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こびとのせかい  作者: 豊田小麦
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プロローグ 神様おねがい。

 



 思えば、ついていない人生だった気がする。



 幼い頃に両親が亡くなって、おじさん、おばさんの家で育ててもらっていたけど高校入学と同時に遺産を持って家を出た。


 結構使い込まれていたけど、卒業するまでにはなんとか足りた。でも大学に通うには厳しくて奨学金受けながらバイトをしていた。それが大手チェーン店で規則が変わり、保証人をもたない私は実質クビになってしまった。落ち込んだ気分でアパートに帰ると火災の真っ最中だった。よく燃えていたなぁ。



 もう、やだ。



 このまま生きていて何になるのだろう、幸せはあるのか、満足は得られるのか。そんなことばかり考えちゃう。



 いっそ、消えてなくなりたい。でもそれは私を残して死んだ両親は望まない、よね。



 ねぇ、神様。今までの私を哀れんでくれるのならどうか救いをください。

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