にいいぜ?」
ミィーシャ「・・あぅ・・ふぅ」どんどん赤くなっていた。
ミィーシャは、ルードのことが好きになってしまった。笑
ルード「なぁ?ちょっと歩きにくいだが?」
ミィーシャがどんどん肩触れるまで近くに寄ってきているから歩きにくくなってきた。
ルード「もう面倒くさいからいいだろ」いいだろって言って、手を離す。
ミィーシャ「ああ〜」と言い名残りおしそうにする。
ルード「街まできたな!街のはずれまで行くからもうちょっとかかる。」
ミィーシャ「はい。ルード様!」
ルード「様?ルードと呼び捨てていいぞ。」
ミィーシャ「いぇ!私の方が年下なので、呼び捨ては、ダメです!」
ルード「ミィーシャ確か訓練で貴様とか言ってたぞ?」
ミィーシャ「あっあれは、その・・あぅ・・忘れて下さい。」少しむくれる。
ルード「そうか。分かった。(何かミカも様とか言っていたな?姉妹だからか?分からん?)」
しばらく歩くと街のはずれに到着した。