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無敗の門番  作者: 魃
第一章~サンドリア王国~
4/58

第四話

ぐはっ!


差がどんどんひらいてく...




やばい...


二人はゆっくりと城の中をみて回る。

周りに誰もいないことを確認してからシグルドは『消失門バニッシュゲート』をといた。

「これからどうするよ。このまま門番になるか?それとも村に帰るか?」

「前者はともかく、後者はないね。村にかえったら村長に殺されるよ」

「たしかにそうだな」



しばらく歩くと一人の騎士とあった。

「ん?貴様らは誰だ?」

「そうだな.....、気分転換?」

「斬る!」

そういうと騎士は剣にてをかけた。

「シグルド!すみません。僕たちは山奥の村から来ました。先ほど騎士長のエグバードさんに会いました。それで今は見学しているんです」

急いで訂正するロイ。

「あ、そうでしたか。私の名前はレイナ。門番をしています」

「あれ?女?騎士って男しかなれないんじゃなかったか?」

「たしかに、どうなんですか?」

「そ、それは...。また今度お話しします」

急に口ごもるレイナ。

それに対してシグルドは、

「ま、いいけどな。あ、そうだ。案内してくんない?全く場所が分からなくてね。」

「そうですね、お願いできますか?」

「は、はい!了解しました!あれ?でも私の時は騎士長の側近の騎士様が案内してくれたんですが.....どうされたんですか?」

レイナはふと思い質問をする。

「あー、あれね。なんか嫌だったから撒いた」

「え!?騎士様を撒いた!?...ありえない...。一体どうしたんですか!?」

詰め寄るレイナ。シグルドは慌てて、

「近い近い!とりあえず落ちつけ!」

シグルドに言われレイナの顔は真っ赤になる。

「すみません...。取り乱してしまいました...。」

「全く、気を付けろよな」

「シグルドは言葉使いを気を付けなよ。レイナさんその件に関してはまた今度ということで...」

「は、はい。では、行きましょうか」

そして、レイナは二人を連れて歩き始めた。



「そういやお前門番だっていってたな。てことは、お前もエグバードに認められたんだな」

「騎士長様を呼び捨てにするのは流石に...。私の場合読心術がつかえるんです。剣術はからっきしでこれだけが取り柄なんです。なのにあなたたちの心は全く読み取れない...。あれ?お前もって、あなたたちも!?」

驚いた様子のレイナ。

「そうですよ。でも、レイナさんはすごいですね。読心術がつかえるなんて。僕たちは剣術しかないんですよ」

「いやいや!あなたたちの方がすごいですよ!新人で剣術でもんになるなんて!前例がないことですよ!」

「たしかにあのオッサンそう言ってたな」

「シグルド、いい加減にしなよ」

「あ、ここが食堂ですよ。ここの御飯はすっごくおいしいんです!」

「お、今食えないの?」

「時間が決まっていて今は食べれません」

「ちぇー」

「あ、でもまもなく夕刻なので夕刻になれば食べれますよ」

「おっ、んじゃ待つか」

食堂に入ろうとしたシグルドにロイが、

「シグルド、エグバードさんに言わないといけないんだよ?」

「あー、忘れてた。レイナ、訓練場まで案内頼むわ」

「はい!こちらです」

そして三人はまた歩き始めた。

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