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風夜、暗闇の中での対面

(ここはどこだ?)

吸い込まれた先は辺りには何もなく、ただ闇が広がっている空間だった。



「とりあえず進んでみるか」



知らない場所にいても冷静でいられるのは彼の性格と日頃の経験のおかげだろう。



しかしどれくらい歩いただろう?進んでも進んでも景色は変わらず、闇がばかりである。ただ歩いても無駄だと悟り、なら寝ようと思い、横になろうとしたが



「こら~! 寝るな~!!」

なんか可愛らしい声が聞こえたなと思ったが、こんな闇がひろがっている中に人はいないだろうと思い、再び眠りにつこうとすると



「また、寝ようとするな~!!」

とまた幻聴が聞こえた。だから



「(メンドイッ)ボソッ」

と呟き三度寝ようとすると



「いい加減にしろ~!!」

その言葉とともに背後から何か気配がしたので、素早く...



「危ないじゃない! 何するのよ!!」

声がした方に向かって殴りかかったが、避けられてしまい、まだ叫び続けられても、いい加減うるさいので身体を起こして声をするほうを向く。



「な、何よ!」

なぜ相手が見えるかは置いといて、長い金ぱつに、スレンダーな身体、そして身長が低いと3拍子揃った一人の少女が、光を放ちながら立っていた。



「ガキは家に帰る時間だぞ?」

言ってみたものの、今何時かはわからないが。



「ガキ言うな~!ていうかあなたより数千倍生きているわよ!!」

と言っているので



「お前は何で見えているんだ?」

相手が涙目で睨み付けてくるが、スルーする。



「それはわたしがこの空間を作った....って危な!さっきもだけど何で急に殴りかかってくるのよ!!」

完全二回目の意打ちも避けられてしまっが、誰が原因でこの場所にいるのかはわかった。



「ただのガキじゃないなら、お前は誰だ?」

またスルーされた、とぶつぶつ言いながらも質問されて気を取り直したのか、表情をキリッと引き締めて発した。



「ガキじゃくて、わたしの名前はエリスよ!今は管理者の仕事をしているわ」

名前はエリスだそうだ。しかし、管理者とはなんだ?



「管理者とは言葉通りよ。私たちの場合、管理するのは、それぞれが担当する世界になるけどね。」

表情に出ていたのか、エリスは答えた。しかし、管理者ね...



「その管理者が俺になんのようだ?」

「あなたには異世界に行ってもらいたいの。」

ふと思った質問をしてみたら、意外な言葉が出たので思わず


「はあ?」

と声に出していたのだった。

風夜は短気に見えますが、普段は冷静な少年です。次回は連れてこられた理由が明らかに!次回もお楽しみに~

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