表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

検索壱

歴史に分類してますが現代の話です。

小説かな?これ。


私は前の人生において力及ばず戦死した。

御史中丞として法の元に不正を弾劾し、それによって憎まれようとも構わなかった。


当時としては長生きしたほうなのだろう。

死後、諡を頂いたようなのでけっして無駄死にではない。


自分の死後の事を知るというのは可笑しなものだ。

普通ならあり得ないだろう。

しかし、私は知ってしまった。

それというのも、

前世の記憶を持って新しい生を受けて1700年後の今に生きているからだ。



わーびっくり。

いや、こんなに発展するもんなのか。

やべえな、ディストピア。

すげえぞ人間。


現代に生きる俺としましては前世の記憶が邪魔をして今現在の状況を受け入れ難いものがあるのだが、目の前に広がる市街地(と、いっても田舎なのだが)をみてしまえば受け入れざるを得ない。

生まれた時の記憶もちゃんとある。

何故こんな事になったのかは判らない。

本当に自分自身の記憶なのか?

もしかしたら胡蝶の夢かも。


さっきも話に出したとおり、俺は大昔の人間が現代に生まれ変わった男だ。(と、思いたい)

あ、ちなみに当時は中国にいたんだ。


1700年以上前の中国です。





………三国志の少しあとに活躍したんだ、俺。


御免よ、期待させちゃったかな?

ああ、でも親父の方は活躍の場があったんだぜ?演義のほうでも出番があるんだぜ?

やったぜ親父!

親父の事は殆ど覚えていない。

晩年に出来た子だったから。

そして当然、演義に俺は出てない…。


だからよ、歴史的に見て知名度は親父の方が上だと思っていた。

ところが、だ。

下手したら一部では俺の方が知名度があるかもしれない。

歴史的にではなく、オカルト方面で。何故だ。


それを知ったのは、今世の祖父の書斎でだった。


祖父の世代にオカルトブームなるものが流行りUMAやオーパーツなどの怪しさ炸裂な本が沢山流布したそうだ。

まだ幼かった俺は(記憶があるので精神は幼くはなかったが)とある本を読んでいるときに自分の前世の名前を見つけてしまった。


それによると前世の俺の墓から出土した金属類の中からアルミニウム合金製のベルトのバックルが出てきたと書いてあった。


………俺、そんなの使ってたかな?


アルミニウムは現代のものであり、

したがって古代のものではありません。

次回ネタバラし。

スマホで初めて書いたのですが大変なんですね、これ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ