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   〇まえの回のあらすじです。

   『説明がちゅーとハンパなところでおわる』









「……結論から言っちゃうと」

 ユノは気を取りなおしてフローラに()げた。

「人間の世界には、いま()(かみ)さまも、(わる)い神さまも、いないんだよ。ディアボロスの後任(こうにん)は、たしかに【シチリ(とう)】ってとこにいるんだけど、そこはすごい魔術師によって、ほぼ完全に遮断(しゃだん)されている」

「外界に影響(えいきょう)がおよぶことはないってわけね」

「そう」

「神さまのちからであったとしても」

「うん」


 フローラの指摘(してき)に、ユノは即答した。

 あいてが信じたかは分からなかったが、ひとまず、その前提(ぜんてい)で、かのじょはユノの話を聞きつづけることにしたようだった。

「だから、チャンスだって思ったんだ、ボク。そのことに気づいたときに。この世界のひとたちが、自分のちからだけで、自分たちのありかたを決めるための」


 いっきに言い(はな)って、ユノはフローラを上目(うわめ)づかいに見た。またすぐに返事があると期待していたのに、なにもなかった。

 かのじょの無言(むごん)を、ユノはとにかく話をすすめろ、というふうに受け取った。

 真実(しんじつ)、フローラはなにかを思慮(しりょ)しているようだったが、いっこうにかまわない。


現状(げんじょう)でも、もちろん、やりなおしはできるのかもしれない。けど、」

「逆に(ぜん)(かみ)さまにもどってこられると(こま)るってわけね。ディアボロス以上に」

 ユノはうなずいた。


正否(せいひ)個々人(ここじん)のなかにあればいいんだ。あとはその(おも)みをかかえて、ひとりひとりが生きていけばいいってはなしで」

「できると思うの?」

「……分からない」

 ユノは正直に答えた。

「やってみなきゃ、分からないよ」




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