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【異世界転移】をやってみた《4》 ―旅のおわり―  作者: とり
 第2話 セレンのなくしもの
33/82

 33 正直にあやまったほうが良い



 〇前回のあらすじです。

 『ユノたちが【霊樹れいじゅさと】にハルモニアをつれもどすというながれになる』







「ぎゃふ」


 二番目(にばんめ)(あね)の腕のなかで、【金のりゅう】はうめいた。逃げるのはやめて、帰還の運命うんめいを受けいれることにしたのだ。

 だがわるあがきはする。

 竜は姉にうったえた。


「『おこられるのはいやだ』ってかおね」

「でなきゃそもそも家出なんてしないもんね」


 フローラもパンドラもすっかりあきれがおでいる。ひとり蚊帳かやの外のユノは、同時になんのせきもない者のよゆうで三人を見守っていた。

 フローラが嘆息たんそくする。


「わーかった。じゃあごまかすの手伝ってあげるわよ」

「正直にあやまったほうがいいんじゃないの?」


 たまらずユノはくちをはさんだ。フローラはきかない。


「やってみるだけやってみましょ。上手くすれば『おとがめなし』なわけだし」

「下手をすれば『いか倍増ばいぞう』だけどね」


 パンドラがそう横槍よこやりを入れる。フローラもそれは承知しょうちだ。


「でもやるわよ。ユノ。どっかで植木鉢うえきばちにつかえそうなもの持ってきなさい」

「え~っ。ボクが?」


 「共犯きょうはん者にしないでよ」と言外げんがいに要求するも、フローラはあごをしゃくるばかりだった。「ゆけ」と。


「この下に【小人ホビット】がつかってた家があったし。なんかあるでしょ」


 フローラはサンダルをいたあしでガケの地面じめんをたたく。三人がいるのは洞窟の家屋かおく屋上おくじょうにあたる部分で、したにはハルモニアがかくとして再利用しているスペースがあった。


(あれ、小人こびとが住んでたとこなんだ)


 ユノは感慨かんがいにとらわれながらも、ひとまずフローラの指示にしたがった。





                            (第2話 END)






 んでいただき、ありがとうございます。


















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