第2話
王の異変に一番早くに気づたのは、メイドの女だった。
メイド女1「あれ?もうこの時間になれば、あの豚王があれこれ命令してくるのに?今日は、えらく静かだねぇ〜?まぁ〜静かな方がいいけどね〜。あの豚王の前にあらわれると胸を触らせろや尻を触らせろやら、スケベなことしか頭にないバカ丸出し王だから、ウザくウザく!」
メイド女2「あんまり、おっきな声で言うと誰かに聞こえるよ。シッー」口元に人差し指を立てて、静かにするように指示をする。
メイド女1「ごめんごめん!静かにするから、セクハラ大王を起こしに行ってきて!お願いね〜」両手を合わせて、お願いポーズをして、逃るように部屋からでる。
メイド女2「えっ!ちょっと!私もセクハラ大王の所に行きたくないんだけど〜!昨日、無理矢理キスさせられたし・・」泣そうな顔をして、メイド女1を見る。逃げて行くメイド女1を見てガックリする。
はぁ〜っと、深いため息して、王室に向かう。
王室の前に着くともう一回深いため息をはいて、ドアのぶに手を掛ける。
開くと異様なこうだった。
室内が真っ赤になっていたからだ。
メイド女2は、足を震わしながら、へっぴり腰で部屋に入る。入ると血の匂いがした。メイド女2は、手で鼻と口元をふさいだ。目線をベッドにうつすとメイド女2の顔が顔面蒼白になり、その場で嘔吐した。嘔吐した後に叫び声を上げた。
叫び声で異変に気づた王都騎士団団員たちが駆けつける。
団員たちも部屋に入ると顔面蒼白になっていた。団員たちは、王の死体横で寝ていた青年に気付き団員は、殴って叩き起こす。
団員1「おっ、お前がやったのか?」
と聞く。
青年は、殴られたことを気にすることなく、眠たそうにおきる。
青年「何年ぶりだろうか?かなり寝れた。久しぶりに父さん母さんアイリス(妹)の夢を見たよ。アイリスは、かわいいなぁ〜。」幸せそうな顔をしていた。
青年が王の頭に目を向けると死んだ魚目になっていた。
青年は、すぐに首輪・手錠・足枷をつけられて、捕まえられた。