家に連れてきた
前書きする事がないよね
今は葵と俺の最寄駅に着いた。
これは此処から10分ぐらいあるけど、家だけど、葵はどこの方向にいくのだろうか？
「俺はこっち側に行くけど君はどっち？」
「…同じ方向」
「まさかだけど本当に家近いのかな」
「…マンションか一軒家？どっちですか？」
「マンションだよ。君はどっち？」
「…マンションです」
「マジか。会ったことがないって事は、多分別のマンションなんだろな」
マンション内の人なら結構会ってる人が多いので顔ぐらいなら覚えるはず、そうなると葵は今まで見かけたことが無いので、違うマンションなんだと思う
「…最近引っ越した」
神様ってなんて残酷なんでしょうか。
最近引っ越したなら、普通に時間が合わなくて会ってないだけかもしれない
「とりあえず俺はマンションの前に着いた」
「…私は隣の…マンションです」
「一緒のマンションでは無いけど、近いな」
「…今から雛罌粟さんの家に行って……いい？」
「別に良いけどどうして？」
「…配信の環境知りたい」
葵がYouTuberだから他の人の配信をしてる部屋とか、使ったら機材とか気になるのかな。
「そういう事ね。鍵出すからちょっと待ってて」
俺は鞄の中から、鍵を探す。
探して下の隅の方にあった。
鍵って何でどんどん鞄の中に沈んでいくんだろうか？
そして俺はマンションの正面のドアを開けて、近くにあるエレベーターで2階に向かった。
葵も後ろからついて来た。
後ろからついて来るのがドラクエみたいだなと思ったが、流石に言わなかった。
てかさ、家の表札で本名がバレるじゃん。
まぁ葵なら問題起こしそうに無いし、いいか。
俺は家のドアを開けて家に入った
「…お邪魔します」
「まぁ一人暮らしだから俺以外誰もいないけどな」
「…ご飯とかも自分で作ってる…の？」
「そうだよ。コンビニに毎回弁当を買いに行くのもめんどくさいからね」
家で料理を作るより、外に出る方がめんどくさい。
作るのには時間が掛かるが、時間はVtuberを辞めてから有り余ってるからそこは気にしなくて良いし、
本業があってVtuberをやってる人って、コンビニ飯やUberが多くなるけど、それは本当に時間が足りないからだと思う。
「…入り口が結構広い」
「角部屋だから少しだけ広いのかも、その代わりに2階だから泥棒とか入りそうだけどね」
排水用のパイプを使えば正直2階までは登れる（実体験）
「…こっちの部屋は何？」
「そっちは、配信をしていた部屋だよ」
「…入っても良い？」
「良いよ。物は多分配信をしていた時のまま放置してるはず」
葵と俺は、配信部屋に入った
「…パソコンが2台ある」
「…右にあるのが、配信を始めた時に使ってたやつ、今はゲームとかに使ってる、左のは2年くらい前に買ったやつかな。」
「…結構高そうな…パソコンです」
「Vtuberで、入ってきたお金を機材以外であまり使う所が無かったから、少し高い奴買ってみた」
「…椅子はもっと良い物…買わなかったの？」
「ドンキで適当に買ってきた奴だからなぁ。正直椅子は何でもよかった」
床に座ってる方が多い人間にとって、椅子は結構どうでも良いと思う。
椅子で寝落ちするわけでもないし、逆にしたら困るから、座り心地が悪い椅子の方が良い。
「…雛罌粟さん…って結構適当な人間？」
「確かにそうだね。お金かける所以外は適当にものを買ったらしてる」
「…ここの隣の部屋は何？」
「右隣がリビングで左が一応俺の寝室」
「…リビングの方に行ってみたい」
「良いよ。別に何か問題がある物置いてるわけでもないし」
リビングの方に移動した
自分で言うのもなんだけど相変わらず何にもないな。
一応机と椅子とかテレビとか、そう言う物はあるが、なんかぱっとしない感じの部屋
バイトで、家具とか家電とかやってる人とは思えない部屋だな
「…銀の盾と金の盾が飾ってある」
「銀の盾と金の盾は、特に置くとこないからそこに置いている」
「…どうして小さな座布団の上に…立て掛けてあるの？」
「きんさんとぎんさんってわかる？」
「…分からない」
「二つ揃った時に、薄くて小さい人形用の座布団が家にあったから、きんさんぎんさんをイメージしておいてみた」
「…元ネタがあるって事？」
「単純にいえばそう言う事」
「…配信の時間だから帰るね、今度遊びにくる」
「分かった。普段も、家にいる事が多いから適当な時間に来て良いよ」
「…お邪魔しました」
そして葵は、帰っていった。
今日の夜ご飯は一昨日作ったカレー
正直作りすぎて一週間分ぐらいある。
寝ぼけて、多めに作ってしまった、人間って眠いと何をしでかすか。分からないので怖い
きんさんぎんさん分かる人が何人いるかだよね
【きんさんぎんさん】
姉妹共に100歳以上生きた
1990年代の日本で国民的に人気の姉妹
皇暦2682年（令和4年）7月30日追加
おもろいな此奴と思ったら★ ★ ★ ★ ★でも感想でもどちらでも良いです。
いつになったら完結するんでしょうね
