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風夜、村長と出会う。

セキは風を操ることができる。今セキが目を瞑ってやっているのは、風を操る能力を使った周囲の詮索である。



しばらくすると何かを見つけたのか、セキは瞑っていた目をゆっくり開いた。



「見つけました。約5km先に村があります。

今から向かいますか?」

「ああ」

「では、先導しますからついて来て下さい。」



行き先襲ってくるゴブリンを倒しつつ、数十分後、村に着くことができた。



「やっと着いたな」

「ええ、どこか泊まる所があればよいのですが」



古そうな家が立ち並び、とても宿があるとは思えない。



「取りあえず、村に入って探してみるか」

探せばあるかもしれないしな。



「ところで、異世界のお金を持っているのですか?風夜の話だと、こちらに来てからまださほど経ってない様子ですが」

村に着くまでに、今までの経緯をセキに説明しておいた。



「金ならあるぞ。どこぞの管理者が、選別にくれた。いくらあるかは知らんがな」

そんな話をしつつ、村の中へ足を踏み入れる。



すると、一人の村人が前に立ちはだかり、話しかけてきた。



「貴様何者だ?何しに来た?」

どうやら警戒されているみたいだな。



「道に迷ったんでな。宿を一日貸してもらうだけだ。」

「この村に宿なんかない。別を当たってくれ」

「なら一晩、どこかで泊めてくれないか?」

もう歩くのは面倒くさいし、早く休みたい。



「ちょっと待っていろ。村長に話を通してくる」

急ぎ足で駆けていく村人。俺たちの見張りはさっきの村人の代わりの奴がやっている。



いくら何でも警戒し過ぎではないか?気にしすぎか?


そんな風に思っていると、さっきの村人が村長らしき者を連れてやってきた。



「ワシがこの村の村長じゃ。宿を取りたいと

申すのはお主か?」

「ああ、そうだが?」

村長がジーッと俺たちを見てくる。

そして少し考えた後、何を思ったのか



「ふむ、ならワシの家に来んか?一晩くらいなら泊めてやるが?」

「それ助かるが....いいのか?」

「構わぬ。それに....誰も居ないところで泊めるより眼で見える範囲に居てもらったほうが監視もしやすいしの」

そう言うと、俺たちに背を向け



「ワシの家に案内する。ついて参れ」

と言って歩み始めた。村人が何も口を挟まないところを見ると村長がいかに慕われているかがわかる。


俺たちはその後を追って、歩き始めた。



やっと村に着いた風夜たち。

なぜ、村長が自分の家に招いたか、次回明らかに!

村長は村人に慕われてましたね。村長の言葉に誰も口を挟まなかった。人望てやつなのかな?

次回もお楽しみに!


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