やばい奴が絡んできた
今週は薄めでお送りいたします
俺はトイレを探して何分かすると、壁についてある地図を発見した。
後少しでトイレがあるみたいなのだが、一応このライブ会場には売店とドムドムバーガーがあるみたいだ。
マックじゃないのかよ。
久しぶりに聞いたが、まだあったのか、もう潰れたかと思っていた。
そしてトイレに着くと結構混んでいた。
なんか前の人の顔がどんどん苦しそうになっていってる。
俺はトイレを済ますと、席に戻ろうと来た道を戻る。
歩いていると反対側になんか見たことあるような人がいた。
顔が少し赤いので完全に酔ってるなぁ
「あれ〜ひなふぇしさんだぁ〜」
声と顔で思い出したがこの人葵のマネージャーだよな、
「大声を出さないでください。てか呂律が少しまわってないですよ」
「えへへ〜ほめてるんですかぁ〜」
「褒めてないです。それよりも仕事中じゃないんですか?」
「ふぁいてんでお酒、かったいましたぁ」
そしてまた飲んでいる。
この人なんで社会人やっていけてるの?
「てか歩けますか?」
「もちほんあるえますよ」
葵のマネージャー(古河さん)は立ち上がるとまずは壁に手をついていた。
もう足がプルプル震えている。
一応壁を寄りかかって歩けている?のだがめちゃくちゃ時間が掛かりそう。
正直に言うとお爺ちゃんの散歩の方が早い。
てか最近のお年寄りって元気だよな。
「古河さんは戻らなくて良いんですか?」
「……あ……ふぁしかに」
「流石に放っていけないんで、肩でも貸しましょうか?」
「おんふ」
「はい?今なんて言いました?」
おんふと聞こえたのだが、おんぶがいえなくてそう言ったとは考えたくない。
流石にこの人も大人だからそれはないだろう。
「お!ん!ふ!」
前言撤回あったわ。
誰かこの人に、禁酒出来る様になる方法を教えてやってくれ。
「分かりました。とりあえず乗ってください」
そう言い古河さんを乗せる
何処に行くのか分からないが、とりあえずスタッフルームという場所に届ければ良いかな。
俺はそこに向かって歩いているのだが、めちゃくちゃ周りから見られる。
たしかに大人を運んでたらやばい人に見られるよな。
それもこの時間帯に、
「古河さん、起きてください、流石に寝ないでくださいよ」
「…………」
反応が一切ない
そして寝息が少し聞こえてくる。
てかこの人このまま届けたらクビになりそうだな、
ならなかったら、その会社は社会のバグだろう。
まぁそんな変な社会人の集まりが、あの会社とも言えるけど
とりあえずこのまま、知り合いには会わない事を願いながら俺はおんぶして歩く
ドムドムバーガー新店舗できるってマジですか?
逆にここからめちゃくちゃ店舗増えたら面白い
皇暦2682年(令和4年)7月30日追加
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いつになったら完結するんでしょうね