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24 よちよち
・まえの回のあらすじです。
『ユノが【絵】のなかにじぶんのいたセカイをみつける』
となりでおとなしくしているちいさなドラゴンを振りかえる。
「どうだ」とばかりに見つめてくる金のまなざしに、ユノは詰問をするだけだった。
「これって『宇宙(うちゅう』)? ほんものなの? 絵じゃなくて」
【竜】はこれにこたえない。
ユノの肩にかけているかばんによちよちやってくる。
ユノの背なかには【サラマンデル】と会った山で呼び出したした【エクスカリバー】がかつがれていたが、そちらには見向きもしない。
「もういちど質問しなおしてもあいてはしてくれなさそうだ」と観念して、ユノはその場にあぐらを掻いた。
竜にすすめられるままかばんをあける。
なかにはこれまでに溜めこんだ【魔石】がつまっていた。
竜は、赤や黄色や緑色の宝石がきらめくなかから、ひとつだけ異質なものを取りあげる。
トカゲ男のひとり、【ファブール】がわかれ際にユノにくれた、黄金の宝珠のアクセサリーだ。




