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天使の涙  作者: 高橋さえ
プロローグ
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プロローグ

 人間が死んでしまうと、魂はどこに向かうのか。

 あなたは知っていますか?


 人間の魂は天界門と言われる門をくぐり、そこにある大きな街で魂達は生まれ変わるのを待つのです。


 生まれ変わりの日が決まると天使がその日を伝えに来ます。

 そしてとうとう人間に生まれ変わる日が来ると、天使がその魂を連れ、人間界に繋がる大きな門(地上門)をあけ、送り出すのです。


 天使は誰にでもなれるというわけではありません。

 天使の仕事は主に、人間界の観察、偵察。魂の送り出し、迎え入れる作業。地上門や天界門の見張りなどです。


 天使達は名前ではなく、番号で呼ばれます。その番号が小さいほど成績が良いというものです。


 天使になりたい魂達は人間界のことやこの世界のこと、人間の特質などを独学で勉強し、試験に合格しなくてはなりません。


 天使の定員は300なのに対し、天界で毎年その試験に挑む魂の数はおよそ5億以上。とても競争率が高く、天使になれる魂はかなり優秀でないとなれません。


 また、天界に登る魂も限られており、老死、病死した魂のみになります。


 自殺した魂はその地に縛りつけられて永遠に天に登ることはありません。事故死、人間に殺害された魂などは、天界に行くこともその地に縛りつけられることもなく、空気のチリとなり、永遠に生まれ変わることはありません。





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